2013.7.30 18:29

夏休みでも静かな・・・

今日は札幌からの馴染みのお客さま。もう何度もご一緒させてもらってます。
もともと、定年後にゆっくり楽しむ趣味を増やすためにお申し込み頂いたご夫婦です。


当初、旦那さんは、
「わざわざ野山の中を歩きに行って、わざわざ疲れてどうすんの?」
という気持ちがあったそうですが、昨年はトレッキングシューズと雨具を新調。
今回はザックを新調して、わざわざニセコへ来ていただきました。


年々、自然に対する興味と知識と、何より "気づき" が増えて、さらに装備・服装も整っていくので、
行ける場所の選択肢が増えていきますね。
今回もまた、次回までに購入するものが決まったようでした(笑)


今日は一面ガスがかかる天気。展望の山歩きは楽しめません。
だけど、今日の山歩きは、足元の自然を見ながら・ニセコの歴史探訪の山歩きだったので、
山頂展望は関係ありません。


いつものように、普通だったらなんてことのない場所で "気づき" 、立ち止まり、みて、
ワタシも含めて三人して「ほ~~~なるほど・・・」と唸り、
歩いている間もず~っとおしゃべりしながらの山歩きでした。
で、気づけばかれこれ6時間以上歩いている、と。


夏休みのガイドツアーって、大人数でワイワイの季節なのですが、
ワタクシは相変わらず、じっくりと自然をみながら少人数の静かな山歩きなのでした。
まぁ、ワタシの声がでかいので、ワタシ一人がうるさいですが・・・。

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2013.7.29 17:34

仕事中?

この時期は夏休みで講義のお仕事もないので、ツアーか調査かフィールドワークの日々。


この日は、調査仕事。
仕事中です。
どこでしょう?
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ヤブの中。
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分からんですな。

2013.7.24 21:02

近郊の山

夏になってきて、ツアーのご予約が入っている日以外は、調査仕事で歩き回っていることが多い毎日です。
隙間でぽっかりと予定が空いている日は、それはそれでまた歩き回ってます。


札幌近郊の山、空沼岳へ。
調査仕事では長靴で一日中歩き回り、しかも登山道なんぞない道がほとんどなのですが、
この日は、登山靴をちゃんと履いて登山道をゆっくりと歩く、ソフトな山歩きです(あたりまえですが)。


途中の沼がキレイ。平日なので静か。
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超ミニミニですが、キレイですよー。ミヤマタニタデ。
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お目当ての植物は見つけられず・・・。またチャレンジしよ。
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もう実が出来ています。クロウスゴ。
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山頂までずっと晴れ!こんなコンディションでの山歩きも珍しい・・・。
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ニセコだけでなく、近郊にもいいフィールドがたくさんあるんです。

2013.7.20 18:20

学び舎

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今日は地元ニセコ高校で、観光&自然&インタープリテーション、といった授業の日。


半日使って室内講義をして、その後は野外実習。
何気ない足元の自然に目を向け、それは「当たり前」のことでは決してないということを知り、
それを伝えるためにはどうしたらいいか?
そんなことを話し合いながら、一日生徒たちと一緒でした。


学校から15分ほどで、多様な自然が広がり自然の美しさを味わえる場所がある、ということを
改めて実感してもらったようで、そんな "気づき" があっただけでもOKなのです。


地元で生まれ育った彼(女)らが、地元の自然や特徴を知り、
そこに自分たちの地域の自然に対する想いをのせて伝える、、、
もともとここに移住してきたワタシにはない説得力があるのではないでしょうか。


こんな授業で、彼らのこれからの勉強や将来の仕事、やりがい、などの選択肢の「引き出し」が
増えたら何よりです。
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2013.7.19 14:35

「黄から紫へ」

夏になり、咲いている花々も春モノから夏モノに替わってきています。


突然ですが、
いろんなタイプの人がいて、それぞれにいろんな好みがあるように、
虫にも好みの色があるのをご存知ですか。


受粉を虫に頼る花(虫媒花)にとっては、虫に気に入られることは切実な問題。
どんなに美味しい蜜を用意しても、お目当ての虫が来てくれないと、花粉は運ばれずに子孫を残せない。
気に入ってもらえるためには、自分の花の色をお目当ての虫の好みに合わせるように進化してきました。


春先はアブのような小型の昆虫がまず活動を始めます。
そんなアブの仲間の好みは黄色。
だから春先は黄色の花々が多く咲きます。


だけどもアブの仲間はハチと違ってかなり移り気で気ままなタイプ。黄色と見れば節操なく飛んでいっちゃいます。
ちょっとおバカっぽい感じですね(アブ好きな方がいたらすいません・・・)。


花にとっては、他の種類の花に移動されては受粉が上手くいきません。
だったら、群生しちゃおう、と考えた。
こうなれば、アブが近くの黄色い花に飛び移っても、同じ種である可能性が上がります。
だから、黄色の花の群生って、よく見かけるというわけです。


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季節が進み、夏になると紫の花が増えてきます。
紫がお好みなのは、ハナバチの仲間たち。


ハチは社会性昆虫といわれるように、進化の進んだグループ。
賢い堅実家タイプ。ちょっとセレブ。
好みの色が紫、ってのもなんか高級な感じ。


そんなタイプの昆虫はしっかりと堅実にお目当ての花を見分けます。
花にとってはキチンと行儀よく来てもらえるので、群生する必要はありません。


そうなると花は、いかにお目当てのハナバチだけを選別し、他の昆虫に蜜を盗ませないか、を工夫します。


初夏から咲くマメ科の花などは紫が多く、花自体が複雑な形をしていて、花の一番奥の部分に蜜を隠しています。
しかもその蜜は上下の花びらで入り口を隠し、花びらを押し開けて、身体を花に突っ込み、後ずさりができる、
という知力と体力を持ったハナバチだけが得られる報酬となっています。


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その上ハチにとって夏は巣の拡張期。エネルギー源となる蜜も大量に必要です。
そんな時期に合わせて花を咲かせた方が確実な来訪が期待できます。




この時期に下を向いて咲く紫の花―チシマアザミの花に、「これでもか!」ってほど花粉をつけられたハナバチを見つけて、
そんな花と虫との巧妙な仕組みを思い出しました。


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自分の意思で行動している、と思いきや、好みや行動を読まれて手の上で遊ばされ、
そのうえいつの間にか、手伝いまでさせられて・・・。
世の男性陣も、女性相手に思い当たるフシがあるのではないでしょうか?
まぁ、そんなふうにバカなオトコが気づかず、上手く使われているほうが世の中上手くいくもんで・・・。


「花に虫がやってくる―」
そんなありきたりの光景のウラに、自然の素晴らしい仕組みが隠されています。

2013.7.17 16:30

宝探しがおもしろい

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このご時世、ネットがあるので情報収集が昔よりもずいぶんラクになっています。
世の自然好きな方のブログなどを見ていると、
「ほー、あそこにそんなものがあるのか」
と思うこともよくあります。


そして仕事柄、
「あの場所に、こんな植物があるよ」
とかいった情報もよく耳にします。


そんな情報を得ると、フィールドワークがてら探しに行くのが面白い。


あえて詳しい場所は聞かず、その植物の生育環境を調べて、
地形図と航空写真を眺めながら生育場所にアタリをつける。
そして実際に行ってみて、実際の環境を見ながらさらにアタリをつけて探す。


まさに「宝探し」。
そんな “目” と “嗅覚” は、自然ガイドという仕事にとって大事な技術なんです。


そんなふうに幅広く自然を見て、探して、見つけたときには、ウレシさもひとしお。


今日はそんなフィールドワークでした。


探していたものとは関係ありませんが、ヤマブキショウマがキレイでした。
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アキカラマツ
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クロバナヒキオコシ
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2013.7.16 18:44

川から山へ

ここ何年も観察会や講習会のお仕事に呼んでもらっている方が、遠方よりニセコへ来ていただきました。


目的は、ニセコの自然を見ることとカヌーの練習。
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マンツーマンで一日みっちりカヌーを漕いで、ヘロヘロになったところに次の日は山麓を散策。

カラダもアタマも使いまくりの、盛りだくさんなのでした。
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次の日のワタクシはぽっかりと予定の空いている日だったので、いつものようにフィールドワークがてら山へ。
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天気がイマイチっぽいな~、と覚悟していたけど、やっぱり・・・の図。
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2013.7.14 20:37

「夏の自由研究?」

先日、夕飯に鳥の手羽先を食べながら、ふと思い立ちました。


「骨格標本を作ろう!」 と。


我ながら、ちょっと変わった思考かもしれませんが・・・。


まずは、丁寧にありがたく食べることから始まります。
食べ終わったらグツグツ煮て食べ残った肉を取り除き、その後、脱脂を繰り返します。
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脱脂の次は漂白。
漂白のあとに天日干しするとさらに白さがアップ!カラスに持っていかれないように監視も怠りません。
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乾燥したら、あとは組み立て。ここが、楽しいトコロ。
作る過程で、骨の構造が改めて分かったり新たな発見があって楽しくお勉強出来ます。
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せっかくなので、ニワトリの学名を調べてラベルも作成。
台に固定したら、ニワトリの骨格標本の出来上がり。


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なかなかいい出来になりました。
原価数百円で出来ちゃいます。ほぼ、手羽先代。
この手羽先代は食費とも言えるので、作成代とは別のような気もしますが(^_^;)


製作期間は、薬品に漬けたり乾燥させたりが多いので3~4日かかりました。
別にヒマってわけではないんだけど・・・。

2013.7.13 11:27

初夏の山麓

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天気が気持ちのいい季節です。


今日はお客さまのご都合により、1時間半弱のベリーショートなツアー。
「それでもニセコを満喫したい」 と、お申し込み頂いてありがたい限りなのです。


移動時間などに時間をかけてられないので、出来るだけ近くで、だけどもこの天気の良さを満喫し、
本州では手軽に見られない花々を愛でられる場所へ。


楽しく会話しつつ、時間内ギリギリまで気の向くままに歩き、足元の花の写真を撮りながら、知る楽しさも味わう―。
ある意味盛りだくさんです。


何もみないでただ歩いただけでは鬱陶しい気になっちゃう小さな虫やハチも、
足元の花々との繋がりや生き方を知ってみてみると、見方が変わるもんで。


短い時間でもそんなプラスアルファの発見があると充実するもんです。
そんなお手伝いが出来たら、ウレシイ限りであります。


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2013.7.12 17:45

若者たち

今年は自然関連の専門学校で、植物やインタープリテーションについての講義をさせてもらってます。
北海道エコ・動物自然専門学校


1年生の間に、動植物を見て・調べて・記録して―という基礎的な知識や技術を勉強し、
2年生は、それらの知識や経験をどうやって「人に伝えるのか」という側面で講義をしています。


今日は前期の最終授業の日。
2年生がガイド役となり、1年生に向かって自然解説の実践をしてもらいました。


2年生は、「お金を頂いている」つもりになって真剣に準備をし、提供し、
1年生は、「お金を払っている」つもりになってキチンと他者評価をして、いいトコロは盗む。
そんな授業です。


自然ガイドという仕事って、
『動植物の識別がたくさん出来たり、知識が豊富なガイド=優秀なガイドさん』
と思われがちですが、そういうわけでもありません(とても大事な要素であることには間違いありませんが)。


それらの知識や経験をどうやって伝えるのか―、
ガイドを通じてお客さん自身が、「分かる・見れる・できる」ようになるのをどれだけお手伝いできるか―。
そこにガイド技術が問われます。


って、
こんなカッコいいことを語ってるワタシがいまだ出来ていないのですが、自然ガイドがず~っと目指すべき部分ですね。


若い学生たちは、全員がガイド志望ってわけでもないのに、
そんなトコロをしっかり理解し、頭で分かっているだけでなく、トライ&エラーにチャレンジしています。


純粋に聞き手のために準備し、下見し、実践し、反省し、改善点を考え、またトライ&エラー・・・。
中身の自然の話よりも、そんな姿勢が彼らには大事だと思っています。
いやいや、オジサンは感動しました。


こんな若者たちから、一人でも自然ガイドという仕事を目指すコが出てくるといいですね。

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2013.7.12 17:30

ご注意!神仙沼湿原

木道の補修工事のため、下記の日程で通行(立ち入り)が出来なくなるそうです。
行かれるご予定の方はご注意ください。
エゾカンゾウがいい時期なのですが、安全のためにはしようがないですね。


===================
立ち入り禁止期間:7月16日(火)~7月26日(金)
立ち入り禁止期間内でも、土日は通行できます。
※詳しいお問い合わせは、
後志森林管理署 0136-22-0145 まで。
===================

2013.7.11 17:48

「カメラ考」

フィールドワーカーにとってのカメラ選びって、ムズカシイですよね。
そんなムズカシさに悩みに悩んで、今春、コンパクトカメラを買い替えました。


ワタシの場合、写真を撮るために歩くことはありません。芸術的な写真を撮ることにもあまり興味がありません。
自分の記録用だったり、そこの自然の雰囲気を撮れれば十分です。


なので、一眼レフを持ったり三脚を持って歩いたりして、機動力が落ちるのはなし。
流行りのミラーレスを使って、携行に気を使い続けるのもなし。


鳥撮影用では、望遠に強いコンパクトカメラを使っているのですが、大きさや重さは決して「コンパクト」ではないので、
ヤブの中を歩き続けるには不向き。ツアー中にぱっと撮るにも不向きです。
画質は合格点なんですが。


ならば、と、コンパクトで画質の良いRICOHのカメラを使っていました。
画質は申し分なく、ホームページで使う写真としても十分耐える範囲。発色も好みでマクロも強い。


だけども、いかんせんタフさはありません。
ヤブ漕ぎをしていたら朝露にやられ、最後は水たまりに浸かってご臨終・・・。儚い命でした・・・。


撮影がメインではないワタシにはやっぱり、雨などを気にせず携行を気にしない防水コンパクトカメラがいい、
という結論に達しています。
(「写真」としての写真でなく、あくまで「記録写真」としては、ですが。)


だけど、いくら記録写真といっても、防水カメラって画質がイマイチなのね・・・。


カヌーなどでは撮影場所がほとんど水辺なので、光は十分な環境。それほど光量に繊細にならずに済みます。
だから、カメラ選びは発色や操作性・トータルの画質が自分の好みに合えばOKでしょう。
だけども森の中の小さな花なんぞを撮ろうと思うと、たいてい暗くて光不足な環境なんです。
いつもシャッタースピードとのせめぎ合い。レンズが命です。


だからといって、シャッタースピードを稼ごうとISOを上げると防水カメラの画質の悪さがてきめんに出て、
フラッシュを使っちゃったら本来の色(雰囲気)が損なわれます。
挙句の果てに、ピントすら合わずシャッターすら切れない・・・ということがしょっちゅう。


ここが解決できませんでした。日本の技術力の進歩に期待するばかりなのでした。


そこで今年の春から、オリンパスTG-2を使用。


防水カメラでこの画質ならワタシ的にはかなり許容範囲。
しかも、こちらはF値2.0という明るさ(前の防水カメラはF値3.8)。
雨の森の中でも、「息止め・脇締め」程度でたいてい撮れちゃいます。


顕微鏡のようなマクロ撮影も、ルーペを忘れちゃったときに使えますよ。


今年はこれでストレスフリーな毎日です。




以下、くら~い森の中にて。
先代のカメラ。F値3.8、ISO400で荒れ荒れです・・・。「記録写真」と割り切ってもちょっとね~・・・。
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TG-2。F値2.0、ISO800でも「記録写真」以上の画質。(肝心の花がボケているのはワタシのせいです)
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ルーペ替わりにマクロ撮影。
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2013.7.10 17:04

夏近し!

7月になり、夏が近づいています。
おかげさまで、7月~9月の予定も次第に埋まりだして、今年もバタバタと歩き回りそうです。


ここ数日はニセコから離れて出張お仕事。


市街地や海辺で地味ィ~な植物を見たり・・・(こんな地味なのが好きなんですが)、
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そんな中でもちょいとウレシイ出会いもあり・・・、
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とにかく、せっせとお仕事なのです。


アイガモたちもせっせとお仕事してましたので。
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2013.7. 5 22:19

とりあえず的

なんだかドタバタとしております。


ついこの前札幌へ行っていたと思ったら、今日も専門学校の講義で出張。
帰ったらすぐに打ち合わせ。ムズカシイけどもやりがいのある、お仕事のお話。


明日はいつもの(笑)カヌーガイドに変身の日。


とりあえず的なブログ更新になっております。失礼・・・。


ちなみに今日の野外実習では、こんなの見てました。
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2013.7. 2 18:52

山と海

今日は、なじみのお客さま。
札幌から年に5回近く来ていただいて、かれこれ3~4年。
いたるところの、色々な季節でご一緒させてもらってます。


ご年配の女性で何時間も歩いたりは出来ない方なのですが、道端の花々にも目を向けて、
自然の情景や仕組みに興味津々。しかも写真好き。
ツアー場所は話し合いながら、最終的には会ってから決定するほど。


午前はニセコの山で、普通は1時間ほど道のりを3時間以上かけて観察ツアー。
ゆっくりとお昼をとって、午後は海を見よう!という作戦に決定。
ニセコの山を遠望しながら、海の景色も独り占めなのでした。
そんなそれぞれの場所で植物や鳥をししっかり見てみると、山と海の違いがよく分かる自然ツアーとなりました。


初夏のニセコの気持ちよさ、な一日でした。
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