2018.11.30 15:42

「ベストというベストチョイス」

今年まで、昔に購入した patagonia製のパフボール・ベストというものをずっと使っていました。
昔ってホントに昔で、購入したのは20年以上前。
ずいぶんと長持ちしましたね(笑)


ダウンではなく化繊のベストですが、その分、濡れても保温力が落ちることなく、それでいてダウン並みに暖かい。
動きながらも保温力が必要な季節の行動着として、重宝していました。
ダウンは濡れに弱いという面で、ベストはダウンよりも化繊の方が使い勝手が良いと思っています。
しかし何故か(?)、ここ数年は “ベスト” というものを着る機会が少なく、他の優秀な行動着に押されていました。


この秋、久しぶりにこの20年落ちのパフボール・ベストを調査仕事やフィールドワークに使ってみたら、思いのほか調子がよく、“ベスト” という行動着を見直しました。


少し肌寒い季節、だけども動き続けるとしっとりと汗をかく―そんな北海道の季節替わりの時期に意外とぴったりです。
しかもベストは、腕上げがすこぶるスムーズで動きやすい。
最近は肘から先がタイトな服が多いので、この部分がスッキリしているのも重ね着にいいです。


意外とベストもアリだな~なんて。改めて。


ということでこの秋、最新のマイクロ・パフ・ベストを新調し試用していました。
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162グラムという超軽量なベストですが、身頃はしっかりと暖かい。
公式サイトによると、重量当たりの保温力が製品中最も高いらしい。
ベストなだけにとても動きやすい上、多少の汗や突然の雨で濡れることがあっても保温力の低下がほとんどない、というのは北国にはとても大事なことです。
私の使い方では、本格的な厳冬期になると袖まであるインナーダウンに切り替えることになりますが、厳冬期前後のフィールドワークや街着としても使いやすいかと思います。
当然、ベストなのでインナーダウンの下に着ても、ほとんどゴワつきません。


この上に防風用のミッドシェルを着る、というスタイルが晩秋~初冬にとてもいい感じでした。
北海道ほど寒くならない本州であれば、もっと長い時期で活躍しそうです(当然、重ね着の仕方によって、真冬のインサレーションのひとつとしても使えます)。


ただ、パタゴニア製の服のサイズ感は人によってはとても難しいことがあり、店頭で事前に着用してみるのをおすすめします。
全般的に袖丈が長いことや首丈が長めというのがパタゴニアによくある感じですが、これはベストですし(そもそも袖がない)、レギュラーフィットなので、そこいらへんもルーズで済みます。
ちなみにワタシは、「170cm、66kg」の中肉中背体型で、Sサイズでバッチリです。
(サイズ違いなどの返品にも真摯に対応してくれるのは安心ですよ)


今年は、「ベスト」というベストチョイスでした。


patagonia:
Men's マイクロ・パフ・ベスト
Women's マイクロ・パフ・ベスト