

ここ二ヶ月、ずっとクマゲラの子育てを見守ってきました。
(クマゲラとは日本最大の真っ黒いキツツキで45cmほどもあります)
夫婦で巣の整備をして、産卵、抱卵、ふ化、エサ運び、巣立ち、という一連の繁殖行動を、こちらも100m近く離れた場所で、強烈な蚊とブヨの攻撃に耐えながら望遠鏡で一日中観察し、クマゲラの夢まで見てしまう毎日でした。
そして先月末、「クマコ、クマオ」の二羽が生まれ、一昨日・昨日で無事巣立ちました。
そんな、「クマオ」が巣立った昨日のこと、「クマコ、クマオ」の母さんが突然僕の横20mほどに来ました。
観察場所は彼らの飛行ルートから外しているので、僕のそばに来ることなんて初めてのこと。
そして、地面を歩き5~6mほどまで近づいて来た!
こちらも相手を驚かせないように、と微動だにせずじーっとしていると、10分ちかくウロウロして飛び立ちました。
そして次の日に「クマコ」が巣立ち、親子は森の中にいなくなってしまいました。
何だか寂しい感じだなぁ~、と思っていたら、
「そういえば昨日の突然の来訪はお別れを言いに来たの??」
とふと思ってしまいました。
がんばれよぉ~!
写真にマウスを当てると・・・「さよなら」って言ってるみたいです。



ショウジョウバカマ(※花の色は生育場所によって、淡紅色、紫色、白色など変化に富みます。)
今日は、たまには自然ガイドらしいことを書いてみます。
先日のツアーでのこと、植物の名前の由来に興味を持たれているお客様とご一緒でした。その時、神仙沼に咲いている「ショウジョウバカマ」という花の名前の由来をご紹介。
「猩々(しょうじょう)」とは、人に似た顔と子供のような声で人間の言葉を理解し、鮮やかな赤い毛を持ち、体つきは犬や猿に似ているという、中国の空想上の生き物。
彼(彼女?)たいそう酒が大好きで、捕まえたい時には酒と一緒に下駄も用意しておくといい、と言われています。
というのは、人間の真似をするのも好きな猩々は、下駄を履きながら浮かれて酔っ払うので、いざ逃げようとすると走ることもままならず容易に捕まえることができるから、だそうです。・・・って、・・・頭がいいんだか、ヌケているんだか分かりません・・・。
猩々は日本でも東北から中国地方などの各地の伝説や昔話に語られたり、能にも取り上げられたりもしています。
また、猩々の血で染めた色は色褪せない鮮やかな赤(緋色)になるので、このような濃い赤色(緋色)のことを「猩々緋」なんて言ったり、オランウータンの和名の一つが猩々、チンパンジーは黒猩々、ゴリラは大猩々、なんていろんな所にさりげなく出てきます。
ちなみに、ショウジョウバエも酒や発酵した果物にたかるので、「猩々」なんですね。
「ショウジョウトキ」という真っ赤な色をした鳥も南アメリカに生息しています。
(→ショウジョウトキ)
ちょっと話が多方面にいきましたが、さてさて、本題に戻ると・・・。
とぉ、いうことでぇ!!、、、ショウジョウバカマの名前は「花」を猩々の鮮やかな赤い毛色や酔っ払った猩々の赤ら顔に、地面にロゼット状に広がる「葉」を袴に見立てています(ロゼット状とはタンポポの葉っぱのような状態)。
きっと、袴を着た猩々があぐらをかきながら大好きな酒を飲み、顔を真っ赤にして浮かれているんですね。
上の写真のショウジョウバカマは、「夫婦酒」ってとこでしょうか?
のんびりとしながらこんなことに思いを馳せるのも、自然観察の楽しさの一つかもしれません。

梅雨のようなどんより空が続いているニセコですが、そんな中でも山の花たちは初夏の様相。
チングルマもきれいに咲き出しています。
これから夏に向けてどんどん色んな花が咲き出しますよ~。
花見がいい季節。



今回はガイド仲間と、二泊三日で道南の川へ遊びに。
どんな感じで遊んできたかというと・・・、
こんなキレイな川で、

6人と2匹で、まったりと川を下りながら、

途中、いい河原があればお茶をしつつ、釣りをして、

帰り道では道南の海でも釣りをしながら、

満喫です。

今日はウチの奥様を連れて、ニセコから40~50分ほど離れた所にある滝へ。
ここはいくつかの滝を巡ることができるけども、道のりはヤブで荒れていたり・・・、タイミングによっては川の増水で橋や道が水没していたり・・・、簡単なロープがかかった斜面があったり・・・の、“プチ探検”のような道のり。
行ってみると意外に歩きやすく、水量もばっちりでグッドタイミングだったようです。
まぁ一部、
「ここの場所で木ィ切って、橋ィ、作っといたぞ~」的な丸太橋もあり、それは、
ちらっと水をかぶるほどの低い橋で・・・、
だけど水流は意外と速く・・・、
苔がまんべんなく一面につき・・・、
それは恐ろしいほどの滑り具合で・・・、
立ったはいいけど前に進めず・・・、
「どうやって渡るの?」的なところも。
プチアドベンチャー的要素です。
沢の水量はちょうど良く、水はきれいでばっちり!
滝は迫力もあり、落差もそこそこ。
周囲の自然度もこれでもか!ってほどです。
なのでこんな所ではくれぐれも、ヒグマにハチ、ダニなどの対策をしながら、気を付けて歩きましょう。
草をかきわけるて進むと、滝に到着

マイナスイオン吸収中・・・





