2020.3.29 16:57

いい一日

この日は道内のお馴染みさんと、羊蹄山麓散策。


普段はスキーや登山をやり、だけどものんびりと自然を見ることも楽しみ、カメラや野外道具の物欲沼も楽しんで……と、ワタシとぴったりな嗜好(思考?)のお客様です。


なので、くだけた話題からマジメな話題まで、会話に事欠きません。


積雪量調査を手伝ってもらいました。
残り1mほど。4月半ば過ぎの積雪量です。
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はしゃぐ。
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美しさに唸る。
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「ワタシ的良い樹」を見に。
ダケカンバ編。
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ミズナラ編。
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番外編。
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フルサイズ600mmで狙い撃ち。
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私は横で、こんなのしか撮れなかった。
一応アカゲラがいるんだけど、分かるかな~(笑)
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ただ写真を撮る目的だけで自然の中を歩いているワケではなく―、ただ偶発的に鳥や植物を撮っているワケでもなく―、あくまで感性を磨きながら「自然の見方」を追い求め、ワクワクする”何か”を見つけに色々な判断しながら歩く―これって楽しいものです。宝探し的な歩き方。
ただ見るだけなら、動物園やら餌台のある場所で見ればいいだけですから。


お客さん自身が興味を持って目を配り、解決しようと自然の中を歩くことで、自分の目が育つ楽しさに気づき…そんなふうになってくれればもう、私の仕事はありません。
自身でさっさと見つけて、自由に撮ってます。
スバラシイ!
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2020.3.27 16:43

季節は進む

ニセコ山麓の森では、積雪量が少なくなってきています。
ただでさえ少ない雪に、このところの暖かさ…冬のツアーは原則的に4月第一週で終了です。
例年は4月いっぱいまで雪の上を散策出来るのに、今年はやっぱり雪が少ないよね、ということを改めて感じます。
ご相談次第では可能な限り対応しますので、「どうしても雪の上を歩きたい」場合はご連絡を。


そんななので、元々雪の少ない地域ではなおさら、どんどん季節が進んでいます。


フクジュソウは盛りを迎えそう。
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キバナノアマナも咲いてます。
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冬の間は群れで行動していた鳥たちも、分散してきています。
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ツグミはもうすぐ北へ去っていきます。
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カタクリが咲いたら、本当に春。
あと一週間も待たずに、ポツポツと咲き出しそう。
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ニセコでの花の季節はG.W.あたりからなのですが、今年は4月中には花の季節になるかもしれませんね。
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2020.3.25 13:08

inゲレンデ

今年は3月以降、スキー場も空いています。
滑りに行っても、地元の仲間たちに会って立ち話しをして、たまに滑ってはまた立ち話し…といった、のんびりした空気感です。
最近のリゾート×2した雰囲気よりも、昔のニセコのようなこんな空気感が好きです。
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今日も働く車。ご苦労さまです。
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滑り疲れたので、天気もいいし、自然ツアー風にゲレンデ横のダケカンバ林をぶらぶらしてみた。
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2020.3.24 15:06

調べてみた

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フィールドワークや山歩きの際には常に持ち歩いているカメラ ”オリンパスOM-D” に買い替えて、ちょうど2年になりました。買ったのは2018年の3月だったんですね。


フルサイズ機の良さも分かっているし、写りでは個人的にFUJIのカメラにも魅力を感じていますが、やはり私の使い方にはOM-Dが最もマッチしています。
トータルのバランスがいいのが一番の魅力でしょうか。


よく、3万~5万回ほどのシャッター数で不具合が出てくる…なんて意見も聞くので、これを機会に、今まで何回シャッターを切ったのか調べてみました。


すると、およそ24,000回…なかなか撮ってます。
普段はオリンパスの防水カメラ「TG-5」も併用しているので、実際にはもっと撮っているわけで。
どうりで写真の整理が大変なわけだ。


オリンパスには、シャッター数を調べられる裏コマンドが用意されています。
防水カメラのTGシリーズでも、同じ操作で見られました。
私の周りではTGシリーズのカメラを使っている方が多いので、備忘録として載せておきますね。


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1.MENUボタンを押したまま、電源ON 。
2.モニタが写し出されたらMENUボタンを離し、もう一度MENUボタン押してメニュー画面に入る。
3.十字キーの下と右だけを操作して(この時にOKボタンは使わずに)、セットアップメニューの「モニタ調整」に入る。
4.「モニタ調整」画面に入った後にOKボタンを押すと、機種名と二桁(01)表示の裏コマンド画面に入れる。
5.その画面の状態で、「INFO→上→下→左→右→シャッター→上」と順番に押す。
※「INFO」ボタンが独立していないTG-2では、INFOを省略して十字キー(上)から始めたら上手くいきました。
6.PAGE1と表示されたら、十字キーの右を押してPAGE2へ進む。
7.「R:」がレリーズ(シャッター)回数
(途中で操作を間違えてやり直す場合や、見終わったら電源を落とせばOK)
=========

2020.3.21 16:07

春へ着々と

道内でも屈指の豪雪地帯であるニセコは、森林の姿も特殊といえば特殊で、乱暴な言い方をすれば「多様性に乏しい」とも言えます。
雪が森林に与える影響はとても大きく、花が咲くのはかなり遅いし、そもそも分布していないものも多いのです。


自然ガイドになりたての頃で、ニセコの動植物を覚えるだけでアップアップだった頃はそんなことにはまったく気づかず、春山の雪を毎日楽しく滑って過ごしていたら、他地域ではもうすっかり春が終わっていた―なんてことがよくありました。


なので、この日は滑りたい気持ちをグッと抑えてパトロール。
自然をみるのが自然ガイドの大事な仕事ですんで。
まぁ、”仕事だから” 見に行っているワケでもありませんが。


3月20日に倶知安町内でヒバリを今年初確認。
昨年は3月21日に初確認しているので、誤差一日です。
鳥もちゃんと季節を分かっているのですね。
あと一週間もすれば、さえずりも聞かれることでしょう。


そして、春一番の花、フクジュソウの様子を見に噴火湾方面へ。
ニセコはフクジュソウの分布域を少し外れているので、野生下ではほとんど見られません。


やっぱりいい感じでした。


眩しいほどに輝くアナタが、ワタシの心には眩しすぎます。
(別にどこか病んでいるわけではありません)
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白はこれから。(アズマイチゲ)
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着々と季節は進んでいます。

2020.3.20 14:17

スナイパーと

この日は、鳥バカ(=褒め言葉)のガイド仲間に誘われ、気ままなニセコ散策。
お昼(ランチ)を食べに森を歩きに行く、というとなんだかファンシーな響きですが、マニアックなオジさんガイドふたりで、マニアックな会話をしながらのただの散策です。


そんな鳥バカ・オジさんガイドは、フルサイズの超望遠レンズを小脇に忍び寄り…
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気配を殺しながら構え…
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ズキューン!!
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って、特に何がいたわけでもなくて写真を繋いだだけです(笑)


『キクイタダキとヒガラの地鳴きの聞き分けが…』とか、
『フクロウが巣をかける樹洞の斜面向きは…』とか、
『今年の渡り鳥の動きは偏西風の影響が…』
なんて、興味のない人はまったく聞いてくれなさそうな話しをしながら、歩いてました。


エゾリスも巣作りの季節を迎え、すっかり出来上がってます。
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いつものように、誰にも会わない静かな森の一日。
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2020.3.18 14:42

遊んでいるわけでは…

ガイドは日々、色々な側面でのチェックが必要です。


季節の進み具合のチェック。
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渡り鳥のチェック。
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自分の見識のチェック。
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地元の歴史の勉強。
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観光地のチェック…
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光と機材のチェック……
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スキー観光の現況のチェック……?
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雪質と斜面のチェック……??
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う~ん、ただ遊んでいるように見える…。
まぁ、あまり否定はしませんが。

2020.3.15 18:03

ここ数日

私のツアーでは道内からご参加頂くお客様も多いので、普通よりもキャンセルは少なめですが、3月は本州からのお客様がほとんどだったのでキャンセル続きとなっています。


とはいえ愚痴を言ってももっと大変な人たちはいるわけで、私は私でやるべきことをやって、また来て頂けるお客様に備えていこう、という心持ちで過ごしています。
フィールドワークとか、ツアー開拓とか、フィールドワークとか……まぁつまり、いつも歩き回っているということです。


森の入り口では、家族連れや友達同士などの人たちがいつもより多い気がします。
家でばかり過ごすストレスからか、自然の中を散策する人が増えているのでしょう。
ある意味で、こういう機会に自然の中を歩く楽しさを再認識する人が増える、というのは良いことですね。そんなふうに、この騒ぎを前向きに捉えてふさぎ込まないことも大事です。
願わくは、そんな楽しさに気づいた人たちがツアーに申し込んでくれますように。私もハッピーになれますので。よろしくお願いします。


さて、この日は鳥もまったく出ない一日。
そんな日は、こういう写真が増えます。
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鳥もいなくて、光も良くなく、うすら寒くて、イマイチでした。
そんな日もあるさ。


が!今日は一転、晴れ!


誰も歩かない奥へ奥へと歩いていたら、いい樹姿のダケカンバを発見しました。
ツアーに参加経験のある方は分かる人もいるでしょうが、ワタシ、ひとりで「いいねぇ~」「樹姿がいい!」と唸ってました。
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そういえば、「壁に映る樹の影に、主人公が魅せられていき……」という短編小説があったなぁ。
私は雪に映る樹影に惹かれました。
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何度も歩いているつもりの場所だったけど、ルートと方向を少し変えてみたら、思いがけず美しい森がありました。やっぱり歩き回るものですね。
ただ、半日のツアーじゃ行けないし、厳冬期の雪じゃ行けないのが残念。春限定。
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ハリギリのカチカチ感にも惹かれました。
カチカチな感じに撮ってみた。
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今日も平和です。
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2020.3.13 15:54

初花見

噴火湾方面に用事があったついでに、いつものフィールドワーク。


気温が低い上に、強風で寒い…。
今日はこんな天気なので咲きはしないけど、あと数日で咲くことでしょう。


今年の初花見でした。
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帰ってきたら、ニセコは吹雪気味の天気…。花の季節にはまだ遠い。

2020.3.11 13:10

特に…無題

今日は荒れ模様のニセコだけど、雪は積もらずに風が強いだけ。
どうせなら降ってくれればいいのに。
気温が高めで雨まじりなので、また雪が減っちゃいます。


一昨日はひとり森の中を一日歩き、昨日は仲間たちと滑り続け、荒れた天気の今日は部屋の整理。
日頃出来ていなかった書籍や書類の整理とパソコン環境の見直しなど、室内作業に明け暮れています。
道具類も使いやすいように模様替えをし、書類や本に埋もれた机周りもずいぶんとスッキリしました。注文していた新しいパソコンモニタも本日届きましたし。
これで内業仕事もノーストレスです。よしよし。


特に意味のない、雑談系投稿でした。


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2020.3. 8 20:47

春へ

新雪が積もった森だったけども、雪質は春めいてきて、ここ数日でハシブトガラやシジュウカラもさえずりを初め、最高気温もプラスの2℃ほど。
春っぽくなってきました。


だけど、誰もいなくて誰の足跡もない森では白い雪面が美しく、樹木に積もった新雪がキレイ。鳥もいつでも見られるわけではない。
これはいまだ冬っぽい。


季節の変わり目です。


そんな森の中をお客様と一緒に歩いて、心の洗濯をしてました。
(別に汚れてないけど…)
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今週はプラス10℃近い予報の日もあって、雪が減ってしまいますね。
例年、冬のツアーは4月末までやっていますが、今シーズンは今月いっぱい出来るかの!?という感じです。
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2020.3. 6 17:15

こんな時は

ツアーが数件、講習会までもキャンセルが出て、思わぬ時間が空いているワタシ。


「こんな時こそ、やれることを」
ということで、ツアーの充実を図るべく、フィールドワークとツアールート開拓の日々。


『いつも通りじゃん』
というツッコミは聞こえない聞こえない。


でもこの日は、いつものフィールドワーク+ガイドトレーニングです。
自然ガイド同士で歩きながら、あーだこーだ言いながらスキルの見直し。
自然の知識があるだけじゃ、ガイドにはなれませんから。


アクテイブなツアーが多いニセコではこういうことを話す機会が少なくて、自然ガイドとして独立当初はワタシもずいぶんとひとり悩んだもんですが、今は話し相手がいます。
いいことだ。


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こんな雪の中でも鳥を探してます。
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2020.3. 4 16:20

一日歩き

翌日は、羊蹄山麓の森の中を歩いてました。
鳥についてのアレコレを話しながら、特に明確な目的地があるわけでもない、宝探し歩きです。


大木を眺める。パースを狙ってみた。
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針葉樹林を眺める。
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ツルアジサイを眺める。
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つららを眺める。
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「オレがオレが」的樹木。
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お宝は見つからなかったけど、こんな細かいモノを見て、じっくりたくさん話しをして、なんだか良い空気感の一日。

2020.3. 2  9:03

晴れ!

当ツアーでは、一日中、誰もいない野外でのプライベートツアーなので感染リスクはかなり低いと思われ、私自身が感染源にならぬように最善の注意をしつつ、今の所通常通りのツアーです。
とはいえ、お客様にとっては宿や交通機関での不安や不便が出てきていると思います。
ホント、早い収束を願っています。


この日は気持ちのいい晴れ!の一日。
こんな天気は春めいてきたふうもあり、でもまだ冬の感じも残っていて、季節の変わり目を感じる一日でした。


誰にも会わず独り占め。
世の殺伐感にも負けない、楽しい一日。
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