2017.1.30 21:07

オオバナノエンレイソウ

こちら、オオバナノエンレイソウ群落。
なかなか見事でした。
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超大花・オオバナノエンレイソウもありました。
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5月9日 日高管内にて

2017.1.28 16:21

おまかせ3day

4泊5日でニセコへ来て、スキーをしないお客様。
そのうちの3日間、ずっと “おまかせ” でご一緒していました。


初日の午前中はあいにくの暴風雪。
一日中止にするのは簡単ですが、『別に、どこかでお茶、でもいいですよ』なんてことを言ってくれるお客様だし、せっかくニセコまで来てくれたのにホテルに缶詰状態、というのは何なので、午後から “歩かないツアー” で自然ツアーへ。


車から3歩、という超近場で、レンジャクやらツグミやらアトリやら、ヤマセミまで……「車で鳥観察会」をしてました。
(自然ツアーと言っていいのか!というくらい歩いてません。歩いていないので、写真すらありません(笑))


さて次の日は、マイナス20℃近くまで冷え込んだ朝。
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『厳冬期のニセコに来られるのは年齢的に最後かな……』
などとおっしゃっていたので、
「じゃ、これだけの寒さを逆手にとって、厳冬期にしか見れない風景を」
ということで、少し遠出をしてました。


こんな氷爆を見に。
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正月くらいでは氷がそれほど成長していませんが、この時期になって寒さが続けば急速に氷が大きくなって見応えがありますね。
厳冬期ならではの風景ですね。
近くで見ればこんな↓。
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そんなことやっているうちに、ニセコもすっかり天気が回復して穏やかな3日目。
今度はニセコらしい森の中を、超じっくりと観察しながらのスノーシュー。
1日かけてもやっぱり大して歩いていません(笑)いいことです。


そのかわり、ニセコらしい森と個々の木々、ニセコらしい雪質を堪能した一日でした。
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2017.1.26 18:10

モモンガ痕跡

北海道にはムササビは分布していませんが、エゾモモンガがいます。


モモンガの場合、森を歩いていて見かける、なんてことはほとんどありません。
活動時間が日の出・日没前後の上、地上を移動することはほとんどないので、「ここで見た」などの情報がないことには出会うこと自体が難しい動物です。
ワタシもチラッと見たことある程度で、一度、あのつぶらな瞳としっかり目を合わせてみたいものです。


とはいえ、それなりに連続した森があれば、それなりに生息しているようです。
ワタシ的には、“極端に数が少ない” という動物ではないと思っていますが、それと “見づらい(観察しにくい)” こととは別のコトなのです。


巣穴。
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地上1m程度の高さにある、って・・・ずいぶんと低い場所・・・。図太い性格の個体なのでしょうか?
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『巣穴に入る前に糞をするので出入り口付近は糞が散乱し、巣穴下の樹皮は尿で薄黒く変色することが多い』
というのも大事な手がかり。
糞は長さ7~15mm、直径3~5mm程度の米粒状です。
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壮大(?)な、う○こ。
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糞専門の投稿で、スミマセン。。。


あの可愛いエゾモモンガの姿は、ワタシ、写真に撮ったことはありませんので、姿を知りたい人はGoogle先生におまかせ。
→エゾモモンガGoogle画像検索


7月8日網走管内にて。

2017.1.24 16:34

雲の隙間狙い

穏やかな日が多い、今年のニセコ。
しかし先日の日曜午後からは次第に雪の降りが強くなり、月曜日は強風&雪となりました。


そんな日曜日の午後のツアー。
お迎えにあがった時にはすでにワサワサと雪が降り出し、横殴り的様相。


「こんな降りっぷりも、ニセコっぽいですよね~。」
と、前向きな発言をしつつも、車で移動中も所により視界不良……。
とはいえツアーに危険というワケではないし、ある意味 “いつものニセコらしい天気” 程度なので、当然のようにツアーへGo!


「やっぱり」というか、「意外や意外」というか、森に入れば雪はシンシンと降る穏やかさで、時折薄日もさして夕日に輝く雪がキレイ。
誰もいない森の中、静かな森歩きとなりました。
行ってみるものですよ。


スキーをやらない方でも、ニセコを楽しんでくれれば何よりです。
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2017.1.22 18:41

山を見に

天気の良い朝。
この日もスノーシューツアーでした。


お会いする前は、
「(天気が良いから、どこか明るい森でも歩こうか)」
と思っていたのですが、お会いして話していると、
「羊蹄山ってカッコイイですよね~。好きなんですよぉ」
と、お客様談。


ならば!
せっかくの天気を大いに利用し、羊蹄山が見える場所に急遽変更。
羊蹄山麓の森を歩いたら、羊蹄山は見ずらいですから。
相変わらず思いつきの行動…いやいや、柔軟な対応です。


お喋りと観察を楽しみながら、さりげなく登り・・・
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登る時は登り・・・
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羊蹄山の展望を独り占め。
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天気が荒れることの多いこの場所はなかなか来るのが難しいのですが、この日はいいタイミング。
下りは粉雪を満喫。
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2017.1.21 16:09

ホシムクドリ

昨年の初春の頃ですが、ムクドリの群れの中に違和感が……。
ホシムクドリでした。


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(奥はムクドリです)
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迷鳥で、渡りの時期に稀に確認報告がある鳥です。


まだ残雪のある農耕地で採餌してました。
ヨーロッパではメジャーなこの鳥、道内ではなかなか見かけません。


単独ではほとんど行動せずに、ムクドリの群れに混じることが多いこの鳥。
ムクドリの群れを「あぁ、ムクドリね~」なんて流さずに、“キチンと見る” ことがコツでしょうか。
分かっちゃいるけど、なかなか出来ないんですよね〜・・・。


3月18日後志管内にて。

2017.1.19 18:03

気分を共有

この日は、
男性は「バックカントリー(B.C.)が大好きで、その目的でニセコへ」というボーダーの方、
女性は「そこまでスキーに躍起になっていないので、B.C.まではちょっと・・・」というスキーヤー、
というおふたり。
「B.C.を滑る」って言っても、滑る技術だけではなく、装備・体力・知識・経験、といろいろと敷居が高いものですから。
なので、男性の方がB.C.に滑りに行っている間は、女性はゲレンデスキーを楽しんでいるようです。


そんな方々とスノーランブラーの自然ツアー。
せっかくツアーに参加してくれたので、
「じゃ、男性が魅力的に感じている斜面や雪を、そんな場所を滑らない女性の方も出来るだけ感じられる場所へ」
というのが、“ワタシ的隠れたテーマ” でツアー。
B.C.を滑らない人にとっては、そんな世界を覗くことすら普通はなかなか難しいですから。


山麓の森とは違う森の中、さりげなく斜面を登って・・・
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「ニセコでバックカントリーを楽しんでいる人は、こんな場所も滑っているんですよ。」
という斜面が一望できる小山でお茶タイム。
時折雲の間から斜面も見えて、さらに滑って楽しんでいる人もいて、バッチリなタイミング。
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だけどもここはバックカントリーを滑ったスキーヤーは通らないルートなので、帰りの下りはそれぞれ自分的に滑れそうな斜面を選びながら、滑り&観察を楽しんでました。
こんな自由な・独り占め感も良いトコロ。
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せっかくおふたりで来ているんだから、お互いで魅力的に感じている部分を少しでも共有するために、こんな自然ツアーがお手伝い出来ればガイドとして何よりなのです。


ワタシ自身もたいそう楽しいツアーでした。

2017.1.18 14:52

ガイド交流

昨日は、地元のガイド仲間と遅めの新年会。


地元倶知安町内の居酒屋で酒を飲みながら、情報交換&意見交換&これからの話し。
楽しいお酒を飲んでいたので、写真がない!
まぁ、それくらいアツい夜でした。


これから今月末まで正月のような忙しさになるので、ここいらで一服。

2017.1.16 16:10

こうありたい

この日は、傘寿を迎えたお客様とふたりで散策。
たいそうな植物好きな方で、しかも、北海道からすれば南国の四国からお越しのお客様。


そうなるともう、お互いハナシしっぱなしです(笑)


南国と北国の森の違いから、個々の識別、自然の見方のアレコレまで、楽しいツアーでした。
3時間かけても歩いた距離は1kmにも満たない程度。こんなのもいいですね。


これなら、何歳になろうとOKです。
ワタシもこうありたい。


(楽しみすぎて、すっかり写真を撮り忘れました。↓ はイメージです)
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2017.1.14 16:50

この上ない

全国的に「最強寒波…」などとニュースで流れてますが、そうなれば当然ニセコも寒い朝でマイナス15℃ほど。
とはいえ、別に特段珍しい寒さというわけでもなく、こんな日の森はとてもキレイなものです。
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青空にピシッとした空気感、フワッと積もった新雪に正月明けの静かな森―最高です。
そんな中、リピーターのお客様とご一緒だったので、さらに気の知れた同士で楽しい散策をしてました。
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美しい森を堪能しながらも、キチンと観察。
感性とアタマを刺激中。
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雪に埋もれても、ガイドさん、助けもしません(笑)
新雪を堪能中ですんで。
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こんな寒さの日には、よく見れば、こんな結晶も見つけられます。
気付くかどうか、が勝負!
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何気ない森の姿に、気づきを持って目を向けて―
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時には軽い新雪を味わって遊んで―
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誰もいない森をゆく。
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この以上ない!というほどのコンディションでのツアーでした。
(いつもこんなだったらいいのに・・・(笑))


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2017.1.12 15:32

いつもどおり

今年の年末年始は、
「穏やかだー穏やかだー」
などと何度も言ってましたが、そんな時に参加されたお客様にとっては、穏やかな雪の森を満喫できて何よりでしたね。


だけど一方で、それは「雪が少ない」ということなので、ツアーをやるにも催行場所に悩む毎日でもあるわけです。
出来ることなら、人の足跡がないような場所を歩いたほうが良いですもんね。


それが完全リセット!!
昨日からのニセコ、やっと本気になりました。


日中でもマイナス10℃くらいの気温で、軽い雪がずっと横から降ってます。


「一日に何度か除雪する」なんて、考えてみれば今年は初めてですが、もう1月半ば。
これから2月にかけては、これが当たり前なのです。いつもどおり。


しかし一度甘い汁を吸った、鈍った身体には、除雪はこたえます・・・。
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2017.1.10 21:29

夕日の中

またまた子供たちと歩いてました。


ツアー前日も雪が降らなかった森の中は動物の足跡がたくさん残っていて、観察にうってつけです。
そんな足跡を見ながら、あーだこーだ話し合ったり、想像したり。
緑がなくたって植物を見て、(木の名前は知らなくても)子供たちはしっかり見分けてました。
感心感心。


せっかく天気がいいし午後のツアーだったので、夕日がキレイであろう森を歩いていたら案の定、樹影がとってもキレイな森でした。
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2017.1. 8 19:59

ゆっくりツアー

自然好き・写真好きなお客様とスノーランブラーのツアー。


そんな時のワタシの仕事は、というと、
「こんなモノがありますよー」とか言いながら自然ガイド的な自然の見方をご紹介するだけなので、お客様がレンズを向けている間は余計なウンチクなど語らず、完全放置となります。

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とはいえ、さりげなく斜面を登り・・・
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疲れたら休憩し・・・
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気持ちの良い場所まで。
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今年はとても穏やかな日が続いているので、こんな所にも行けました。

2017.1. 7 16:49

みる・しる・あそぶ

この日は、子供たちと雪の森を歩いてました。


子供たちには、木の名前を覚える、なんて勉強みたいなことはせずに、だけども自然をキチンと観察して・自分で考えて・判断して、なんてことをしていたら、自然とニセコの代表的な植物を何種も見分けていたり、珍しい動物の足跡を自ら発見したり。
スバラシイですね。


真摯に観察する姿に、ワタシも改めて自然の見方を勉強させてもらいました。
(↓キツツキの穴を観察中)
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なんてことをしっかりやりながらも、やっぱり雪遊びも多数。
天然の雪と森の中で、すっかり雪まみれでした。


ワタシもずっとテンション高め。パワーをすっかり吸い取られました(笑)
↓急斜面を転がって遊んでます。
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2017.1. 5 20:09

「レンタル用冬靴」

当社の冬のツアーでは、靴をお貸ししています。
特にスノーランブラーツアーでは、
「足首周りが硬すぎず・柔らかすぎず、という靴が一番楽しいかな」
とワタシ的に思っているので、ほぼすべてのお客様に貸し出しています。


独立する時には、
「冬ツアーのレンタル用には、どんな靴を揃えるのがいいのかな・・・?」
とずいぶん悩みました。


防寒長靴なんかが一番手軽なのですが(コスト的にも(^_^;))、なんかイマイチ・・・。
長靴のような柔らかい靴は “履きやすい” という意味では良いのだけど、一日歩いたら足が疲れるものです。
だけど、ネイチャーツアーの気軽さを損なわないためにも、あまりしっかりし過ぎた靴もNG。
もぉ何足の冬靴を買っては試し・買っては試し・・・たことか(笑)


『どうせなら、自分でも冬用に買いたくなるものを・・・』ということで、これをお貸ししています。
コロンビア バガブーツ
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悩んだだけあって、レンタル靴としてはずいぶん好評で、
『帰ったら早速自分用に買います~』
というお客様もシーズン中に何人かいるくらい。


足首周りは適度に硬いので冬用ハイキングシューズとして使えるし、アッパー部分は適度に柔らかいので町で履いていてもOKです。
一日中歩いていても、靴のせいで疲れるということはほぼありません。
靴底の素材とパターンも良く、圧雪路でのグリップも充分です。
当然、冬用に作られている靴なので、マイナス20℃程度でも特に足先の冷たさは感じません。


ツアー後に、
『この靴は、なんという靴なんですか?』
なんて聞かれたので、こちらでご紹介、なのでした。
ご参考まで。

2017.1. 4 14:28

いろんな森の姿

この日は、様々な場所の森を見てきているお客様なので、ニセコの色々な森の姿を見に行ってました。


ニセコらしい明るい森から―
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ウダイカンバの大木混じりの森
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針葉樹林や―
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北海道らしい針広混交林まで。
写真では森の姿を表現しきれません。キレイな森の姿でした。
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夏は遊歩道がないと森の中深くには入れませんが、冬ならどこにでも入っていけます。これは冬ならでは。
夏の森は葉っぱの緑に目を引っ張られますが、冬の森は本来の森の良し悪しを観察できる季節です。

2017.1. 2 14:16

変わらずとも変えて

この日は、ワタシが独立した一年目からずっと来てくれているお客様。


もう何回目でしょうか。
それでもツアースタイルは変えずに、だけども行く場所は毎回変えて、違った自然の姿を見に行ってます。


今まで色々なものを見てきているので、ちょっとしたことでも興味を持って観察してくれます。
ここでは木の根を観察してました(笑)
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↓変な宗教のようですが(笑)、休憩場所の整備中。
みなさん慣れたモノです。
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穏やかな天気の中、気の知れた面々で楽しいツアーでした。
またお待ちしてますー。

2017.1. 1 19:42

明けましておめでとうございます。

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明けましておめでとうございます。
ありがたいことに、元日から雪の森を歩き回ってました。


今年は年末から穏やかな天気が続き、新年を迎えた今日も穏やかなニセコ。
全国的に穏やかな天気だったようです。
いい新年のスタートですね。


今年も皆さまと歩きながら、自然の楽しさ・フシギさ・美しさを味わっていければ、と思っております。
今年もよろしくお願いします。

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