2018.8.30 16:58
この日は、調査仕事で山に登ってました。
1000mを超える稜線の植物たちはもう枯れ始めているものもあって、すっかり秋の様相でした。
ミヤマアキノキリンソウ
イヌヨモギは秋の花。
稜線への道のりはダケカンバ林。
上は一面の霧で視界は数十mなので展望はまったくありませんが、仕事にはほぼ関係なし。
今度プライベートで来たいもんだ。
2018.8.30 16:58
この日は、調査仕事で山に登ってました。
1000mを超える稜線の植物たちはもう枯れ始めているものもあって、すっかり秋の様相でした。
ミヤマアキノキリンソウ
イヌヨモギは秋の花。
稜線への道のりはダケカンバ林。
上は一面の霧で視界は数十mなので展望はまったくありませんが、仕事にはほぼ関係なし。
今度プライベートで来たいもんだ。
2018.8.28 20:18
札幌近郊の水田でミズアオイが満開でした。
雑草扱いもされるミズアオイですが、農薬の使用により見る機会の減った植物でもあります。
ここではミズアオイやオモダカがたくさん咲いていました。
2018.8.26 19:51
北海道を一周するとおよそ3000kmほど。
日本最北の宗谷岬から九州最南の佐多岬までの距離とだいたい一緒くらいです。
でっかいどう、北海道。
今は、ここいらへんにいます。
仕事なので、途中立ち寄りながら移動していたら、移動だけで一日かかってしまいました。
運転中も「遠いなぁ~」の連発。
北海道の広さを改めて実感しています。
2018.8.24 21:01
先日、思わぬ場所に咲いていたヒメヤブラン。
里の林縁や畦などの日当たりのよい草地に多い植物なんですが、コイツは森林内に咲いてました。
まだ蕾の個体もずいぶんいました。
だけど約1ヶ月前にはすでに、草刈りされた草地の縁に咲くヒメヤブランの花を見ています。
先日ついでにこの場所へ行ってみたら、当然実がついてました。
森林内と開けた環境では、こんなに花期に幅がある植物なんでしょうか?
わかラン。
2018.8.22 18:12
昨晩から明け方にかけて、ニセコでは停電するほどの雷雨でした。
そこで仕事が一日空いた……となると、思いつきで片道250kmの弾丸フィールドワークに行ってました。
この時期は休みがあまりなく、となるとこの時期が開花期の植物はずっと見られないワケで…こんなふうに無理やり行くしかありません。
探して探して………あった。
北海道にはほとんど分布していませんがここでは以前見つけていたので、あとは花を見てみたかった。
ネコハギの花
今年見つけたベニシュスラン。
結実するとどんなふうなのかな…と思い、探して探して…コレ。
今年やっと花を見つけ、今日は実も確認でき、やっとケリがつきました。
ヒメヤブランが思わぬ場所で咲いていました。
葉が地味なので花の時期でないとなかなか見つけられません。
今月はもう休みがないので、これらを探すには今日しかない!
次の休みの日ではもう見られないでしょう。
往復500km近い道のりを走った甲斐がありました。
2018.8.20 16:59
昨日まで道東やら道北やらをうろちょろしていましたが、今日は自然ガイドの仲間と一緒にフィールドワーク。
身内だけの自然ガイド野外研修会みたいなものです。
夏の時期だからこそ歩かない、という場所もあるもので、そんな所を一緒に歩いて発見を探してました。
派手な花の咲いていない地味な森で、面白いモノを探し出せる ”目” が大事。
「おぉぉー、面白い」
と一番盛り上がったコレ。相変わらずの超分かりにくい写真です(笑)
ガイドになりたての頃に混乱しまくっていた、ヤマハギ・ヤブハギ・ヤブマメが同じ場所にありました。
誰も拾わない面白さですが、こんなことに気づける ”目” も楽しいものです。
2018.8.18 18:45
調査仕事で大雪山の山々を登るたびにウチの奥サマが「いいなぁ~」と言うので、8月初めに仕事を休みにして大雪山界隈を歩きに行ってきました。
完全プライベートです。プライベートでの山歩きというのも久しぶりです。
さらに、天気が良く最高のコンディション、という休みの日も久しぶり。
とやかく言うよりも、写真をたくさんどうぞ。
ミヤマチドリや…
コモチミミコウモリを見ながら樹林帯を登り、
チングルマとエゾコザクラ群落
チングルマを見ながら登る
チングルマは綿毛もいい
後ろ姿もアリ
エゾコザクラたくさん
チシマツガザクラ
クモマユキノシタ
登りきってからも、あえて沢の源頭部に下ってみると、やっぱりこんなのがまだ咲いてた。
エゾノハクサンイチゲ
アオノツガザクラやらエゾノツガザクラやら
チョウノスケソウの綿毛はリーゼント
大雪山の風景
昨日8月17日に、大雪山ではもう初雪を迎えたようです。
さすがに記録的な早さの雪ですが、最高の天気の中、短い夏を楽しめて良い山旅でした。
2018.8.16 17:24
ニセコ近郊で、こんな所を歩いてました。
国道脇のヤブに数mだけ突入すると……
苔むした針葉樹林が広がっています。
国道脇の低地にもかかわらず、山モノの植物が広がっている面白い森。
名もなき風穴上に広がる針葉樹林です。
コバノイチヤクソウが大群落を作ってました。
アスヒカズラも一面に。
道東に行くとこんな森をたまに見ますが、道央・道南ではあまり見ません。
天然のクーラー付きなので涼しくていいのだけど、最近はめっきり暑さがなくなってきました。
2018.8.14 16:08
お盆休みの間はニセコの道路も一段と混んでいます(と言っても渋滞するほどではありませんが)。
神仙沼などの自然景勝地も賑わってます。
なのでこの日のツアーでは、出来るだけ隙間を狙って人のいない所へ。
”隙間狙い” 大好きですんで。
お盆休みのピークでも、一日歩いて10人も会いませんでした。
美しい自然の、心洗われる一日でした。
2018.8.12 17:53
山の日のツアーは、海に行ってました。ひねくれ者ですんで。
海浜植物を見て、道端も見て、美しい森の風景も見て―存分にお喋りも楽しんで…良い山(海)の日。
海浜植物の写真を撮るのをすっかり忘れていたので、過去に撮ったハマナス写真をどうぞ。
2018.8.10 16:24
自然の中を歩くには、ただ漫然と歩くよりも、知ったり気付いたりしながら歩いた方が楽しいはず。
そんな自然の楽しみ方を繰り返すうちに、今まで何も気にもせずに通り過ぎていた場所にも色々な目につくモノが見えてきて、自分の見えてなかった世界が見えてくる感覚が湧いてきます。
この日のツアーでは、お客さんもこんな写真を撮ってました。
一般的にはとても分かりにくい写真です(笑)何を撮りたいのか分からない。
でも実は、かなり良いポイントをついた記録写真。
その核心を知りたい人は、ツアーへどうぞ(笑)
自然を見る ”目” を持つ、って難しくもあり楽しくもあり、人には分かりにくいものなんです。
2018.8. 8 16:55
去年やっと出会えたトラキチラン。
ごく限られた地域にしか分布していない上に生育する森林も限られていて、個体数も極端に少ない。
さらには菌と共生している葉を持たないラン(菌従属腐生植物)なので、花がないと見つけるのがほぼ不可能、となるとそうそう出会えません。
幻のランなどとも言われています。
(2017.8.13 道東)
”やっと花が見れた” と言ってもそれでおしまいではなく、せっかく ”見つける目” が出来たのだからそこからがスタートです。
去年よりも数日早い時期だけど…
・果たして同じ場所でまた開花するのか
・花の当たり年のような開花の年変動があるのか
・この場所での開花のベストな時期は
・もっと広範囲を歩けばもっと数多く見つかるのか
などが気になり、今年また訪問。
当然、遊歩道などの道は一切ありません。
去年の開花場所の森。
ヒグマにばったり遭遇なんてことのないように気をつけながら、目を皿のようにして黙々と歩き…
付近の誰も歩かない林道を歩いたり…
こんな森もパトロール。
何が悪いのかちっとも分かりませんが、今年は一個体もいませんでした。
いくら時期が早めとはいえ、花茎くらいは立ち上げていると思ったけど…。
『まぁハズレもひとつの経験値。この積み重ね…』ということで、また来てみよう。
2018.8. 5 16:14
この車を見て、「懐かしい」と思ってくれる人もいるでしょう。
8年前までのワタシの愛車、ハイエース・バン。
荷物は好きなだけ積み込めるし、車内を手作りして最長2mを超えるベッドにもなります。
3連のルーフバーは、11フィートのカヌー(OC-1)と16フィートのカヌーを同時に積める仕様。
「ペンション・ヤブキに宿泊」などと言われてガイド仲間と遊びに行ったり、車内で数人で宴会をしたことも。楽しい車でした。
ただ、ワタシの車の走行距離は年間3万kmを超えます。夏の間はオイル交換に毎月、夏タイヤは2年ももたないので毎年タイヤを買っています。
大きな車の維持費も半端ありません。
さらにこのハイエースは貨物車なので乗り心地は決して良いとは言えず、特に取って付けたような後部座席では長時間乗るのに苦痛でした。
独立後数年はこの車でツアーをやっていましたが、ワタシのツアーは車の移動も多いので、お客様の快適性を重視して今の車に買い替えました。
今の乗用車(トヨタ・ノア)は乗り心地や走りはいいのですが、何せ、遊ぶに使いにくい。
車中泊になると、フルフラットにならない後部座席で寝るのは苦痛です。
かといって、(ハイエースの時のように)ベッドを作っちゃったら、ツアーでいちいち元に戻すのが面倒です。
ということで、ワタシの車には、3分ほどで設置出来る「車中泊モード」があります。
1人仕様、トランスフォーム!
つづいて、2人仕様、トランスフォーム!
これで今まで何泊もしてきました。
快適で寝過ごしちゃうくらい(笑)
こういうふうにしている、ということは……行ってきます。
2018.8. 4 15:43
一昨年のこと。とある場所を歩いていたら、「ん?」と目についた葉が…。
ミヤマウズラに似ているけど、なんか違う……。
葉っぱだけだとなんとも言えないけど…もしや…。
でもミヤマウズラはある所にはそこそこある植物なので、可能性としてはミヤマウズラが正解。
「少しイレギュラーなミヤマウズラの葉」と考える方が無難でしょう。
ミヤマウズラの葉
ミヤマウズラの花
問題の葉。
葉の模様は個体差が大きく、あくまで参考程度でしょう。葉の大きさ、高さはミヤマウズラと変わらず。
色味が濃い傾向があるのと、質感がマットな感じ。
そして翌年、花の時期に再び訪れてみると問題の葉は花を咲かせておらず、この年もハズレ。
結局モヤモヤだけが残りました。
そしてさらに今年、もう一回訪れてみると花が!
どこに花があるか分かりますかー?
やっぱり。
一度見てみたかった念願のベニシュスランでした。
2年以上ぶりに、スッキリ!
鳥も植物も、オーソドックスなものを何度も何度も見て、その経験から得られる違和感に新たな出会いがあったりします。
2018.8. 2 15:26
7月の半ばを過ぎると、エゾニワトコの赤い実が目立ってきます。
普通、実の色は赤なのですが黄色のタイプも稀にいて、「キミノエゾニワトコ(黄実のエゾニワトコ)」と言われます。
「君のエゾニワトコ(あなたのエゾニワトコ)」ではありません。