2015.8.30 17:15

快眠へ

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この車を見て「懐かしい~」と思ってくれる人、いるかな?
4~5年ほど前までの、ワタシの愛車ハイエースバン。
11フィートと15フィートのカヌーを2艇積めるように、ルーフキャリアが3連になっているのが特徴でした。


走行距離が25万kmを超えてからはたまに不思議な音がする上、いかにも頑張っている感満載のうるさいエンジン音。
ドでかい車体がゆえ、奥地の林道に入るとUターンが出来ずににっちもさっちもいかない、なんてこともよくありました。
それでも、個人的にはかなりお気に入りの車でした。


この車の内部は、
荷台にベットを自作(ウレタンマット付き!)して、その下はすべて収納スペース。
後部座席を倒してベットを延長するとなんと縦3m弱の居住空間がありました。
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これって、車内に小さなテーブルを置いて大人4人であぐらをかいても、余裕で飲んでいられるスペースです。
これで、釣りやらカヌー遠征やら登山やら行きまくったものです。


しかし独立してからは、お客さまと遠出をするスタイルのツアーが多いこともあり、乗り心地を考えて今の車に買い替えました。貨物→乗用車に買い替え。
ツアーに参加したことある方は、乗ったことのある、アレです。


見た目もすっかり都会的大人になり、乗り心地は良好、長距離運転も大して疲れず―それは何よりなのですが、遊んだり泊まったりにはいまいち不向きです。
しかも日常的にツアーでお客さまを乗せるので、後部座席を外したりベットを常設したりといった大掛かりな改造は出来ません。


そんな中でもカーテンなどを自作して、今まで何度かこの車で車中泊をしたのですが、まぁ寝心地の悪いこと。
乗用車は座り心地が良い分、シートをいくらフラットにしてもかなりの凹凸があります。
この凹凸、腰が痛くなります。翌日の登山に差し障るほど。


そこでちょっと改造。


10mm厚のベニヤ板を車内寸法どおりに切り、それを使わない時は畳めるようにして・・・、
軽くて強度のある塩ビ管で板を支えています。


ついでに、薄いテーブルクロス的なビニールをタッカーで貼って防水仕様に。
半日程度で作れます。材料費は全部で4,000円程度。
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するとどうでしょう。


とりあえず寝るだけなら快適なフラットスペースの誕生です。
しかも5分もあれば元の状態に戻せます。


これで登山やカヌーなど、遠出をする際の車中泊も少しは快適です。
安全で楽しい野外活動は、快眠・安眠からなのです。

2015.8.28 20:25

「シダ見」

“花見(はなみ)” ”鳥見(とりみ)” は聞きますが、”シダ見” はなかなか聞きません。
そりゃそうです、いつものようにワタシが勝手に言っているだけですから。


先日は車検に出すために札幌へ行き、車屋さんから
「下回りが草だらけで、フィルターが植物の種だらけなんだけど・・・」
と笑われ―、
その後は、前期最後の講義を済ませつつ、定期試験問題も提出してスッキリ!
そのまま千歳で泊まって以前から気になっていた場所へ、“シダ見” にGo!


岩狙いです。
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フクロシダがいっぱい。
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カラクサシダとミヤマノキシノブ
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クモノスシダ
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イワイタチシダ
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キタノミヤマシダとナンブソウ
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タニヘゴ
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ヒメスギラン
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コケシノブ
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ウチワゴケ
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帰り道でも寄り道しながら遠回りして、滝狙い。
「滝」と言っても、滝の周りにある岩狙い。ここでもシダ見(笑)


特に目ぼしいものはなく、“お馴染みさん” ばかりでしたので、ツリフネソウを。
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せっかくなので、滝の写真を撮って遊んでました。
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キチンと野帳をつけて見てみると、なんだかんだとシダだけで42種類。
狙って行けば、一日だけでも見れるものですね。


おっと、地味な写真ばかりだったので、花も少しどうぞ。
ダイモンジソウ
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ミヤマモジズリ
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ミヤマウズラ
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カリガネソウ
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2015.8.26 21:05

こんな

こんなところを見ながら歩いています。


ニセコの沢を歩く。
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ヤブを歩く。
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カラクサシダを見る。
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羊蹄山を見る。
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見事なアカエゾマツ林を歩く。
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晩夏の花。エゾトリカブト。
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こんな毎日です。

2015.8.23 16:36

遠征なし

ここしばらくは出張仕事もなく、ニセコをうろちょろしています。
とはいえ、1dayツアーなら1時間半程度の遠征込みなので、ニセコでないこんな草原も歩いていますが。
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今日は完全地元歩き!
ってふつう自然ガイドなら地元メインで歩くものです。まったく自慢することではありません。
しかしワタシはご存知神出鬼没なので、この時期にずっと地元を歩き続けているのは珍しいくらいなのです。


こんな大木を訪れてました。
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エゾクロクモソウがニセコでもキレイに咲いています。
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ニセコではあまり見たことがなかったジャコウソウが咲いてました。今更ながら地元再発見(笑)
誰も行かない林道にて、ですが。
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晩夏からは、ハナワラビ系(ハナヤスリ科)のシダが目に付きます。
こちらはよくある、エゾフユノハナワラビ。
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一方こちら、ナガホノナツノハナワラビ。
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ニセコ以外では道内で数回しか見たことありません。何故か羊蹄山麓にはぽつらぽつらあります。
道内で一番見やすいかも?!不思議です。


今まで数十回と歩いている場所にありました。これまた地元再発見。
結構珍しいモノなんですがね~。地味なので聞かれることはまずありません(笑)
見たい人はニセコへどうぞ。(って、いるのかな?)

2015.8.21 20:18

無題

特にタイトルなしの本日。


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この前まではこんな(↑)快適な歩きやすい道をお客さまと歩いていましたが、
昨日からは道のないところを行く(↓)。
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それでもいい出会いはあるもので、今日はツチアケビ。
見る時はいつも実のタイミングばかりで、花の時期に出会うことがありませんでした。
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ツチアケビの実は「森のソーセージ」などと言われ、こんな↓です。
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また、この植物は「土通草(ドツウソウ)」などとも言われ、生薬として利用されていて糖度もずいぶんと高いらしい(スイカ並らしい)のですが、ワタシ的にはあまり口に入れようという気にならず試したことはありません。
少なくとも、ソーセージの味はしないようです。


ラン科の植物ですが、腐生植物で自ら光合成をせず、ナラタケ菌と共生しているようです。
となると、ナラタケ菌がなければ当然生えてきません。
となればなおさら見つけにくい。
嬉しい出会いでした。




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今日も雨がぱらつき、ミズタマソウに水玉が付いてました。

2015.8.19 19:22

何とか隙間で

今日は一日ツアーの日。冬にも来てくれているお馴染みさんです。


だけど、相変わらずの不安定な天気。
ホテルにお迎えに行くと、早速雨!しかも斜め横からの雨!


となると、いつものように車内会議からスタートです。


雨雲の動きを見ると何とか逃げ場もありそうで・・・
お客さまと相談しつつ、雨爛漫(?)なニセコから脱出です。


結果的には・・・・・・、
一度も雨にあたることもなく、雲も高めなので展望の邪魔にもならず、万事結果オーライでした。
帰り道では温泉に寄ったり、野菜の買い物をしたり、余裕の一日となりました。


帰ってくると倶知安の町ではザーザー降りの雨。
日中も降ったり止んだりを繰り返し、ニセコの山にはずっと雲が垂れこめていたようです。


ラッキーな一日でした。
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そういえば、お盆も過ぎてなんだか急に秋めいています。
来週はまた少し暑くなりそうですが、自然を見ていても着実に秋に向かっている様相です。
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2015.8.18 16:37

あれこれ

ここ数日の花々あれこれ。
自然の “旬” を地域別に知っておくのもガイドの大事な仕事ですので。


狙っていたモノから思わぬモノまで、いい出会いでした。


狸と羊がいた。(タヌキモとヒツジグサ)
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偶然に群生地発見。コイチヨウラン。
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今が旬。ミヤマモジズリ。
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ニセコでは見ないセリ。カノツメソウ。
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カワミドリ。
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これも旬。ヤマジノホトトギス。
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変わった花です。
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ヒキヨモギ。
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2015.8.16 18:30

「耳かき草」

動植物の名前の由来には色々なパターンがあります。


1、発見場所の地名や発見者・命名者の名前からとるパターン
ヤマハナソウ(札幌市山鼻地区藻岩山で発見されたことから)
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チョウノスケソウ(植物採集家須川長之助から)
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リンネソウ(分類学者リンネから)
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2、見た目から
ネジバナ(花がねじれて並ぶことから)
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アカハラ(見たまんま、赤い腹だから)
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3、2に近いですが、他の似たものから借用するパターン
ヤブレガサ(破れた傘)
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オドリコソウ(編笠を被った踊り子のような花姿から)
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カワガラス(川にいるカラスから)
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ハナイカリ(錨に似た花姿から)
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他にも、生態に基づいていたり、古語に由来したり、訛ってしまって今の名前に変化したものなど、あげたらキリがありません。


また、
「イ」という、ひと文字だけの植物(畳の “い草” ですね)や、
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「ヒロハヘビノボラズ」(刺が多くてヘビも登れないことから)といった変わった名前―
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別名まで含めると、「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ(龍宮の乙姫の元結の切り外し)」(=アマモのこと)なんて名前もあります。


ところで、今日は “耳かき” を探してました。
「ムラサキミミカキグサ」
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花は3mm程度で、草丈も3~10cm程度の極小な “耳かき” 。
その上、
「湿原内の、初夏までは水に浸かるような場所で、花期の盛夏になると水が干上がるような場所で、だけども乾燥しきることはない場所で―」
という、とても微妙な環境に生育しているようでした。


名前を知るのも楽し、
環境を読み取るのもまた楽し、です。

2015.8.15 14:23

翻弄されて

全国的な傾向で不安定な天気が続いていますね。
ここ数年、この時期は毎年こんなことを言っている気がします。(→2013年8月ブログ
昨日までの出張中も、豪雨にあたったり雷に驚いたり。


ニセコに戻った今日はツアーの日。
しかし相変わらずの不安定な天気です。


今日のツアーは、
昨晩から今朝までかなりの雨が降って道のコンディションが悪いことと、
就学前の小さなお子様たちとのツアーだったことから・・・・・・
・・・中止になっちゃいました・・・。


しかし、たいていそんな時は “結果的には” 、
「この天気なら出来たよね~」
となりがちで、口惜しい思いをするものです。経験上。


個人的に歩きに行ってみると・・・・やっぱり、
「これならイケたかな?」
などと、思ってしまう天気。あくまで結果論なので、気にしちゃいけないのですが。
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なんてことを思いながら、ひとり歩いていると11時頃から・・・突然の大雨。
この場所だけ、のような降りっぷりです。
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こういう天気、参っちゃいます・・・。
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2015.8.11 17:38

雨宿り

先日のここで、「オホーツクにいます」と言っていましたが、あれから道北をハシゴしています。


今日は、時々雷&豪雨。


ウコギ科のハリギリの木は葉っぱが大きく、意外と雨宿りにも使えます。
今日の仕事は早めに撤退です。
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2015.8. 8 18:47

でっかいど

ニセコから400kmほど離れた、オホーツクの町に来ています。
北海道の地図を見ると、ニセコから “北海道の対角線” あたりです。


ちなみに、日本最北端の宗谷岬から九州最南端の佐多岬まででおよそ3,000km。
北海道を一周しても3,000km。


改めて、北海道でっかいです。

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カスミムグラ(トゲナシムグラ)。帰化種ですが。

2015.8. 7 20:56

珍しく~2

この日も珍しく団体のお客さま。大学生たちです。


帰り道は少々お疲れのようでしたが、雨にあたることもなく、夏休みというのに一人にも会わない静かな散策となりました。
霧の湿原というのもまたオツなもので。


タチギボウシが終わり、サワギキョウが咲いています。
晩夏の様相です。
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2015.8. 5 16:40

研修会ツアー

今日は、ワタシにしては珍しいツアー。
というのは、ワタシひとりに20人×2セットの団体さん。
日頃、ひとりでもツアーの予約が入れば一日締めきっちゃうプライベートツアーをやっている身からすると、超イレギュラーです。
こんなツアーも昔は何度もやったものですが、団体をほとんど受けない今も年に数回はやるようにしています(笑)


そんな今日は、学校の先生達の自然体験活動研修会のお手伝いでした。
校庭の端でも出来るように、何てことのない、日頃だったら見ることもないような自然環境でのツアー(研修会)です。


自然体験活動を実施する際には、観察して、名前を知り、繋がりや仕組みを楽しく学び―という形もとても重要なのですが、これって「やる側」の敷居が高いものです。
ましてや日常では目も向けないような自然環境での実施は、「やる側」にとってはさらにタイヘン。


しかも、聞く側の知識量や経験量といった “受け入れ体制” にも大きく関わってきます。
受け入れ体制をオーバーする話しが続くと、
「ムズカシイ話しばかりだった~」
というふうになっちゃうこともありますもんね。


ワタシの場合も、ガイド同士で歩く時や専門学校の講義の時には、相手の “受け入れ体制” は関係なしに歩くこともありますが、お客さま(特に子供)相手ではとても気をつけるところ。


ということで、今日は「学校の先生方が子供相手に自然体験を実施するための研修」なので、そんな形だけでなく―、
動植物の名前なんぞ関係なしに、純粋に野外で楽しむ(遊ぶ)活動もプラス。
こんな中にも、観察したり・気づく楽しさというものはあるものです。


ワタシも楽しく遊んできました(?)


人の個性は十人十色。
となると、自然の中での楽しみ方や見方も人それぞれ。
「絶対にこれが正解!」というやり方がないムズカシさに、若い先生方はアタマを悩ませ、ワタシもいつもアタマを悩ませています。


こんな体験から、学校内での自然体験活動のヒントを得てもらえれば何よりです。

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※さてさて、これからまたロングラン開始!出張もあり、飛び回りますよ。
お問い合わせには問題なく対応出来ますので、ご遠慮なく。

2015.8. 3 17:52

折り返し

今日は隙間のお休み。
ツアーの下見やらナンやらで地元をウロチョロして、珍しく時間がゆっくりでした。


ところで、気づけばもう8月ですね。
世の中夏休みの真っ最中で、どうりで道路も混んでいるわけだ。


基本的にワタクシ、
「過去を振り返らず!」
をモットーにしたいところなのですが、そんなに心意気が強くありません。


3ヶ月後にはもう、グリーンシーズンが終わってしまうわけで・・・
「今から3ヶ月前って、何やっていたかな~」
などと、写真を整理しながらどうでもいいことを考えていました。
これも時間があるときの効能(?)


3ヶ月前はというと・・・
ニセコ近くでナガハシスミレを探しまわっていた頃。
ここばかりは、今と変わらずフィールドワークに走り回ってます。
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3ヶ月後のシーズンオフには、
「今年も充実のグリーンシーズンだった!」
と言えるように、さぁさぁ折り返し!!

2015.8. 2 19:29

無題

また道北方面に行って、歩き回ってました。
相変わらずの雨の中を歩く。しかも笑ってしまうほどの豪雨。
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こちらは雨の方が嬉しいかも。エゾサンショウウオ。
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次の日にはやっと晴れました。
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こんなブログでスミマセン。

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