2013.12.31 17:41

毎度おなじみ

大晦日は、毎年おなじみ福助さんにご登場してもらってます。
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今年ももうおしまいですね。
やっぱり一年なんて早いもんで、などと毎年こんなことを言っていますが、
どんどん早く感じますね。


今年もツアーに参加してくれた皆さま、
観察会・講習会などに参加してくれた地元の皆さま、
お仕事でお世話になった皆さま、
叱咤激励・ご指導してくれた諸先輩方、
同業のガイド仲間たち、
ホントにありがとうございました。


来年の今日もこんなふうに皆さんにご挨拶できるよう、地道に自然ガイドとして活動していきたく思っていますので、
是非ゼヒ、これからもよろしくお願いします。

2013.12.30 17:41

深雪

年の瀬ですね。
皆さん新年の準備は万全ですか?
ワタシはクリスマス・年末年始・盆正月・まったく関係ないので、今日も歩いてます。


今日は馴染みのお客さまの日。
初めてご一緒したのはかれこれ5年前。毎年年末になると来てくれます。
ワタシのツアーにご参加いただく前からニセコへスキーに来るのが年末年始のイベントなのだそうですが、
そんな大事な日程を毎年自然ツアーにさいてくれます。
ありがたいことです。


この方々と一緒に歩くと、ワタシもやっと、
「もう正月なんだな~」
と感じます。


何度もニセコの森を歩きまわっていて、ニセコのいろんな森へ行っている方々なので―、
よぉ~し、今日はちょっとだけ登るぞ!と。
しかも今日の雪はたいそう深くてツラいぞ!と。
だけどあまり疲れちゃうのもなんなので、スノーランブラー用に使っているスノートレッキングシューズを
スノーシューツアーに使っちゃうぞ!と。
ということで出発!


普段なら「登る!」ってほどではない道のりなんですが、何せここ数日の雪。
スノーシューを履いてもヒザくらいまで積もってます。
吹き溜まった所なんぞ、掘りながら歩くような状態なのでゆっくりゆっくり・・・・・・・
というのはワタシだけで、皆さんさすが慣れてらっしゃる。
なんなく歩きつつ、あっという間に2時間半。なのでした。


歩く歩く。
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たまに見える青空に空を見上げ・・・
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樹影の美しさにしばし立ち止まり・・・。
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ニセコパウダーを存分に感じられる深雪の森なのでした。
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2013.12.28 18:54

嵐の後の

ニュースではずいぶんな大荒れ予報でしたが、本州の方がひどかったようですね。
ニセコは昨日も今日も、いつものように雪。
確かにちょっと風が強かったですが、何せ、ワタシの家は常に大暴風地帯なので、ある意味いつも通り。
今朝も積もっていないところは全く、なのですが、うちの前は吹き溜まって雪がワンサカでした。


こんな日の次の日は青空を求めて走り回ると・・・
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場所と確率とタイミングが勝負ですが、こんな景色に出会えます。


帰り道、オジロワシも飛んでました。流し撮りなので、ボケ&ブレですが。
ずいぶんと若い個体で、1~2才でしょうか。尾がさほど白くありませんがオジロワシ。
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2013.12.25 11:00

出張帰りのフィールドワーク

道南へ泊まりがけで出張してました。
室内での仕事だったのですが、思いのほか雪も少なかったので道中も安心。


せっかく片道250kmほどの道のりなので、帰りはちょっと気になる場所をチェック。
オジロワシ・オオワシの渡り状況を見に行ってきました。


しっかーし!鳥用のカメラを忘れた!
山の斜面の数本の木に10羽以上が鈴なりにいたり、空を眺めればたくさん旋回していたり。
2時間ほどウロチョロして40羽ちかいオジロ・オオワシが見れたのですが、それをお見せできません・・・。


何せ、翼を広げると2m30cmほど。王者の貫禄を目の当たりにできるんですがね。
今度はキチンと写真を撮ってご報告します。


↓4倍ズーム程度だとこれが限界。何が何だか・・・。一応5~6羽はいるんですが。
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↓これも雲を撮ったんじゃありません。10羽ほどのオジロワシ・オオワシが旋回中。
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2013.12.22 16:42

春の天気と冬の雪

今日は、前にツアーに参加してくれた本州の方が今日もツアーにご参加、の日。
この上ないベストコンディションです!
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前回に参加してくださった時はものすごい大雪の日で、
スノーシューを履いてもヒザをこえるほどの雪だったのですが、今日は15cm程度の新雪。
雪の美しさがリセットされるちょうどいい量です。
雪をまとった森のバックは青空。しかも無風。
真冬にこんな天気って、そうそうないですよ。
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スノーシューを自前で持っているので、今回はスノーランブラーでの参加です。
冬の森を遊ぶ道具として、大いに気に入ってもらえたようで何よりです。
帰り道はほとんど自由行動(笑)↓
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ツアーでは相変わらず雑談しっぱなしで、楽しく散策。
自然の話をあまりしない自然ガイドにお付き合いいただいたような、自然ツアーなのでした。。。
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2013.12.21 18:55

写真がなくて・・・

いやはや、すいません。ブログの投稿に波がありますね。
投稿したり、ぱたっと止まったり・・・。


というのも、最近写真が撮れてません。
写真を撮りにフィールドワーク、ってのも出来てません。
自然ガイドを名乗っておいて、森の中をいつも歩いていないなんていけませんな。


3~4日前に、森の雪の量を見に行った時のこんな程度の写真しかありません。
これじゃ、ただの記録写真です。
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先日まで泊まりで札幌出張、専門学校の講義。
今日は、地元博物館で鳥の調査報告会。
冬のツアーもやりつつ、来週は道南へ出張して研修会のお手伝い。


忙しいっ!ってほどではないのですが、資料づくりや移動に追われている日々。


写真を撮る量で、
フィールドワークが出来ていなくていかん!
を感じます・・・。


少々お待ちを。

2013.12.16 14:00

「自然とデジタル~その2」

図鑑たくさんデジタル化計画中のワタクシ(「自然とデジタル~その1」)。


通常、本の “自炊(電子化)作業” は本を裁断して、スキャナにかけてPDF化する、わけですが、
一冊ウン万円もするハードカバーの図鑑なんて、裁断できるわけありません。
しかも中にはもう手に入らない図鑑、なんてのもあるので裁断はありえません。


それが今年、「非破壊式スキャナ(富士通:ScanSnap SV600)」が発売されました。


これなら裁断できない本もスキャンできるし、学校の講義で使う資料なども手軽に作れる。
かなり惹かれているのですが、さすがに少々お値段お高め。
しかもこの機種、このタイプのスキャナが世に出て初。


発売以来、仲の良い調査員の人とも大盛り上がりであーだこーだ話していたのですが、
ワタシが人柱になって買い、使い勝手を試す、っちゅうのもそんな金銭的余裕があるわけなく・・・。


すると、秋から早速この機器のレンタルが始まりました!
しかもお値段も許容範囲。
これは利用するしかない!!と、ポチッ。


スキャレン.com


早速届きました。
使用後はこのまままた梱包し、着払い伝票とともに返送するだけ。楽ちん。
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当然、付属ソフトも一緒に送ってくれるので(AdobeAcrobatはライセンス制なので不可)すぐ作業に入れます。
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ASIMO(←HONDAのロボット)的な動きで目からビームを発射!スキャンします。喋ってはくれません。
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これなら貴重な資料も傷つけることなく電子化できちゃいます。
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植物の種子や実、標本などの立体物もスキャンできますね。
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一週間というレンタル期間のタイムリミットがあるので、使い勝手を試しながら、ひたすらスキャンの日々。
この機種は、一冊分まるまるスキャンするとなると普通の自炊作業に比べて圧倒的に手間がかかり、
気力と忍耐力が試される作業となります。
しかしそこは、我ながらこんなに底知れぬ執念深さあるのか・・・と思うほどの作業ペース。


結果、裁断できない(したくない)これらの図鑑は今回すべてPDF化。
この本全部を背負って歩いたらいいトレーニングになりますが、これからはスマートフォンやタブレットPCひとつあればOK。
いつでもすべての図鑑を使えます。
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スキャンした本の見やすさは、、、
ワタシ的には野外で対象を調べるためのデジタル化なので読めればいい、という程度なのですが、
それ以上のキレイさでした。
あとはこれらの検索システムを構築すれば完璧です。ワタシもやる時はやるんです!


ちなみに、出張や旅行で本を何冊か持って行きたい、ってときも自炊してあればとっても便利ですね。
また、いつも見るものじゃないけどとっておきたい・・・みたいなもの―、
配布されたプリント類やチラシ・スクラップ・説明書なんかも、スキャナにかけちゃえばスッキリします。
通常のドキュメントスキャナなら、裁断すれば数分で本一冊の電子化が出来てしまいます。


本の自炊作業に興味はあるけど、
「いきなり全ての機器を買うのはちょっと・・・だけど試してみたい」
「特定の本だけを自炊できれば十分」
という方(今回のワタシはまさにコレ)には、まずレンタルサービスで、なんてピッタリなのではないでしょうか。


これでワタシの野外観察もずいぶんと変わります。

2013.12.14 12:02

「自然とデジタル~その1」

自然の中でのデジタル機器って、どう思います?


最近は図鑑や大量の画像、資料などなどをタブレットPCなどで持ち歩くことが難なくできます。
これってかなり便利といえば便利なのですが、ワタクシ、図鑑・野帳(メモ)・資料などはアナログ派。
デジカメは当然使ってますが、あとは重い図鑑を何冊もカバンに入れて、自分でも解読不能のメモを書きつつ、
資料をクチャクチャにしながら歩いています。


最近はガイド中でも、タブレットPCで写真を見せたり解説したりといった手法もありますが、
私自身はツアー中にちょっとした図鑑写真をお客様に見せる、といったときには、
あくまで “(紙の)図鑑” で見せるのがいいと思っています。


覚えるために植物や鳥を勉強したい、という時も、必ず “紙の図鑑” で見ることが大事です。


ただ、フィールドワークをしている時で―、
特に、泊まりがけで山に行っている時や本州などの慣れない土地での自然観察は、そうそうしょっちゅう行けない場所。
そんななかで出会った植物や鳥は、その場で調べて
「しっかりと見るべきトコロを見たい。撮るべき写真を撮って記録したい」
という気持ちもあります。
ましてや動物の痕跡などは、時間がたてばなくなっちゃうのでなおさら “その場での同定” が大事。


(↓歩くのを止めて、持ってきた図鑑でひたすら調べる!の図。・・・このあと結局この図鑑には載ってませんでした・・・)
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そんな時、
「あぁ~、家にある “あの本” があれば調べられるのに」
と思うことは多々あるわけで・・・。


最近は本や資料を大量にスキャンしておいて、タブレットやスマートフォンに入れておき、いつでもどこでも見られるようにしておくことができます。
いわゆる本の “自炊” 作業です(本を電子化することを “自炊” といいます)。


自分自身の自然観察にはそんなデジタル要素を取り入れるのもアリだよな~・・・と感じる日々。


冬の間にそんなトコロを大改革!・・・はまた次の投稿で。

2013.12.14  9:55

本気!

今週は、風邪を少々こじらせてしまったり、講義のため泊まりがけで出張したり、資料と格闘したり、
の日々。


今冬の出だしは雪が少なめだったのですが、ここにきてやっと本気モードの降りっぷりです。


昨日の札幌からの帰り道は、羊蹄山麓に近づいた途端に吹雪。
さらに家に近づくと、猛烈地吹雪!


今年初で、道がなくなりました(笑)


ただ、これで雪かさはだいぶ増すんじゃないでしょうか。
今週いっぱいは荒れそうなニセコなので、ちょっと落ち着いたらニセコの森やスキー場の雪量情報をこちらでお伝えするようにしますね。

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2013.12. 8 11:27

「風土館講座」

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ワタシが春に毎年やっているニセコ鳥類調査。
やっと今年分のデータの打ち込みが終わりました。
リストを作りながらこんな鳥がいる、というのがワタシひとり分かっててもな~んも意味ないので、
地元博物館(倶知安風土館)のご協力のもと、鳥のお話をします。


ニセコにいる鳥たち・・・
見られる時期・・・
その鳥たちがいる、という意味・・・
そんな部分から、ニセコの環境全体を改めて知ってみよう、という会です。


調査報告というほどカタイものにならないように、また、鳥のことをあまり知らない人でもなるべくわかりやすいように。
そんなふうにしたいので、軽い気持ちで、お時間のある方は是非どうぞ。

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「ニセコの鳥たち~鳥の調査報告から~」
12月21日(土)
倶知安風土館
14:00(開始)~16:00
聴講料は無料です(展示見学の場合は入館料として100円かかります)
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