2019.3.22 12:10

春の使者

ウチの前に広がる畑はまだ一面の雪原ですが、昨日、どこからともなく小さな声で「ピュルル」というヒバリの地鳴きがしました。


独自の情報ネットワークによると(笑)、札幌でのヒバリの初認は3月18日あたりだったようで、それから3日遅れた21日にニセコでも初確認となりました。
一昨年の初認日とまったく同じ日。


渡ってきた直後なので、まだあのヒバリ特有のせわしないさえずりはまだ聞かれませんが、あと一週間前後でピーチクパーチクと春らしい声が聞かれることでしょう。


鳥の声でも春がやってきています。


(2013.4.5)
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2019.3.20 16:01

思考と思想

14~5年ほど前でしょうか、ある本を読みました。

河井大輔(著)
神々の気配を感じる原始の森、可憐な草花に野鳥が集う深いみどりの湿原-。北海道の見どころ・歩きどころ105コースを徹底取材した、北海道ネイチャートレイルガイド……


当時は道内の自然遊歩道のガイドブックとして軽い気持ちで購入したのですが、いざ読んでみると、文章の持つ力、写真の持つ力、そしてそれらの根源となっている著者の自然との付き合い方や想い、というものに感動した記憶があります。


「こんな自然の見方をしたい」
「こんな、想いのある美しい文章が書きたい」
「こんな、自然への想いが伝わる写真を撮りたい」
と強く思いました。
当時はまだガイドになって5~6年、調子に乗って分かった気になっていたイケイケ・ヤブキガイドは何も分かっていない自分に気づき、現在の自然ガイドとしてのツアースタイルにも繋がる本との出会いとなりました。



自然ガイドは、自然に対する知識・経験とともに、伝える技術が必要です。
一般的に「話術」とも言われますが、話術はビジネス的な表面的な技術であり、根本の部分での話術は、その人の思考と思想に支えられています。
図鑑の勉強や知識の蓄積は独りでも出来るけども、この「思考と思想」は多くの人と直接話さないと身につきません。
ガイドたるもの、会って話すことを大事にしたい。


ということで……昨日は「飲み会inすすきの」の日。
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先程の本の著者・河井大輔氏と様々な意見を交わしながら同氏の思考と思想にふれ、さらには自身の思考と思想も語りつつ課題も感じ、改めて自分の自然ガイドとしての立ち位置を再確認する充実の時間となりました。
ガイド的にもレベルアップしたような気がするけど、これはきっと気のせいだ。

2019.3.18 16:01

白!

一時の時期外れの暖かさは少し落ち着き、最近は雪がちらついたり肌寒かったり、だけど日が差せばポカポカ陽気だったり――といった変わりやすい天気。
そんな中で、二日続けての1dayツアー。


山でも山麓の森でもリセットされた雪面がキレイで、ちょっと得した気分でした。
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最近は鳥も活発に動いて盛んに声を出すことが多いので、すっかり鳥観察が多くなってます。
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それにしても今冬は、やっぱりエナガの当たり年かな、という気がします。
どこへ行っても比較的良く見られ、12月あたりから鳥マニアの仲間同士でも「なんか、当たり年っぽいね」なんて話しをしていたのですが、改めて実感。


今回のツアーでも、もう何度出会ったか、というくらいでした。
ただ、目線の高さでじっくりと見られることはなかなかないのは、そういう鳥なんでしようがない。
どうせなら、目の前でジーッとしてくれれば最高なのに。
(↓別日に撮ったシマエナガ)
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エナガばかりでなく、カラの仲間たちやキツツキの仲間たちをたくさん観察できて自分で鳥が分かるようになる楽しさを感じ、春なのにまっさら・真っ白な雪を楽しむ。
いいタイミングでした。
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2019.3.15 16:28

ナチュラリストとのひととき

ナチュラリストって、別に健康志向で身体に良いものばかりを食べている人のことではありませんよ。


数多くのフィールドワークに裏打ちされた高い専門性と幅広い知識、そして探求するための知的好奇心や行動力・人間力などを併せ持った愛すべき自然人のこと。
ワタシの周りにも、私自身敬愛し尊敬するナチュラリストが何人かいます。


先日、そのひとりの徳田氏が、講習会のため倶知安に来てくれていました。
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彼の専門は両生爬虫類。

徳田 龍弘 (著)
トカゲ、ヘビ、カメ、サンショウウオ、カエル―北海道にすむ全19種、最新情報で丸わかり!豊富な生態写真、詳しい解説文、分布域をマップ化、新分類に対応し改訂……

彼とは今まで何度も話す機会もあり、すすきので一緒に飲んだ時には互いのマニアックネタで周りに引かれることもあった、変態・物好きです。←最上級の褒め言葉です (^_^;)


こういう仲間と話していると、「ガイドとして」云々の前に、いち自然愛好家としてもっと歩いて勉強しないとな、と刺激を貰えます。


こんな時間がとてもいい。

2019.3.13 14:16

深く深く

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この日は、「ネイチャー・アカデミック・ヤブキ・スクール」開講。
(今、思いつきで単語を並べてみました)


樹木や鳥の声・足跡など様々な識別にチャレンジし、個々の動植物と環境や地形など様々な自然の繋がりや仕組みを知りたい、という、超・知的好奇心旺盛なお客様のご要望で、ほぼ講習会のような中身のツアーです。


ツアー中はひたすら質問してきてくれるので、結果的に目についたものすべてを見分けていくことに。
ガイド的には「ヒェ~」って感じですが(笑)、試されているようで楽しい。


だけど、ただ名前を覚えるだけではなく、そもそも何で識別する必要があって、
識別する先にどんな世界が広がるのか。
そのための見方や観察のポイント、
植物を見分けられるようになるコツや覚え方まで。


ワタシも滅多に開けない引き出しを開けて、滅多に使わない単語を使ってツアーをし、4時間かけても数百mしか歩いていません。
たぶんフツーの人はうんざりしそう。ガイド講習だってここまでやらない、というくらいですから(笑)


自然を歩く楽しみは、風景を楽しむだけでもよし、雰囲気を味わうのも良し、「かわいい~」と感情的に楽しむのも良し。スポーツ的にアクティブに楽しむのも良し。
だけど、細かく見る技術と知識を磨いて、人の見えてない世界に気づいて知的好奇心を満たし、さらなるフシギに気づいてさらなる知見を増やし……これもまた楽し。


マニアック万歳!

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