2018.7.31 16:31

8月突入

北海道でも30℃を超える日が続き、猛暑が続いています。
本州の猛暑と比べたら大したことのない暑さですが、北海道民には慣れていない分、とろけそうです。


ニセコでは朝晩の風は涼しいので寝苦しい夜というほどではありませんが、先日までの出張先の宿では暑くて暑くて……寝不足の上に、この猛暑の中で一日ヤブの中を歩き回り続けているため、さすがにバテバテでした。
でも食欲は全開なので、夏バテというほどでもありませんが。


皆さんも体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい。


明日から8月、夏本番。
予定が埋まってしまっている日も多いため、直前のご予約ではせっかくのご予約をお断りせざるを得なかったり、知り合いガイドを紹介したりすることなどもありますが、出来るだけ早めにお問い合わせ頂ければ最大限の日程調整を試みています。
遠慮なくお問い合わせ下さい。


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道南の林道脇にヤマユリが咲いてました。
(北海道に咲くものはエスケープとされていますが、夏っぽい花ということで)
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2018.7.29 18:56

楽園

植物好き、というか、マニアの方々と天上の楽園へ。
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2018.7.27 17:39

道東といえば

道東といえば、海岸草原。(って、ワタシが勝手に言っているだけですが)


こんな所を歩いていました。
美しい自然風景。
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2018.7.25 17:33

全国的に猛暑が続いて連日ニュースになるほどですが、ニセコも先週あたりからやっと夏らしい暑さになっています。
ずっと続いた梅雨模様もやっと抜けたようで、夏本番の暑さです。
夏の暑さと言っても28℃前後なので、笑われちゃいますが。


この日は吹き渡る風が涼しい湿原へ。
みんなでワイワイ喋りながら歩き、爽快な散策ツアーでした。


鏡沼湿原ではタチギボウシがキレイになってきました。
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2018.7.24 19:27

いろいろと

最近はニセコでツアーをしたり、調査仕事で走り回ったり講義の野外実習で歩いたり盛りだくさんで、「ここでコレを見たよ」という投稿がしづらいので、一気にどうぞ。


ウメガサソウ
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ミヤマハンショウヅル
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ウシオツメクサ
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ヒトツバイチヤクソウ
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キンセイラン
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サカネラン
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ジガバチソウ
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アカミノルイヨウショウマ
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カラスシキミ
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エゾモモンガ
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2018.7.22 16:22

ムシャ

ムシャムシャムシャムシャ・・・
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ムシャリンドウがたくさん咲いてた。
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2018.7.20 17:53

ニセコの秘境?

この日は久しぶりの休みの日。
見たいモノもあったけどグッと我慢し、下見がてら奥サマを連れてコックリ湖へ行ってきました。


コックリ湖はツアーでも稀に行くこともありますが、ニセコから1時間ほど移動し、さらに林道を数km走り、鬱蒼とした森林内の誰も歩かない遊歩道(登山道)を片道1時間半ほど歩いた奥地にあり、なかなか行けません。
しかもニセコでは珍しいヒグマも普通にいるので、一人で行くのはあまりオススメしません。
そんな場所からか、一部のガイドブックなどでは「ニセコの秘境」などと書かれています。


遊歩道よりは少し険しい道のりを歩く途中、2回ほど小さな沢を渡るのですが、今年は天候不順が続いたためか、いつもよりも水量が多めで登山靴でも靴濡れ必至です。
長靴なら行けますが、流れもそこそこあるので足元注意ですよ。
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森林内の道ははっきりしていてそれなりに歩きやすいのですが……
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今年はこんな場所ばかり!
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これも天候不順が続いた影響か、例年キチンとされている草刈りも出来ていなく、登山口の入林届を見ても「引き返した」という人がたくさんいました。
足元は見えないし、ルートも分かりにくいし、ヒグマもいるし、フツーは引き返した方が無難かもしれません。


ワタシ的には、
「休みの日まで、なんでこんなヤブの中を歩いているんだろう…」
という素朴な疑問を持ちつつも、まぁいつものことなので行ってみました。
連れは身内だし(笑)


おぉぉ
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うぅぅ
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まさに秘境感たっぷりで、やっと到着。
当然ですが、誰もいないし、誰も来ない。
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ワタシは相変わらず「ワタシ的お宝」を探す目的もあったので、さらに奥まで。
もはや道ではありませんね(笑)
静かで風景もキレイなのですが、こりゃそれなりに覚悟しないと行けませんね。
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実は、町主催の観察会で行こうと思っていたのですが、さすがにコレでは参加者全員が引くでしょう(笑)
コックリ湖探訪はまたの機会にし、もっと歩きやすい場所に急遽変更しました。



コックリ湖は例年なら草刈りもされ、もっと歩きやすい道のりです。草刈りがされればルートに迷うような所はほぼありませんが、登りもそこそこにあって「自然散策ハイキング」といったイメージよりもハードな道のりです。
ヒグマの生息地でもあり歩く人も極端に少ないので、必ずクマ対策を装備の上で散策しましょう。

2018.7.18 18:05

仕事スローガン

北海道のとある町。
かつて炭鉱で大いに栄えた町に、こんなスローガンを掲げた看板だけが残ってた。
昭和の香り。


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よしっ!

2018.7.16 19:16

こんなの見た

この日のツアーでは、こんなのを見てました。


ギンリョウソウが盛り
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コイチヤクソウも
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ウメガサソウ
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7月前半はツアーが続いていましたが、後半は調査仕事と講義で行ったり来たりです。

2018.7.14 17:17

狙い通り

この日の朝も相変わらずのどんよりな空で小雨模様だったけど、この日のツアーはちょっといつもと違う。
あえて雲に突っ込んでいけば雲を抜ける(であろう)、作戦です。


なので、濃霧で運転もままならない道をあえて山に向かい、登山口に着いても何も見えない中、出発。
当然、誰もいない…。


森の中はある意味幻想的です。
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雨に濡れたオトギリソウなんかも眺めながら…
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時間が経つにつれて


ビンゴ!
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完全に雲を抜けて天気は回復傾向でした。
稜線でもゼンテイカと青空がキレイ。
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しかし下界はどんより雲でしょう。これだけの雲海ですから。
しめしめ。
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よしよし。
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2018.7.12 16:47

悩ましい天気

ホント、今年のニセコは6月過ぎからずっと一ヶ月間、天気が悪い日が多い!
エゾ梅雨なんていう言葉もありますが、例年のエゾ梅雨よりも始まる時期も期間もずいぶんとズレているので、個人的にはエゾ梅雨なんて言葉で済ませたくないくらい。


もぉー、ツアーではいつも悩ましいです…。


天気予報は当日朝までアテにならず、いつも天気図や雲の流れとにらめっこ。
本降りの雨にあたらないだけマシ、という狙いにするしかない日も多く、そもそも青空を期待するなんてほぼムリな毎日ばかり。


この日も出来るだけ雨に当たらないように、当たっても少なく済むように、森の中を歩いてました。
雨具を着たけど、ほとんど濡れなかっただけ奇跡的。


天気を気にしなくていいツアーをやりたいものです。
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2018.7.10 16:03

羊蹄山へ

この日は、毎年恒例のニセコ羊蹄山岳会の活動で羊蹄山へ。


本来は羊蹄山に生育していないコマクサが、羊蹄山には咲いています。
このコマクサは、10年以上前に人間の手によって種が蒔かれたことが専門機関により判明しています。
つまり、羊蹄山にとってはコマクサは国内(移入)外来種ということになります。
元の自然植生のバランスを考えれば、望ましくない存在なのです。


そんなコマクサは何も悪くないのですが、人間の歴史よりも遥か昔から続く羊蹄山の自然植生を保つべく、この8年間、地元の山岳会やガイドが中心となって駆除作業をしています。


今年はやっぱり雨。ホント、最近の天気は梅雨よりヒドい。
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ガイドばかりなので、登る途中も見るもの・話すこと盛りだくさんです。
若いガイドさん、勉強中(笑)
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当然許可申請を取っているので、頂上付近で登山道を離れて作業開始です。
目を皿のようにして小さなコマクサの葉を探します。
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一時よりも花を咲かせている個体や全体の個体数はだいぶ減ってきましたが、今年もまだ50個体程度はいました。
出来るだけ根も残さずひとつひとつ丁寧に駆除していきます。
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種を蒔く行為は一瞬で済みますが、それを駆除していく作業は10年かかっても出来ない地道な作業です。
まだまだ来年以降もやらねばなりません。


ワタシとしては、地元ガイド仲間と無駄話をしながら山に登るのも楽しい一日です。
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ゴゼンタチバナ
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ヒメマイヅルソウ
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キクバクワガタ
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イワベンケイ
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ミヤマクロスゲ
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ミヤマオダマキ
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クモキリソウ
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2018.7. 8 17:05

寒いけどアツい

雨は収まったけども、寒い!
7月というのに、長袖に上着を着ていてもいいくらい寒いです。


そんな中でもツアーのために来てくれました。


自然への興味と観察眼と経験もあるお客様なので、こちらも通常開けない引き出しを開けて、突っ込んだアツい観察。


何みてるんでしょ?
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往復で半日あれば余裕な道のりを一日かけてゆっくりと……とはいえ、ただゆっくり歩いて時間をかけているワケではありません。
ふたりで自然を見ながらキチンと観察して、あーだこーだ言っていたら、こんなゆっくりペースとなってました。
いい傾向です(笑)
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ツルコケモモたくさん。
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ヤマドリゼンマイがきれい。
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モウセンゴケの花はまだ蕾で、なおさらミニミニ。
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相変わらず、行きも帰りも素直に目的地に行かずに
「ちょっとワタシ的に気になっているモノがあるんで、見に行ってもいいっすかねー?」
と寄り道付き。
運転中も、「おぉ?」と車を止めて道路脇のヤブに突入してみたり……
ワタシの趣味にお客様が付き合ってくれてます(笑)


数ヶ月前に葉がちょろっとあっただけのシロツメクサ的なヤツ……やっぱりタチオランダゲンゲでした。
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結局、最終的には、(お客様的には)「どこに行ったのかよく分からない」ツアーとなっていました。
「鏡沼湿原+作業道+道端」です(笑)

2018.7. 6 16:35

「いつまでたっても」

エゾノシモツケソウが咲いていました。今年初めて見ました。
しかしコイツと名前が似たものがたくさんあって、相変わらずなかなか名前が出てきません。
脳内ハードディスクの性能悪すぎ。


エゾノシモツケソウ。低地~山地の湿った所に生えます。
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エゾシモツケ。山地の岩場などに。
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マルバシモツケ。亜高山の日当たりの良い所に。
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エゾマルバシモツケ。高山の礫地に生えて背が低く、葉脈が凹む感じ。
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エゾノシロバナシモツケ(花なしですが)。
樹林下の日当たりの悪い場所に生えるので、いつも写真が悪くなりがち。
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もう何年、ここを整理しているのだろう……。毎年覚えたつもりで翌年また忘れる、の繰り返し。
こんなのが結構あります。

2018.7. 4 18:13

柔軟に

ここ一ヶ月、北海道では(ニセコでは)雨ばかりです。
私の仕事もキャンセルや延期があってりして、予定が変動しまくり。マイッた…。


そんな中、二週間近くニセコに滞在しているお客様のツアー。
「花や鳥が好きでニセコの自然散策をしたいけど、この天気だし、自分で運転もしないし…」
ということで、申し込んでくれていました。


ががっ!!


申込日は大雨予報。普通は中止にするほどの降りっぷり。


だけど、
「ヤブキさんの都合がいい時にツアーをしてくれませんか?」
という超柔軟な申し込みだったので、“キャンセルで空いたタイミング” かつ “雨が少しでも大丈夫そうなタイミング” にご連絡して、ツアー催行の運びとなりました。


毎度ながら、お客様が私の予定に合わせてツアー日を決めてくれるなんて、ホント、お客様に恵まれています。


途中、一度突然の雨に当たりましたが、想定内だし、雨具もキチンと持ってきてくれているので、なんも問題なし。
逆に人も少なく、静かな静かな散策となりました。


花を見るだけではなく、ニセコらしい自然の姿を見にぶらぶらと立ち寄ったり、コーヒーを飲んでゆっくりしたり……雨でも装備とやる気さえあればなんとかなるものです。


せっかくの北海道長期滞在なんだから、ニセコの自然をじっくり見られる時間が少しでも取れて、何よりな一日でした。
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2018.7. 2 19:02

野外実習

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講義の日。また雨。
ホントにこの一ヶ月、雨ばかりです。
しかしプロを目指す学生にとっては、雨はまったく関係ありません。
むしろ、少しコンディションが悪いくらいの方が良い経験になります。


で、この日はガイド実習の日。
雨が降り、蚊やブヨなどの虫が飛び回り、花の少ないこの時期の森で、ツアーを企画し実践してます。

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(当然ですが)学生たちはまだ技術も知識も経験もほとんどないのですが、学ぶ姿勢が何より素晴らしいです。ワタシを含めたプロガイドも見習わなければなりません。
若者たち、ヤりますね。おじさんプロガイドも負けていられません。


ついでに午後もずっと野外実習。
学校の実習では普段行かない山奥の森にでかけ、ワタシ的に気になっているモノを探して歩いて……と、思いっきりワタシの趣味に付き合わせてました。
「フィールドワークの方法と周辺環境への意識づけ、各環境に合わせた個々の植物の想定」
というそれっぽい実習タイトルにしておきました。


実習の散策でサルメンエビネが普通に見られる、って恵まれてますね。
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