2013.10.15 19:49

「さらば!汗冷え」

秋になって風が冷たくなっています。
特に、山歩きで休んでいると、急にブルっとした寒さを感じる季節です。
原因のひとつは、肌着に吸収された汗が気温や風で冷やされ、それが肌に触れることで感じる冷え。
いわゆる「汗冷え」です。
東北地方の山猟師である “またぎ” は、いかに汗をかかずに歩き続けるか、に専念するほどらしいです。
それほど、寒い地域で汗をかくことは深刻なことなのです。


「ちょっと肌寒く感じることなんていつものこと」
かもしれませんが、それだとちょっと精神論的。
山歩きのように気象条件が厳しく、すぐに車に戻れるわけでもない、って場所では問題です。
「楽しむ」余裕もなくなっちゃう。
最悪、低体温症という深刻な事態にもなりかねません。


今年からワタシも導入した、ファイントラック「フラッドラッシュスキンメッシュ」シャツはそんな時に威力を発揮します。
FUM0402.jpg


身体から出た汗はすばやくこのシャツを通り抜けて上に着ているシャツに吸収され、上からの水分はこのシャツがブロック。
つまり、肌で直接感じる水分がほとんどなくなります。
肌に水分が直接当たらなければ、感じる寒さも大幅に減る、というワケ。
第二の肌、を着る感覚。


ただし、身体から出た水分(汗)をすばやく上部レイヤーに移行させるためには、
上に着るシャツは多少タイトなものである必要があります。
また、このシャツ自体も普通よりもタイトな着心地。シャツ自体が肌全面に触れてないと意味ないですからね。


「その窮屈感がイヤ」
という方もいるかもしれませんが、肌寒い時期の山ではそんなことは言ってられません。
いつもだったら汗冷えするところで寒さを感じない、ってのは何よりなのです。


しかも、大雨にあたり続けて雨と湿気で服が濡れてきても、このシャツの表地の防水性によって、
ジメッと感は最小限に抑えられます。
ここでも寒さ対策ができます。


先日、ひとケタの気温の山頂で、横殴りの雨で大風吹いても、汗冷えなし!でした。
今年はシーズンを通して、「さらば!汗冷え」なのでした。
ちょっとオドロキ。


汗冷えをいつも感じてツラい・・・って方はご参考に。

●コメント一覧
●コメントを投稿

投稿ボタンを押してから、投稿完了までしばらく時間がかかります。
投稿完了後、管理者が承認するまではコメントは表示されません。






野外道具
「最近買ってよかったもの」
「マイクロ・パフ・フーディ」
「ワタシ的、散策スノーシュー選び」
「フィールドワーカー的レンズ」
「エバーブレスフォトン新調」
「ベストというベストチョイス」
「Ftre手ぬぐい」
「散策バッグ」
「カメラ運用~3」
「カメラ運用~2」
「カメラ運用~1」
「カメラ運用」
「気楽な冬靴」
「New」
「小物入れ」
「レンタル用冬靴」
「新調!」
「冬グローブに」
「エバーブレスフォトン」
「良さげなサブバック」
「野帳~その2」
「温かい幸せ」
「GPS~Garmin eTrex30・・その2」
「GPS~Garmin eTrex30」
「インナーシャツ」
「山シャツレイヤリング」
「植物写真用カメラ」
「自然とデジタル~その3」
「自然とデジタル~その2」
「自然とデジタル~その1」
「さらば!汗冷え」
「ミッドシェルのすすめ」
「カメラ考」
「いい道具の要素」
「野帳」
「スノーランブラーの性能は?」
「冬靴」
「スノーシュー」
「スノーランブラー」
「ニューアイテム」
バックナンバー
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年