2014.4.29 16:48

生き生きと

森の中はまだ1m弱の雪が残っているのですが、日当たりのいい所は土が出だしています。
ニセコでも、ちらほらと花の便りが聞かれるようになっています。


だけど新緑にはまだ早いし、北海道は落葉広葉樹の森。
葉っぱがなくて、下草もまだ伸びていなくスカスカ。


アンテナを張りながら歩けば、あとは運次第でいろんなモノに出会えるかも。


冬だって当然生き物は生きているのですが、やっぱり春がイチバン感じやすいですね。


ルリビタキ(♀)
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エゾリス食事中
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ルリビタキ(♂)
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クマゲラも元気でした
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エンレイソウはもうちょっと
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真っ先に咲くキタコブシが咲き出してます。
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アツい視線を感じると・・・ホンドテン。
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地味ですがとてもキレイな、カラマツの雌花。
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2014.4.26 17:31

一足先のシーズンイン

今日から、鳥見の会が始まりました。
ニセコはまだまだ雪が残っているので、第一回の今日は遠征をしてラムサール条約湿地でもあるウトナイ湖へ。
ここいらはニセコ周辺に比べると格段に雪が少なく、春にのんびり歩くにはうってつけです。


渡りがひととおり済んで鳥の大合唱、という時期にはまだ早いのですが、逆にそれをキチンと感じておくことで、これから先に鳥が揃った時に違った感覚で自然の移り変わりを見ることができます。


ニセコ周辺にはない特殊環境なので、出現する鳥が違い、植物も森林環境も違って、そんなところも楽しいトコロ。
そこいらをキチンとみて・感じて・理由を考えて―、なので、鳥だけを見ておしまい、ではありません。


今日の方々は、ただでさえ「みれる」お客様だったので、いつも以上にいろんなモノを見ながらのじっくり歩き。
普通に歩いてら1時間程度の道のりを、なんと!お昼込みの4時間!
ゆっくり観察しすぎでしょ(笑)、という歩きなのでした。


ニセコの森ではまだシーズンインには早いのですが、ちょっと遠出するだけで、鳥やら花やら、春を楽しめる季節に「イン」してます。




冬の鳥オジロワシもいまだ滞在中でした。そんな鳥を観察中。
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花の匂いを感じ中。
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絶好の春の天気。
エゾリスもだらしなく春の陽気を感じ中。
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2014.4.24 21:31

研修旅行という名の・・・(5)

さて、美味しいお酒もたらふく飲んだところで翌日、同行の仲間とは解散。
この先はお互い実家に帰省がてら立ち寄ってから、各自勝手に北海道に戻る計画です。


ワタシは神奈川県内なので東京から一時間ほどで実家に戻り、ゆっくり骨休め・・・
と言いたいところですが、せっかく神津島で照葉樹をはじめ、いろいろなを植物を見てきたので、記憶の刷り込み作戦。
太陽が出ているあいだはずっと、近所の森林公園などを歩きまわってました。


都会で街路樹をじっと見て、写真なんぞ撮っているとちょっと怪しいのですが・・・。
高校時代に何度も通っていた道の街路樹は、「ユリノキ」でした。
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森林公園を歩き回っていたら、田起こしイベントをやってました。
緑と子供たちの声がまぶしい!!
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怪我しているわけではありませんよ。暖かい陽射しを翼にあてて、まどろむキジバト。
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ワタシは相変わらず雑草と言われちゃうようなモノを、キチンと見て、ひとり写真撮影会。
「コバンソウ」
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「ムラサキケマン」
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「ホトケノザ」 (※春の七草の “ホトケノザ” はこれではなく、「コオニタビラコ」のこと)
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高校からの友人家族のおもてなしをありがたく頂戴するため合流し、子供たちとバトミントンをして年甲斐もなく躍起になったり・・・と。
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そしてやっぱり、帰りの飛行機に乗る直前にも、数時間だけ植物園へ。
樹についているラベルと実物を見比べながら、実地検分。
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試しに、竹の仲間も見てみましたが、まったく分からん。まだまだ修行が足りません。
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今回の研修旅行という名の旅行は、こんな毎日でした。


8割がたは分からないモノに囲まれ、
それを知るために観察し、
図鑑を1ページ目から一枚ずつめくって調べる。
の繰り返し。
そんな作業の楽しさとメンドーくささのせめぎ合いなのですが、初心に戻って楽しんでました。



いやいや、
ここまで長い紀行文的ブログにお付き合いいただいちゃって、ありがとうございました。
さぁ、仕事仕事・・・といきたいトコロですが、帰ってから数日間は旅ボケでした。


ふぅぅ~。
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2014.4.24  0:11

研修旅行という名の・・・(4)

神津島最終日。


船はお昼の出航なので午前中は、土地を知る、ということで、郷土資料館へ。
ワタシは、初めての土地では出来るだけ郷土資料館のような施設に足を運ぶようにしています。
手っ取り早くその土地を知るにはうってつけです。
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その後は、お土産を買ったり、近くの神社を歩いたり、相変わらず歩き回ってます。
道すがらの花壇には、トベラの花。香りがとってもいい花で南国的。
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北海道では探すような植物が、やっぱり普通にどこにでも、というくらいあります。
「ウラシマソウ」
浦島太郎の釣り竿の糸が伸びているようでしょ?(植物的には “付属体” といいます)
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フェリー乗り場近くの砂浜には、「ツルナ」。
執念で見つけました。もっとたくさんあるかと思ったけど、局所的にあるくらい。
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そんなこんなで、出航時間。
さらば!
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夕方に東京着。
仕事帰りのサラリーマンに囲まれて、現実に引き戻されるようで。
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さてさて、ある意味ここからも本番!
興味津々だった “新橋ガード下” で打ち上げ。
都会のサラリーマン風に飲もう!がテーマ(笑)
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二次会の際に注文した刺し身のツマを見て、
「ヤナギタデだね~。河原によく生えているヤツ。この植物をキチンとツマに使うなんて、ニクいね~」
などと、やっぱりそんなお話しをするのでした。


(※「ヤナギタデ」の若芽を「芽タデ」と呼んで、昔から香辛野菜としてツマに利用されています。
正確には、ヤナギタデの変種のムラサキタデを使うようです。)
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2014.4.23  9:32

研修旅行という名の・・・(3)

さて、天上山登山のつづき。


頂上付近の平坦地には「表砂漠」「裏砂漠」と言われる砂地が広がってます。
ここの噴火は1200年近く前のこと。


その後、
岩石の隙間に何とか根を張ることが出来る植物が少しずつ根付いて成長し―、
その植物の根や季節の気温差が岩石を除々に砕いて砂に変え―、
さらに植物が進出できるようになり―、
風で運ばれた砂や種子は植物のある場所に溜まり―、
植物の小さな島が出来る、
という営みを繰り返しています。


そんな “緑の島” には「オオシマツツジ」をはじめ、「ツゲ」や「クロマツ」「ヒサカキ」「シマタヌキラン」などがひしめき合ってます。
↓「シマタヌキラン」
これから何百年とかけて緑の島に成長するのでしょうか。
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「ミヤマシキミ」
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「シキミ」
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神津島は、もともと神集島。
伊豆諸島の神様たちがこの島に集まってそれぞれの島に分配する水の量を話し合った、
という伝説があります。
↓の写真のベンチ左手の窪地が、神様たちの会合の開かれた場所。
神聖な場所なので、下りられません。
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先年、函館の恵山までわざわざ探しに行って見つけられなかったシダが、岩場に普通にたくさんありました。
「ミズスギ」
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思わず「あぁぁ~!」と叫んでしまいましたが、本州には普通にあります。
「キランソウ」
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下りてくれば、スダジイの森。
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「おや、ダイモンジソウだ」
と思いきや、
「イズノシマダイモンジソウ」というらしい。
どう違うんだろ?
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下山口まで降りたら、あとはキャンプ場まで車道歩き。
道路脇もまた楽しい。
「ハチジョウカグマ」。2m近い大きさです。
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北海道では「ヒメジョオン」はたくさんありますが、「ハルジオン」って少なめ。
本州では至る所にありますね。
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充実の一日でした。
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ちなみに、「鳥」の写真がないですよね~。
そうなんです。
照葉樹林内では葉っぱが茂っているせいで写真が撮れる可能性は低い、
と読んで、いつもの鳥用カメラは持って行かなかったのです。
双眼鏡を持って、観察のみ。


だけど、シチトウメジロは普通にいるし、ヤマガラ(おそらくナミエヤマガラ)も。
ウグイス・ホオジロ・イソヒヨドリは本州産と一緒のタイプで、鳴きまくってます。
声を聞いてみたかった、タネコマドリやイイジマムシクイ、カラスバト、アカコッコなんかもアンテナ次第で気付けます。


海鳥もキチンと見たら、たくさんですよ。貴重な鳥もいるし。
ワタシは今回は海鳥モノはスルーしました。キリがなくなるので(笑)

2014.4.22 14:47

研修旅行という名の・・・(2)

二日目。
来る前に、「シチトウメジロ」って見てみたい・声を聞いてみたいと思っていたら、
シチトウメジロの声がうるさすぎて5時くらいには起床。
やまほどいます。


さて今日はメインイベント、天上山の登山。
登山といっても、ソフトな山歩きといった感じで、一度登ってしまえばあとは小さなアップダウンのみで頂上部を散策出来ます。
観察にはうってつけの山。


キャンプ場からの登り始めは照葉樹林の森のなか。昨日と同じく見まくり・調べまくり。
「あっ、コシダ!」
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と思ったら、やまほどありました(笑)
コシダロード。
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「あっ、ウラジロ!」
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と思っても、やまほどありました。
ウラジロ林床。
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北海道にはない風景です。
さてさて、以下、登りながらの植物たち。


「ヒメハギ」
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「シチトウスミレ」
タチツボスミレの島嶼変異型と言われてますが、葉がちょっと厚めかな?というだけであとは違いが分かりません。
ワタシにはほぼタチツボスミレ。
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「ニオイタチツボスミレ」
オジサンふたりがひざまずいて花の匂いを嗅ぐ風景はかなり微妙・・・(笑)
確かにいい香り。
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「オオシマツツジ」
公園にたくさん植えられたツツジよりも、やっぱり野生のほうがキレイ。
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「アツバスミレ」
ワタシには刺激の強すぎるケバケバしい色です(完全に好みの問題です)。
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「フモトスミレ」
このくらいの方がいい(やっぱり完全に好みの問題です)。
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こちら「シュスラン」
高級感のあるビロードのような質感と深い色が、銀座のセレブ的。というハナシになりました(完全にイメージです)。
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北海道の南でさんざん探した、「キッコウハグマ」
やまほどありました(笑)
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小さなアップダウンのみの、快適な歩きが続きます。
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前に青森で初めて見た、「オサシダ」。
やっぱりやまほどある。
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これが見てみたかった。「セッコク」
着生ランです。
花はもう少し先。
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そのとなりには、着生シダの「マメヅタ」。どこにでも、というくらいある。
こんなに着生モノが豊富になるんですね。
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ふぅぅ~、一度休憩。

2014.4.21 17:43

研修旅行という名の・・・(1)

研修旅行という名の旅行から帰ってきました。
目的地は・・・伊豆諸島の神津島。


そもそもなんで神津島?というと、
冬に本州各地の図鑑を買って読んでいたら、神津島の図鑑の出来がずいぶんと良く、
「いい図鑑だな~」
「実物を見てみたいな~」
「じゃ、行こう!」
と、ただそれだけ。
簡単ですね。相変わらずの単純さ。
シンプルイズベスト!な動機です。


伊豆諸島は火山性の島々で地質が特殊な上、関東とは違う南国の暖かさ。
当然、特殊な植物相や鳥類相が広がっています。
そんなところに興味津々なのです。
いつも一緒に歩いている植物調査員の方と一緒に、オジサンふたりの怪しい旅行です(笑)




※※ワタシの記録も兼ねて、紀行文的にたくさん写真もあげちゃうので、長文になります。
興味があって、かつ、覚悟の出来ている方のみ読み進めて下さい。※※




島滞在中はずっとテント泊ということもあり、ただひたすら歩き回ることが目的なので、50Lほどのザックを背負う。
さすがに東京のビジネスマンに囲まれるとちょっと浮きます・・・。
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東京竹芝桟橋からジェット汽船で3~4時間ほど。
思ったよりも手軽。
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昼には島に到着!天気がいい!暖かい!暑いくらい!
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船を下りてすぐ立ち寄った観光協会に早速ありました―
神津島を代表する「コウズエビネ」。鉢植えですが(笑)
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フェリー降り場からはキャンプ場まで1時間半ほどの歩き。
当然オジサンふたりは、道端の植物を見ながら・調べながら・写真撮りながらなので、時間かかりまくりです。
北海道にないものばかりで、まぁ新鮮!なのです。
東京とはいっても、関東以西の南寄りなものばかり。やっぱり暖かいんだな~と。
「カジイチゴ」
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まだ葉っぱのない北海道とは違って、照葉樹林が広がってます。当たり前ですが。
こんな森にも感動、のオジサンたち。
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マンホールの蓋の模様も独自感が。
伊豆諸島っぽい鳥でこんなのに近い鳥といえば・・・「イイジマムシクイ?」。なんでしょ?
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キャンプ場着。充実のキャンプ場で、テントそのものはレンタルできます。
さらには、ナベ類も無料で貸してくれるので、装備の軽減が図れます。
至れり尽くせり。島とはいえ、さすが東京都ですな。
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見たいな~と思っていたシダは、テントのすぐ横にありました(笑)
「ホソバカナワラビ」
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ガマズミかな?と思いきや、「シマガマズミ」だと。
独自な種が多いので、基本的に「シマ」とか「オオシマ」とか「シチトウ」あたりの言葉をつければ当たってたりします(笑)
北海道でいうところの、「エゾ」とか「ミヤマ」なんかと一緒。
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アケビの仲間、「ムベ」。落葉しないので、「トキワ(常葉)アケビ」とも言ったり。
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明日登る天上山を見上げ、
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海もキレイ。
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島時間のなか、夜が更けるのでした。


まだまだ続く・・・これからこれから。

2014.4.13 18:27

行ってきます

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つい数日前には雪が少し積もったりしましたが、
天気がいいとポカポカと気持ちのいい日となります。


春ですね。


一昨日に、夏場の羊蹄山登山口でもある半月湖が、駐車場まで除雪されました。
ここは、気軽に森林散策が楽しめる遊歩道のある場所。
鳥の観察会などもよくここで行っています。


ただ、入口に車で行けるようになった、というだけで、まだ1m半は雪が残ってます。
森の中はまだまだ一面の雪。
スノーシューやスノーランブラーでとても気持ちのいい散策ができる時期です。
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予告通り、ワタクシ、明日から本州へ。
一週間ほどニセコを離れます。


この時期の一週間はどんどん季節が進む季節。
帰る頃には雪が減っちゃうんだろうな~。

2014.4.10 16:39

「みる」ために

スキーを生業にガイドしている人は、
色々な雪質・フィールド・天候・道具立てなどで、常日頃から滑りっぱなし―
です。


カヌーを生業にしているガイドもそう。
色々な水域(湖・川)・流れ・地域・色々な道具で、常日頃から漕ぎっぱなし―
です。


じゃ、自然ガイドは?
・・・
・・・
・・・
やっぱり、
色々な地域・視点・色々な姿の自然を、常日頃から歩いて・見て・調べっぱなし―
なんです。
で、なければならんのです!


だから、来週から研修旅行と称して、本州へ行ってきます。
ツアーに直接関係あるとかないとか、そんな小さなことは関係なし!
見たい植物と鳥があるので。


来週14日から一週間ほどいなくなります。


探さないで下さい。


その間、ツアーの対応は出来ませんが、メールの返信などは出来ます。
多少返信が遅くなることもあるかもしれませんが。


自分がみれなければ、お客様には伝えられませんから―
と半ば言い訳気味に行ってきます。
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2014.4. 9 18:16

ヒバリ

見事に畑と同化してます。


ちなみに4羽います。

(クリックで拡大出来ます)

2014.4. 8 18:01

また春!

冬っぽい天気が続いていましたが、やっぱり春!という陽気。
行ったり来たりしています。


今日は、同じ町内の方。
改めて自分の住んでいる町の再確認、というツアーです。


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これだけ天気がいいとそれだけで気持ちがいいんですが、
ニセコらしい森を見よう、ということで、
明るいハルニレ林を散策。ニセコらしさはダケカンバ林だけではありません。


まぁ相変わらず、ハルニレ林は明るい森だこと。
春の陽気にピッタリの開放的な雰囲気でした。


地元の人が地元の自然をみるために、わざわざ私らのようなガイドを利用していただけるとは、ありがたい限りです。

2014.4. 7 18:37

祝10周年

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自然ガイドをやっていると、お客様だけでなく、地元の人や他地域の人・専門的な人などにもニセコの自然について話しをしなければならないことがあります。
ましてや学校の講義では、ニセコの自然を含めて北海道じゅうの自然について教えなければなりません。


そんな場で、「経験則」での話しだけではちょっとマズいですね。
数字で示したり、客観的に話せたり、比べたりできないと、聞いている側は納得してくれません。


私が自然ガイドの勉強をしだした頃、ビジターセンターなどがないニセコエリアでは、「経験則」以外の「しっかりした」自然データがとても少ない状況。あってもとても古いものだったり、不十分な状態。
キチンと客観的に、今のニセコの自然を知ろうとすると、とても苦労しました(特に鳥は)。


そこで、
「ないなら自分で作ろう」
と。


そんな理由で始めた「ニセコ鳥類調査」が今年で10年になりました。
まったくの趣味みたいなモノですが、今となってはライフワークとなってます。


自然を知るには、たかが10年。
されど10年。
少しは話せるくらいにはなったかな?と。


そんな鳥の調査を、今年も二週間ほど前から粛々と始めてます。


これから三ヶ月ほどは、
いつものように、
いつもの鳥を、
いつもの場所で、
見続ける日々です。


いつもいる鳥たちが、いつまでも見られるといいですね。

2014.4. 5  9:18

・・・

いよいよ冬がやってきます。
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と言わんばかりの天気です。


吹雪いています。


今、屋根から雪が落ちた音がしました。


玄関前には吹き溜まった雪がたんまり。
除雪道具は先日しまっちゃいました。
だから、除雪も出来ません。


勘弁して下さい。お許し下さい・・・。
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2014.4. 3  9:28

スノラン日和

春になって雪がシャバシャバになると、
「もうスキーはいいや~」
ってなってませんか?


いやいや、こういう雪って気持ちがいいんですよ。
もったいない。
ゲレンデや山でのスキーが気持ちいい季節です。


となると、森の中でのスノーランブラーも最高!なんです。
深雪のパウダーも当然いいんですが、この時期の雪は、
板がとてもズレやすく、滑りやすい!


スノーランブラーは、「滑らない」「自然観察のための」スキーなのですが、
この時期になると、気持よく「滑り」を楽しめます。


ということで、天気がいい休みの日を狙って、ウチの奥サマを実験台に連行。
休日の森歩き、兼
新しいツアー場所の開拓、兼
写真撮影、兼
雪質・滑り具合のチェック、の一日。


「登れ・登れ!」と身内には厳しいガイドです。
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自然度は低めですが、「春雪のなか、滑って遊ぶ」にはいい所かな~、と考えていた場所へ。
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春の雪ならちょうどいいくらいに滑っていく、ゆる~い斜面が続いています。深雪だったら進みません。
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基本的に、ツアーでは、
「スノーランブラーではターンして頑張る必要ありませんよ。直滑降でもゆっくりと滑っていきますから。」
というスタンスなので、まったく滑れない人でも楽しめます。
だけど、滑れる人には、滑りを楽しむのもありなんです。
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うちの奥サマも、慣れない道具と斜面に、すっかりへなちょこ感まる出し(笑)
ワーワー騒ぎながら遊んでました。
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一応、奥サマの名誉のために言っておくと、しっかりした道具で斜面を滑ればそれなりに滑れるのですが・・・。
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2014.4. 1 22:49

今日から4月

子グマがいました。
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うそです。
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