2019.8.30 20:15

横と前

何だか、前回に引き続き、といったタイトル。


ランの仲間は花のつくりが複雑なので、どんな方向から見るのか(撮るのか)によって、表情が違います。
それを撮るのがムズカシイ。


ジンバイソウの横顔。
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真正面からミヤマウズラ。
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2019.8.28 19:31

暗と明

シダの胞子を露出アンダーとオーバーで撮ってみた。
お好みは?
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2019.8.25 17:52

霧の神仙沼

この日は、町は薄曇りで山には雲一面、というニセコにありがちな天気。


そんな時、観光でニセコに来た人たちは、
「天気が悪そうだから、神仙沼に行くのはやめとこうか」
となりがちなんだけど、登山なら確かにそうかもしれません。
だけど別に、山岳的大展望というワケではない湿原歩きなら、こんな霧もアリ。
意外とキレイな風景に出会えることも多いものです。


ザーザー降りの雨の心配はなさそうなので、突っ込んでみました。


お客さん的には、神仙沼への道中は一面の霧で少し残念だったかもしれませんが、湿原についてみたら、やっぱりキレイでした。
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しかもこんな天気なので、ずいぶんと空いています。静か。
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夏といっても涼しい風のなか、霧に包まれた高層湿原もいいものです。

2019.8.23 17:28

気づく楽しさ

お盆の混雑も終わり、鏡沼は今日も静かです。


自然ツアーで歩く場所は、ガイドがいなくても歩けるっちゃー歩けますが、やっぱり色々と気づきながら・知りながら歩いたほうが楽しい、というわけで、お申し込み頂きました。


ガイドが最初からからずっと「これはデスネ~・・・」と解説(気付きの押し売り)をすれば簡単ですが、そればかりだとつまらない。


かといって、お客さんが気づくまでこちらからは何も言わず…じゃ、ガイドにお金を払っている意味もないわけで……。
このチカラ加減が、ガイドひとりひとりの「個性」ちゅうか「技術」ちゅうか「経験」なんでしょうね。
そんな「いいチカラ加減」を日々目指してます。


ワタシ的にひとつの植物だけでも、お客さま自身が "見られるようになれば” OK。
あとはこちらがこちょこちょと刺激してあげれば、他のモノにも自ら気づくなるようになるものだと思っています。
そうやってお客さま自身が、「今まで気付きもしなかった世界に目を向けるようになる」お手伝いが出来れば嬉しい限りです。


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こんなふうに自分から写真を撮ったり、見過ごすような小さな鳥の声やらシダまで質問が及ぶようになれば、ワタシのやることはおしまい。
知の泥沼地獄へようこそ(笑)


自然をみる、って難しいようで簡単。されど、簡単なようで難しくて奥深い…それが楽しい。
それを伝えるのは、やっぱりとてもムズカシイ。

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2019.8.21 15:55

小さな小さな

小さな花と戯れてました。
足元がビシャビシャなので突っ伏して撮るのもためらわれ、マクロレンズを持っていないワタシには、こんな小さな花の写真を撮るのは厄介です。
定規片手にイメージしてみて下さい。


サワトウガラシ。花は7mm程度、草丈5cmくらい。
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コケオトギリ。こちらは花5mm程度、草丈7~8cmくらい。
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ムラサキミミカキグサ。これになると、花3~4mm、草丈4cmほど。ちっちゃ。
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実はこの日は、こんなチビたちと遊ぶ予定ではなく、これを探しにいったワケで……
ミズトンボ。5株ほど咲いていました。
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帰り道、シャグマハギが咲いてました。
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2019.8.19 15:35

オオヤマサギソウ

象の顔みたいな花。
オオヤマサギソウ
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2019.8.17 17:35

お盆の神仙沼

この日は神仙沼ツアー。
雨の心配はない一日だったので、霧の中の湿原を見てました。
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天気のせいもあるのか、お盆とはいえ大きな混雑というほどではありませんでした。
(いつもに比べれば、遥かに混んでいましたが)


ウメバチソウが日に日に多くなり、秋へ進んでいます。

2019.8.16 16:40

霧でも

雨に続き、霧。


これもキレイ。
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ミカヅキグサが美しい。
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ワタシ的には、こんな美も。タカネヒカゲノカズラ。
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2019.8.15 16:58

雨でも

この日のツアーは雨模様。
雨の日は、装備をしっかりと用意して、あとは開き直ることが大事です。


雨でもキレイなのです。
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2019.8.13 12:48

「さっぽろ野鳥観察手帖」

197万の人口を擁する札幌市。
北の大都市として知られる一方で、数多くの緑豊かな森林公園や自然林が身近に広がっている自然環境も魅力の街です。
そんな札幌で見られる鳥を集めた図鑑が刊行されました。


さっぽろ野鳥観察手帖』(河井大輔)
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まず目を引くのは、”ミシュランガイド” のようなシャレたデザインの表紙。
バリバリの鳥類図鑑のようなイメージではなく、居間の窓際にさりげなく置いておくだけでもカッコいいかも(笑)


当然、見た目だけではありません。
『北海道野鳥図鑑』の執筆に携わった河井大輔氏の本だけに、しっかりとした識別ポイントも分かりやすく書かれています。


そして写真が美しい。
いわゆる図鑑的な鳥写真ばかりでなく、鳥の表情までも感じられるキレイな写真が多用されています。
それぞれの鳥についての解説も、識別点が中心の文章ではなく、鳥を楽しむための読みやすい文章となっています。
そんな写真と文章がページ内で区分けされることなく、写真集的に1ページ内にまとめられています。


実際に鳥に出会えて名前を知りたい時には最低限必要な情報があり、たとえ鳥に出会えなくてもペラペラとページをめくって「こんな鳥を見てみたい」と妄想するのにいいですね。


掲載されている鳥は「札幌の…」となっていますが、当然道内の他地域でも使えます。
特別レアな鳥や地域性の強い鳥は掲載されていませんが、むしろ「市街地近郊と代表的な森で見られる鳥」という点でまずは身近な鳥を知る意味で、有意義な図鑑となるかもしれません。


手に取りやすいサイズ感もいいですので、これから鳥を知りたい、という方々は、手元に一冊いかがでしょうか。

2019.8.13 10:38

掲示板終了のお知らせ

長らく当サイトに併設していた『Ftre-掲示板』ですが、大元の掲示板サービスの終了に伴い、8月12日に閉鎖となりました。
お知らせが遅くなり、申し訳ありません。
ご利用いただいた皆様、ありがとうございました。

2019.8.11 17:24

実がなってきた

先日、イワオヌプリに登ってました。
暑い一日だったけど、なんだか秋の様相になりつつあって、季節の歩みを感じます。


マイヅルソウの実はうずら模様。もう少し経てば真っ赤になります。
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ツバメオモトの青がキレイになってきています。
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アカモノ
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コケモモ
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ガンコウラン
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シラタマノキ
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秋の花、ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)が咲きだしています。
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ツルリンドウも。
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数は少ないけど、探せばこんな花も。アリドオシラン。
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コイチヨウラン
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もう少し夏を楽しみたい。
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2019.8. 9 17:53

東北遠征2

こんなの見れた編。


トガクシソウ(トガクシショウマ)。
花が見たかった…。
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東北に来ると、ノギランをよく見ます。
花がバッチリでした。
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湿原ではキンコウカと共に、イワショウブも。これも北海道にはない風景。
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あと今回、ワタシの中でずっと気になっていたミヤマシシガシラ問題(↓)が解決。


北海道にたくさんあるシシガシラ。
北海道にはこれに似たシダはないので、パッと見でいけます。シダを勉強し始めたらまず覚えるようなものです。
(↓シシガシラ)
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しかし東北にはシシガシラによく似た、オサシダとミヤマシシガシラがあります。
オサシダは数年前に自分的にクリアしましたが、「ミヤマシシガシラは、シシガシラやオサシダとどう違うんだろ?」なんてことを思い続けていました。
何せ一度も見たことがないので、分からない。北海道では見られないので、経験値も上がらない。
せっかく東北に来ていても、「本当に出会えていない」のか「出会っているのに自分が気づいていないだけ」なのか、それすら分からず、いつか認識できるようになりたいな、と思ってました。
今回、気づけました。
(↓ミヤマシシガシラ)
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個人的に好きなシルエットの、コミネカエデ。
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エーデルワイスがいた。ミヤマウスユキソウでしょうか。
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「いそうだな…」と思って探しながら歩いていたら、やっぱりいた。
ヤシャビシャク。
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今回も色々と出会えました。
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2019.8. 8 14:11

東北遠征1

今回の東北遠征は、岩手県から秋田県にまたがる南八幡平のあたり。
内陸のエリアなので標高も数百m以上と高めで、標高が高ければ個々の植物も北海道とさほど違和感を感じるほどでもなく、楽しめました(仕事ですが)。


東北の湿原と言えば―
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キンコウカ。北海道には分布しません。
盛りは過ぎていますが、なんとか間に合った。
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道内ではニセコがホットスポットのベニバナイチゴ。
東北でもこれだけ見られるとは知らず、最初は何だかよく分かりませんでした。
秋田から岩手の県境あたりの山では、1000mを超えたくらいで比較的普通に分布しているようです。
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タマガワホトトギスは、岩手・宮城・秋田・山形あたりの1000mに満たないような低標高の山あいの沢に普通。
北海道のごく一部で、この変種であるハゴロモホトトギスが見られます。見た目はほぼ一緒。
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里地ではヤマユリがたくさん。
見た目も匂いもアピールしすぎです。
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「目玉おやじ」的なアキノギンリョウソウがたくさん。
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「こりゃ、面白い」編。
オオバコの葉が群生している中で、クモキリソウが数輪。クモキリソウの葉を見つけましょう。
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アカソの花(奥)とヤマブキショウマの花(手前)。ちょっと似てる。
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つづく。

2019.8. 6 17:02

夏の湿原 inニセコ

昨日まで東北の山奥の湿原を歩いていたのに、今日はニセコ・神仙沼湿原にてツアー。
歩ける道があるって、快適です(笑)


相変わらずの猛暑の一日でしたが、下界よりは遥かに涼しく、青空が美しい一日。
夏休み中なのでそれなりに観光客で賑わっていますが、それも本州に比べればガラガラ。
いつものように、自然をキチンと見ながらのんびり歩いてました。


お客さんがスイカを持ってきてくれて、人の来ない木道上で皆で座ってスイカを食べながら湿原を眺める、という贅沢時間もありました。


ワタシ的にもなんだかとてもゆっくりとした時間の流れで、すっかり時間がオーバーしてました。。。
スミマセン(笑)


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2019.8. 3 17:06

暑い…

一週間ほど前から、東北に来ています。

春から初夏、秋の東北の森は今まで何度か来ているけど、夏のこの時期は来たことがありません。
北海道人からすると本州の真夏は恐ろしく暑いことは分かっているけど、見たことがないのであえてこの時期を狙って来てみました。


予想通り、北海道とは質の違う暑さで、いつも以上に汗だく・ヘトヘトになりますが、山の上は快適。
ニセコに帰ったら、まとめて写真を紹介しますねー。


全国的に猛暑の日々が続いているので、熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。
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