2012.2.27 14:34

「春の声」

最近少しずつ晴天率もあがり、春が徐々に近づいている感のあるニセコです。
今日も穏やかな天気。
ハシブトガラが遠くを見つめながら思いにふけっておりました。
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突然ですが、鳥の声には、とっても大雑把に分けると「さえずり」と「地鳴き」というものがあります。
さえずりは、繁殖期に出す声で、主に求愛やなわばりの主張のための声。
原則的に、オスのみがさえずります。


地鳴きは、繁殖期以外にもだす声。いわゆる通常時の声、なので、オスもメスも出します。


まぁ、女性をお誘いするとき用の声と、雑談用の声を使い分けてるようなモノですね。


ご存知、ウグイスのさえずりは「ホーホケキョ」。つまりこれオス。
だけども、繁殖期以外のオスや、メスはずっと「ジェジェッ」と鳴きます。これが地鳴き。
(ウグイスの地鳴きは、特別に“笹鳴き”といいますが)


森の中では、こんな「さえずり」が、ここ二週間ほどで多く聞かれるようになってきてます。
今年は冬が厳しい年ですが、例年よりも早く聞かれだしているくらい。
まさに、繁殖のための“お誘い”合戦と、オス同士のなわばり争いが勃発中。
さえずりのヌシは、
ハシブトガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、キバシリあたり。

決して珍しい鳥ではありませんが、いつもの鳥たちがいつものようにさえずりだして、季節が進んでおります。
こんなことを感じられることが、意外とウレシイもので。

2012.2.25 21:27

撮影会ツアー

今日のツアーは、とっても写真好きなお客様。

撮る!
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こんどはこっちから撮る!
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こんどは屈んで撮る!
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「スキーはやらないんです」という方でしたが、そんな方にもスノーランブラーは問題ありません。
初めはコワゴワ・・・といった感じでも、スノーランブラーの楽しみ方の方向性は「自然を楽しむ」こと。
動物の足跡を観察してみたり、樹木を観察してみたり、雪景色の造形美を見ているうちにすっかり慣れて、撮影にもチカラが入ります。
下りは滑れる斜面を選んで、だけどもちょっとチャレンジしながら、楽しみながらの滑り。
見ているコチラもほのぼの・・・。
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自然散策のためのスキー、の本領発揮なのであります。

2012.2.21 13:02

「かくありたい」

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たまには自然ガイドらしく・・・・・


ウキクサ(浮き草)のおはなしです。
そう、よく池で見る、葉っぱがふらふら漂っているアレ。
ここでいう「ウキクサ」とは、特定の種としてのウキクサではなく、
ゆらゆらと根をぶら下げている水草全般のウキクサのこと。
浮遊植物などといわれる仲間たちです。


このウキクサ、ねっから気ままに漂うだけ、というような、その日暮らし的な植物ではないのです。


葉に見えるものは「葉状体」というもの。これは葉と茎が合わさった器官。
できるだけシンプルに、ということで、それぞれ独立した茎や葉はいらない。
だから葉は退化させてなくし、その代わりに茎を進化させて葉の機能をもたせちゃった、というチカラ技。


しかもこの葉状体、不安定な水面に浮き続けるために、徹底的な念の入れよう。
内部(断面)には空気袋を配置し―、
上面は水を弾き、下面は水に吸い付くように仕掛けを施す。
これで少々の波ではひっくり返ることがなくなります。


これだけでも「やるなっ!」なのですが、
さらには・・・、
水中に伸びた10本前後の根は、長く、水中で揺らぐことで葉状体のバランスを保ち―、
根の先端には「根帽(こんぼう)」という“オモリ”まで装着済み。


ウキクサなりの(?)しっかりとした意志と覚悟をもって、不安定な生活を選んでいるように見えます。


その上、水面という限られた生息地の中にも関わらず、爆発的な繁殖力をもち、3ヶ月で400万倍にも増えると言われています。
水面を埋め尽くしたウキクサの風景は、夏を感じさせる風景となりますね。


しかし、四季のある日本。
冬になると、水草が浮くような小さな水面は氷に覆われてしまうことも。
そんな時期、水面を生息域にしているウキクサはさらなる対策をとります。


越冬用の冬芽は、水底へ沈んでいき、一斉に避難。
氷の天井に覆われた暖かい水底で冬を越し、春になると再び水面に浮き上がってきて芽を出します。


不安定な身の上にここまで徹底した対応をとるとは・・・、脱帽デス。


ただただ波に身を任せてなすがまま・・・ではなく、しっかりと自分の意志で(?)、水に身を任せる生活をしているのです。
それどころか、大波が来てもさらっと水の猛威をかわし、何事もなかったように浮き続けます。



不安定な仕事や、いわゆる“やくざ”な商売のことを、「浮き草商売」や「浮き草稼業」などといいます。
ガイドのような仕事も、ある種の浮き草稼業―。


しかし、不安定きわまりなく、気ままなだけに見えるウキクサも、これだけの“地に足ついた”働きを目立たぬ所でとっているのです。
ワタシもかくありたいものだ、と思うのであります。

2012.2.19 15:30

木の曜日講座

倶知安町ではこの時期の毎週木曜日に、
「木の曜日講座」
と題して、自然についてのお話があります。
もう15年以上続けられているイベント。

チラシには、
「木曜日は木の曜日」
「自然を学び、自然に学ぶ」
のお言葉。
いいですね。


私も、3/15(木)にお話させて頂きます。
お時間のある方は是非。

木の曜日講座チラシ

※ちなみに、2/23の講師矢吹俊男さんはワタシの親戚というワケではありません。
よく聞かれるので、あしからず・・・。

2012.2.14 21:17

雪の壁

先日はものすごい地吹雪でした。
雪の降り方がスゴイ、というのもあるのですが、何せ道路脇の雪壁が高い!
なので、強い風が吹くだけで雪壁に積もった雪が舞っちゃって、壁からの吹き下ろしで道路がまったく見えなくなる、というワケ。


こちらはウチの前にある雪壁。
4m近いでしょうか。

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2012.2.10 14:19

これも冬らしく

只今、猛吹雪のニセコ。
それでも午前中はマシだったので、そんな合間に風の当たらない場所を選んで半日ツアーを実施。

関西からのお客様で、普段もここかしこの場所を見て歩いている方だったので、
北海道の様々な森の違いを見ながら、本州の森との違いを感じながら・知りながら、の歩きでした。
「勉強」や「授業」っぽくならないように、自然をみながら歩いて、感じる、という自然ツアーなのでした。


で、吹雪の午後は、というと・・・、
先日まとめて注文した書籍類が山のように届きました。


自然ガイドだからといって、図鑑や学術書ばかりではなく、歴史・民俗的な本も多数。
滑りに行ってもリフト止まってるし、もうこうなっちゃったらフィールドワークもできないし、
こんな日は読書の日なのです。

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2012.2. 8 18:19

どっぷり

今日は、オリジナルツアーとして、一日どっぷりのツアー。
中身はおまかせだったので、羊蹄山麓の森で、午前中はスノーシューを楽しみ、
午後はスノーランブラーのツアーを抱き合わせ。
お昼は、コーヒーをゆっくりと。

しかも男性お二人のご参加だったので、距離もルートもそれなりにアクティブに。


いつも雪に囲まれた地方からのお客様でしたが、北海道の冬を独り占め、的に森の中を歩きまわりました。
遊んだあとは、個人的おススメの温泉でゆっくりと。


ワタシが一方的に自然の話ばかり盛りだくさん、というワケでもなく、趣味の話からお住まいの場所のお話を聞かせてもらいながら、ゆっくりツアーでした。
ワタシが楽しんでしまったのでアリマス。

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2012.2. 5 21:18

オジロ・オオワシ

今日はイベントツアーの日。
オジロワシとオオワシの観察会でした。
いつもほどの寒さもなく、天気も穏やかで観察日和。


写真を撮ってみたり、
ただボーっと見てみたり、
年齢の識別にチャレンジしてみたり、
まだまだどっかにいないかなぁ~、と走りまわってみたり。
みんなでフィールドワークをやったようでした。


道東などではそれなりの数がまとめて見られますが、
まとまった個体数を見られることの少ないエリアで、
「環境を見極めながら探して見つける」
という“自然観察の楽しさ”に迫る観察会でした。

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2012.2. 4  8:33

ブルッ!

全国的な豪雪・寒波がニュースになってますが、ニセコも毎日寒い・寒い。
日中でも毎日-10℃ほどで、もう慣れてきちゃった。
だけど、ほどほどにして欲しいものですね。


先日は久しぶりの調査仕事。
川に入っての調査でした。
さすがにいくら寒さに慣れていても、これは寒い!
水に10分も浸かっていると、キィィーーンときます。
その上、水の中で手をジャブジャブ・・・。
温泉が恋しくなります。


こんな時期に、釣り用のウェーダー(胴付き)を履いて、ライフジャケット着て、道具やらスコップやらもって川べりをウロチョロしていると、まぁ怪しい・怪しい・・・。


今週はそんなことをしてました。
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