

すっかり秋の様相のニセコです。
森の中からは鳥の声も少なくなり、花もなくなってきています。
そんな中でもよ~く見ながらのんびり歩いていると目に付くものもあります。

アオジくんの巣でしょうか。
低木の樹上にありました。
鳥の巣は繁殖期だけしか使用されず、大型の鳥を除いては一年限りです。ということは、この時期は空き家の巣が森の中にはあふれています。
そんな“目”で歩いてみると、

こちらはウグイスの巣。
ササ藪の中にササの葉を使ってとても上手にササに固定してあります。
ササ藪に依存した生活がよくうかがえます。
よくもまぁこんな巣をくちばしと足だけで作るものだと感心。30枚以上の笹の葉を使っていました。
しかも内部には孵化できなかった卵も一つ。

この時期ならではの観察もあるもんです。


秋の紅葉の時期、真っ赤になって目を引くウルシ。写真はツタウルシです。
人によってはひどくかぶれる要注意植物ですね。
実は私、幸運なことにウルシに対する耐性があるのか、ほとんどかぶれた経験がありません。
直接触っても、ウルシ畑のような場所で調査仕事をしてもOK。
とは言ってもガイドたるもの、不用意には近づかず注意はしてます。
だけど2週間ほど前の話、、とうとうかぶれました。15年ぶりくらい。
雨の中、森の中でのお仕事。きっと雨滴でやられたのでしょうか。
かぁい~かぁい~。
眠れないほどです。
ツタウルシの毒はウルシ科最強で、2週間ほどはかゆみが続きます。
しかも、森に入り続ける仕事をしているので、ひどい年はワンシーズンずっとかぶれてる人もいるほど。
まいった・・・。
でも私の体にはまだ耐性は残っているようで、なかなかひど~いかぶれが3日で完治!
よかった、よかった。アレが2週間も続くとなると気が滅入っちゃう「かゆみ」です。
私は、植物を見分けるときに触感や質感なども目安にしているので、とりあえず手当たり次第触っちゃうことも。植物によっては舐めてみたり・・・。
こんな観察法もアリですが、皆様はくれぐれもお気をつけください。あんまりマネしないように。
かぁい~くなるよぉ~。

休みの目的は登山・散策ともう一つ・・・トロッコ!
廃線になった線路を使ってディーゼルエンジンを積んだトロッコに乗れる場所があります。
ここの横の道は仕事で何度も通るたび、
「楽しそうだなぁ~」
と思っていたけど、なかなか機会がなく、やっと念願成就!
森の中を進むトロッコは子供心を誘い、爽快感も抜群!
気分のいい森の中を進む。
時折体に響く、線路のつなぎ目の「ガタンッ」が何とも言えずいい!

やっぱり基本は指差し確認!「鳥の飛び出し、よぉ~し」

思ったよりのスピード感。スピードは自分で調整できます。

た~のしいよぉ~。

調査仕事も一段落ついたので、今週はお休みをとっています。
と、いうことで、道北へ遠征。
毎週仕事で通っていた道を走り、毎日仕事でしている格好に着替え、毎日仕事で歩いているような道のりを歩いてきました。
それでもやっぱり仕事と違って、「遊び」なので気持ちが違う!
しかも、プライベートの山歩きで晴れるなんて、何年ぶりだろう・・・。
気分がいいですね~。
朝イチの登山道。この時間の山道がいい。

クマもきちんと(?)いるような山深さが好きです。

紅葉も始まっていますが、この日に登った人は私たちを入れて3人だけ。静かな静か~な山旅です。

いい山歩きができました。

ガイドになりたての頃、ヒマを見てはよく図鑑をペラペラ眺めていた。
そんな時、目に留まるのは珍しい名前の草花。
「イ」という名前の植物があると思えば、長い名前の植物もある。
それがこの「ヒロハノヘビノボラズ」

先日やっとお目にかかりました。
幅の広めな葉っぱにはトゲ状の鋸歯(葉っぱのふちにあるギザギザ)があり、茎にも3本の束になった鋭いトゲがあります。
なので、ヘビも登れない、という訳ですね。
ちょっと変わった環境に行かないとなかなかない植物なので、ちょっとした出会いでした。
こんな風に植物や鳥の名前と一緒に、由来も覚えると楽しく覚えられるもんですよ。


