2021.2.11 14:45

「トラツグミの越冬」

トラツグミは、北海道では基本的に夏鳥です。


夏にだけ見られる鳥は「夏鳥」、冬に越冬のために渡来して冬の間だけ見られる鳥は「冬鳥」、一年中見られる鳥は「留鳥(りゅうちょう)」といいます。
つまり今時期に見られる鳥は、留鳥か冬鳥のカテゴリの鳥、ということになりますね。


ただこの ”冬にいるかどうか” は、どの地域をどのくらいのスケールで考えるか、によって微妙に変わります。
日本中の鳥を網羅しているような鳥図鑑であれば、基本的に中部地方あたりを基準に書いてあることが多いし、”北海道の鳥”といった図鑑であれば、北海道全域を基準に書いてあります。
ウグイスは、北海道の図鑑には「夏鳥」と書かれ、日本全国をカバーする鳥図鑑には「留鳥」と書かれるのはそのせいです。


鳥は季節移動(渡り)をする種類が多いのですが、この移動の一番の大きな理由は『冬のエサ資源の確保と、夏(繁殖期)のエサの量』の問題から。
冬の間にエサ資源の確保が出来るのなら、渡りなんぞせずにそのまま越冬をして、その地域に留まる個体もいるのです。
それなら、『(その地域だけでみれば)留鳥じゃん』ということになるのですが、そんな限られた小さなスケールで個々の鳥の生態を判断していったらその鳥全体の移動生態が見えずらくなるので、ある程度の大きな地域スケールで判断するものなんです。


なので、ニセコと雪の少ない噴火湾方面などでは、それぞれの鳥の越冬状況には違いがあるもので、一概に「夏鳥に属する鳥だから、北海道の冬ではいないよね」とは言えないものなんです。


近年の温暖化の影響(?)や降雪の年変動、除雪環境の向上のせい(?)か、冬のエサの確保が出来る鳥もいて、ひとつの種類の鳥の中でも渡りをする個体と渡らない個体、という話しをよくするくらいですし。


で再度……トラツグミという鳥は、 ”北海道では” ”基本的に” 夏鳥です。


トラツグミに関しては、以前から一部の地域で越冬している個体が確認されていたので、北海道の図鑑には『夏鳥(一部越冬)』という記述になっています。


前置きが長くなりましたが、今年、知り合いの日本野鳥の会-室蘭支部の方から『トラツグミの越冬個体がいた』という興味深い話しを聞きました。
私自身は冬にトラツグミを見たことがなかったので(ニセコでは完全に夏鳥だと思っています)、「へぇー、いるんですね」なんて話しをしていたのですが、先日噴火湾方面に行ったら、やっぱりいました。


一羽だけしか確認出来ませんでしたが、ひとりぼっちで越冬しているのでしょうか。
わが道を行くチャレンジ精神が素晴らしい(笑)


図鑑をきちんと勉強して識別が出来るようになることも楽しいことだし大事なことですが、その識別力や知識を使って、足しげく現場を見て歩いて知ることに自然を見る本当の楽しさがあります。
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2021.2. 9 16:09

ウソ

おちょぼ口にずんぐりむっくりした姿。
いかにもウソっぽいウソ。嘘じゃありません。(お約束)


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2021.2. 7 15:52

これはこれで

先日歩いていたら偶然にモモンガの糞やら痕跡を見つけたので、「久しぶりに出会いたいな」という淡い期待を胸に、再度行ってみました。
(モモンガ糞)
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北海道の冬のカレンダー写真なんかによくモモンガを見ますが、これも ”先日の投稿のリス” と同じように、都市近郊の公園の方が見やすいのかもしれません。
Forestrekブログ「2021.1.28 田舎リス」


そういった知られたポイントにほとんど行かない私は、森の中を歩いていてモモンガを見たのなんて今まで3回ほど。
これだけ歩いて3回なんて、確率悪すぎ・ご縁なさすぎです。
さほど激レアな動物でもないのですが、モモンガの生息してそうな場所や活動時間を狙って歩いたことないし、「見られるかも」というアタマで歩いていないので、そんなもんかもしれませんね。


なので、「久しぶりに見れたりしてね~」なんて超甘い考えのもと探してみたけど、そう簡単には出てきてくれません。まぁまぁ、そんなもんです。


諦めて車に戻ると、さらに思いついちゃいました。


近くに氷瀑が出来る場所があるらしい、という定かでない情報をずいぶん前に聞いたことがあるのだけど、ニセコから車で3時間ほどかかるので、冬に行くには遠いし疲れるしずっと敬遠してました。
この機会にいい加減行ってみよう、と。


モモンガ場所からさらに車を走らせ、山奥の林道を30分ほど歩いてみたら、意外とあっけなくありました。
ただ、モモンガに出会えた時に備えて望遠のレンズしか持ってきてないので、写真は出来るだけ離れて撮るしかない、という思いつきの行動が露呈しました。
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誰もいないし間近に見られるという点はいいのだけど、いかんせんニセコからは遠すぎです。
でも、「知っているだけで行ったことがない」という中途半端な気持ちにケリがついて良かった。

2021.2. 5 16:33

それぞれに

札幌近郊の公園を歩いてました。
普通に散歩している人がいて長靴だけでも歩けるのだけど、どうせなら自由に歩けるようにスノーシューを持参。
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何か分からないことがあったり発見があれば声をかけてくれて、それぞれ好きに見てます。
これはこれでいい。
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2021.2. 2 16:36

2月

なかなか荒れてます。
この木の向こうに道路を走る車が見えるはずなんだけど、なんも見えませんね。
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「少し滑りに行こうかな」という軽いノリでゲレンデに行ってみたら、修行のような風でした。
明日などは日中でもマイナス10℃ほどでまた強風の予報。
厳冬期の荒れ気味の天気です。
年末年始のように、シンシンと穏やかに降ってくれればいいのに……。


これからの季節は、こんな荒れ模様と春を思わせるような天気が入れ替わり訪れる季節。
調べてみたら、昨年は3月13日に噴火湾方面で初フクジュソウを見てました。
(PCでは)当ブログの右カラムからバックナンバーが見られるので、そこから過去の季節感を見てみると便利ですよ。私もよく、自分のブログで調べてます。
お時間のある時に是非ご覧ください。
フクジュソウ蕾(2020.3.13 伊達市)
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というわけで、滑ったり歩いたり…来年度に向けての準備やら…だんだんと焦りだしてくる時期になりました。
といっても、毎日忙しくしながら真面目に四六時中頑張り続けているわけではないので、あと二週間くらいしたらまたきっと「焦ってきました」と言っていることでしょう。
人間、焦ることに慣れてくると、焦らなくなるものです。


今日はつぶやきのような更新でした。

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