2020.1.29 16:07

光が欲しい

天気が良いつもりで歩きに行ったら、どんよりとした曇り空。
もう少し光をくれー。


じーっと見られた。
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じーっ。
ゴジュウカラの正面って、こんななのね。
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テンの足跡。生々しい感じで可愛げが足りない。
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また出直そう。

2020.1.27 14:34

談義ツアー

厳冬期なのに、晴れ!


前日の新雪と青空、静かな森に山の展望―と、山好き・カメラ好きなお客様にぴったりのコンディションでした。
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普段は山ヤさんのお客様なので、山装備のコトからあると便利な道具、スノーシューについて、地形図と地形について、カメラ談義、レンズのことやら何やら……たまに、自然の話し(笑)
一対一のツアーだったので話題も様々、自由気ままなツアーとなりました。


チャイニーズイヤーの日曜日といっても、一日中誰にも会わず、誰の足跡もないニセコの森―なかなかない、一日。


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山岳登山ツアーではなく、自然観光ツアーでもなく、私の思う ”自然ツアー” のカタチ。
相変わらず、楽しさが分かりにくいツアーですが。

2020.1.25 14:28

冬らしく

ニセコらしく、雪。
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静かで新雪豊富な森を、気の向くままに歩いて話して…気持ちのいいツアーでした。
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2020.1.22 15:30

「ゲジゲジシダ顛末記」

ゲジゲジシダという、少し名前の変わったシダがあります。
このシダは「北海道~本州・四国・九州に分布」と図鑑上にありますが、分布の中心は関東以西で、北関東あたりから西の地域ならばごく普通に石垣などで見られます。


(福島県産ゲジゲジシダ)
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しかし北に行くほど少なくなり、秋田・岩手・青森県ではごく稀にしか見られません。
ましてや北海道ではまず見られないのですが、図鑑上で「北海道~」となっているのは、1976年に植物学者の原松次先生によって洞爺湖有珠山での採取記録があるからなのです。
そして北海道でのこのシダの記録は、この一度だけ―。


有珠山はこの採取記録の後に二度も大きな噴火を起こしていて(1977~78年・2000年)、地形も森の姿も、噴火前と大きく変わってしまいました。
そんな地域特性もあり、その後誰もこのシダを見つけていなく(気にする人もいないでしょう)、先年に出版された『北海道シダ図鑑』でも「1977年の噴火によって(道内のゲジゲジシダは)絶滅したようである」と書かれています。


”……ようである” って、ロマンじゃないですか。私の好物です。
なので実は私、2015年あたりからずっと探していました。


こんなモノは手当り次第に探しても見つからないわけで、まずは仮説を立てることから。
暖地性のシダがかつての有珠山にあった、ということは、きっと「地熱」や「噴気」に頼って細々と生育しているのではないか?と。


実はさかのぼること数年前に、これまた北海道ではほぼ見ることのないミズスギという暖地性のシダが道南にあるということを知り、道南に通うこと2年、やっと見つけた経験があります。それはやはり、噴気に依存して生育していました。
本来の生育適地であれば30~50センチほどにもなるシダなのに、まるで冷たい外気に触れないように背丈を低くし、噴気が当たる数センチの大きさで細々と生きていました。


「これが北限での姿なのか…」
と自然の面白さを感じたものです。


(伊豆諸島産ミズスギ)
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(北海道産ミズスギ)
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ゲジゲジシダも、こんなパターンだろうか……?


さらに、さすがの原松次先生も深いヤブの中で狙って見つけたわけではなく、何か他の目的で歩いている時に偶然見つけたのではないか?そうなると、それなりに歩きやすい場所?
なんて想像もしながら、77年噴火よりも前の航空写真や地形図を見ては、めぼしい場所を見当つけて歩いて……しかし幾度も歩けど見つからず。
そう簡単にはいきません。


だけどしつこい私は、次の一手を。
地熱の高い場所を見つけるためには積雪期に雪の量を見ながら探せばいい、というごく簡単なことにふと気付き、ゲジゲジシダ探しはまずは冬に生育場所の見当をつける、という方針変更。「周囲よりも積雪量が少ない=地熱の高さ」でしょうから。


となると、もう一度歩き直しです。
そんな "目" で、森を歩き、ヤブを行き、崖を降りたり登ったり……やっぱり見つからず。まぁ、そりゃそうです。


「やっぱり絶滅したのかな……?」


こんなことを2~3年繰り返しながら半ば諦めかけた2018年の3月、数センチ程度の小さなシダを見つけました。
その場で名前が決められなかったのがワタシ的に気になり、6月下旬に再訪すると……成長した姿は、まさにゲジゲジシダではありませんか!
周囲には5個体ほど確認出来ました。


こうして、42年ぶりの再発見となりました。
北海道に5個体しかいない植物って、ある種の感動を覚えます。


(北海道産ゲジゲジシダ)
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意外や意外、何気ない場所にありました。今まで散々ヤブの中を歩き、崖を歩き、雪の中を歩いたのは何だったんだろう(笑)ただ、岩地で噴気が上がるような地熱の高い場所、という推察は大正解です。


それにしても、こんなに人目に付くような場所にあるシダが40年以上も確認されてこなかった、なんて、ガイド的にはとても興味深いことです。
人間の自然観察に対する心理が垣間見えます。


きっと―、
1.本州では当たり前のように見られるモノは、たとえそれを識別出来る(本州の)人が見ても、 "北海道での分布情報" を知らなければ「あぁ、そりゃあるよね」と軽く考えてスルーしてしまう。


2.島である北海道では各図鑑がよく整理されていて、それだけに、北海道の人間にとっての自然の知識は北海道内で完結しがち。本州ならメジャーなモノでも、北海道の図鑑に載っていなければ知る機会は少ない。


3.やっぱり、知らないものは(目の前にあっても)見えてこない。
―のでしょうか。


こんなことが垣間見えるフィールドワークって、そうそうありません。
一生に一度あるかないかの宝探しとなりました。


学術的な記録としては昨年に標本の収蔵を終えたので、ワタシ的にはもう満足。
だけどせっかくなので今回は、こんなフィールドワークの過程の楽しさを書いてみました。
知っていることで見えてくる世界があるものです。

2020.1.20 20:14

雪を求めて

今年のニセコは1月半ばを過ぎても雪が少なく、今までで初めて、というくらいの少雪の年になっています。
これから2月にかけて、帳尻を合わせのように降られても困りますが……このまま春になってしまったら寂しいくらいの雪の量になっています。


少ないとはいえ山麓でも1m前後はあるので自然ツアー自体には大きな問題はないのですが、山麓ではいまだに笹がいくらか顔を出している状態で、例年とは少し違った風景です。


そんなニセコでもいいのですが、何度も来てくれているお客様だし、天気も穏やかだし、道路コンディションもまずまず。
なので、お客様の好きな森の雰囲気と豊富な雪を求めて、少し遠出。
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新雪粉雪に包まれた亜高山の森。
風もなく、気温もさほど寒くなく、誰もいなく、森は美しく……ワタシらの話し声と笑い声だけ。


気の知れたお馴染みさんとの森歩き、私もたいそう楽しませてもらいました。
いい一日になりました。
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2020.1.18 17:10

「マイクロ・パフ・フーディ」

日頃サポートして頂いているpatagoniaさんから今シーズン、マイクロ・パフ・フーディを入手しました。
5年ほど使った薄手のインナーダウンがへたりまくってきて、だけどこの手のウェアは冬の間ほぼ毎日のように着ているので新調です。


一昨年、この ”マイクロ・パフ” のベストを新調しましたが、これが春と秋の山歩きや調査仕事にすこぶる調子がいい。

--2018.11.30--
今年まで、昔に購入した patagonia製のパフボール・ベストというものをずっと使っていました……


化繊だけど、ダウンにも負けないほどの暖かさで、ダウンの弱点である水濡れに強い。
ベストなので腕上げもスムーズで、重ね着もしやすい。


これに、冬~厳冬期用に袖付き・フード付きがあれば、さらに使い勝手がいいかな、と。
patagonia マイクロ・パフ・フーディ
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純粋な暖かさを重視するならダウンに軍配が上がりますが、動きながらの丁度いい暖かさと重ね着での動きやすさ、何より軽い着心地はスバラシイです。
今年から、名前の似た『マクロ・パフ・フーディ』という新製品も出ましたが、私には暑すぎそうなのとお値段が……。試用する機会があれば着てみたいですが。


マイクロ・パフ・フーディは、ちょっとした場所ではアウターとして着ても―、山ではアウタージャケットのインナーとしても着ることが出来ます。そんな使い方がいいかもしれません。


風雪に備えてフード付きを選びましたが、フードのフィット感もキツすぎずユルすぎず、視界良好でバッチリです。
冬~厳冬期を通して使えますね。


縫製で裏地まで針が通っているので風にどこまで強いかがまだ分かりませんが、その点は『ナノ・パフ・ジャケット』の方が防風性は強そうです。
稜線の吹きさらしに立たない限り、気にするほどでもないかと思いますが。


メーカーによると、重量あたりの保温性はpatagonia製品の中でトップクラスのようで、確かに軽い!これが超快適。こんなに軽いのに暖かい!
袖や裾によくあるプラスチックの部材などはひとつもなく、肌当たりもいいです。
左のハンドウォーマーポケットを裏返すと収納出来るようになっており、こんなふうに持ち歩くことも出来ます。
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注意点としては、やっぱりサイズ感。patagoniaのサイズ感は私にはいつもムズカシイ…。170cm66kgの私には、Sサイズでいい感じでした。
こればかりは人それぞれなので、まずは店頭で試着することをおすすめします。


今年の冬からは毎日着ています。

2020.1.17 13:36

充実の二日間

先日、二日間にわたって登別にてガイドミーティングがありました。
自然ガイドが一堂に会し、情報共有したり活動発表をする場です。道央圏の自然ガイドが主ですが、遠くは、道東や本州のガイドさんまで参加されてました。


こうなると夜の懇親会が楽しいのですが、ワタシ的にはまずはお仕事・お仕事。
今回はワタシ、ガイド講習会&フィールドワーク実習をやらせてもらってました。


(↓環境省自然保護官からの情報発表)
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自然ガイドって、勉強すべき部分が多岐にわたり過ぎるほど多様です。
自然の知識から多くの情報、様々な側面での管理能力、伝えるための技術…さらにこのそれぞれを細分化して学ばないといけません。
ただ漠然と自分の好きな自然を追い求めているだけならそれは自然ガイドではなく、自然マニアですんで。


そんなことをずっとやっていると、お客様のために何を優先的に学ぶべきなのか分からなくなっちゃう。
多くのプロの自然ガイドさんの悩みでしょう。


自然ガイドのスキルアップの方法や順番って、昔の私も整理ができずに混乱し続け、結果、ずいぶんと遠回りをしました。
そんな経験からここ一~二年は、自分が今まで頭で考えてきたことをキチンと言語化する作業をし、今回の講習会ではスキルアップに関する新たな考え方を紹介させてもらいました。


ガイド一人一人がそんなアタマの整理と個々のスキルを再確認することで、日々のスキルアップに役立ててもらえれば嬉しいです。
ワタシも頑張らねばなりません。


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2020.1.14 19:30

こんなの見た

久しぶりの「こんなの見た」シリーズ。
昨年の「ウレシイ出会い」ものをご紹介。


昨年の春、倶知安町内でオオマシコを見つけ、久しぶりに興奮しました。


見つけた当初は、逆光だし遠いしシルエットでしか確認できず…。
カワラヒワっぽくも見えるかもしれませんが、ちょっと違和感があります。「何が?」と言われるとムズカシイのですが、そもそもサイズ感が少し違う、かな。
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私の中では、よく見る鳥の中に該当する鳥がいないので、ずっと待っていたら……オオマシコでした。
(4/24 倶知安町内)
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15年近くニセコで鳥調査をやっていて、初確認となりました。
さすがにここ数年は ”初確認” ってなかなかなかったのですが、久しぶりにニセコ確認種が増えました。


ハズレを引き続けてもめげずに歩き続けていると、神サマはごく稀にこんなご褒美を与えてくれます。
もう少し、くれる頻度を高めにして欲しいですが。

2020.1.12 15:01

一段落

今週は私の正月みたいな週です。
打ち合わせやら講習会やらがあるだけで、ツアーはしばらく空きます。


早速、ニセコから少し足を延ばして、プライベートで歩きに。


だけど、特に何か出会いがあったわけでも、いい写真が撮れたわけでもなく、なんだか中途半端の天気と雪の量で、パッとしませんでした。
まぁ、そんなこともあります。


なんで、昨年撮った花の写真でもどうぞ。


とても小さく可愛らしいコフタバラン(5/27 ニセコ)
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スポットライトを浴びるエゾチドリ(6/26 胆振地方)
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去年はクリンソウをよく見た気がする(6/30 北見地方)
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久しぶりに見た、モイワシャジン(6/30 北見地方)
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冬の間に、写真を見直したりもしないとな。

2020.1.10 16:01

文句なし!

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文句なしの晴れツアー!
厳冬期のニセコでは月に一度あるかどうか、くらいの気持ちのいい晴天でした。


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冬の楽しみ方のひとつに、動物の足跡観察―アニマルトラッキングなどがありますが、厳冬期のニセコはいつも雪が降ってばかりなので、森の中に足跡が残っていることも少なめ。


しかしこんな日は、足跡祭り。
「昨晩、ここで寝てました」的なウサギの足跡。
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この時期には珍しい、エゾヤチネズミの足跡も。
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こんな足跡の数々を観察し、動物のくらしを想像し、植物を見て、森を見て……最高のコンディションの自然ツアーでした。
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自然をみる楽しさに気づきながら、知る喜びを味わい、知ることでさらに自然を見られるようになって自分の感性を磨き……自然に美しさに感動する。
私の思う自然ツアーの楽しみを、一度で感じられる一日でした。
このコンディションのおかげであって、ガイドとしての私のウデは関係ありませんが(笑)


だけど、そんな楽しさをお客さんと共有出来るのが、ガイドとしてこの上ない喜びなんです。


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2020.1. 8 10:25

「ワタシ的、散策スノーシュー選び」

今シーズン、20年ぶりに自分用のスノーシューを買い替えました。
そこで今回は、たまにお客さんにも聞かれる、ワタシ用スノーシューについて。


私は、自分用にはMSRのスノーシュー(EVOシリーズ)を愛用しています。
20年間これだけ使っているとさすがにベルトが経年劣化を起こし、ベルトだけ買い換えることも考えましたが、思い切って本体ごと買い替えに踏み切りました。


MSRを選ぶのは、シンプルな作りから来る抜群の耐久性が最も大きな理由。スノーシューを作り続けているメーカーの歴史の長さも好感が持てます。雪の中での信頼性は大事ですから。


問題は、多様なグレードのどれを選ぶか。


今回ワタシが買ったのは、今まで使っていたモノとほとんど同じ、コレ↓。


EVO アッセント
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プラスチック一体成型の本体は壊れようもなく、たとえフィールドでベルトが切れてもシンプルな構造なので取替も楽だし、工夫次第で他で代用も出来ます。


MSRのスノーシューには、大きく分けて、フレーム(デッキ)外縁に歯がついているタイプ(レボシリーズ・ライトニングシリーズ)と、デッキ内側に歯が配置されているタイプ(エボシリーズ)があります。
このそれぞれのタイプに、「アッセントシリーズ・エクスプローラーシリーズ(EVOのみ、さらにアキュブレイドとトレイル)」が組み合わさる、という超絶分かりにくい多様さ。


MSRスノーシューの選び方
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まずは、レボ(REVO)シリーズなのか、ライトニング(LIGHTNING)シリーズなのか、エボ(EVO)シリーズなのか、を選ぶのがいいでしょう。これはデッキの作りの違いです。
歯がデッキ外縁についているタイプは(レボシリーズやライトニングシリーズ)、何よりグリップ力の強さと安心感が魅力。ある程度の凍った斜面にも負けません。
トラバースする際にも、このグリップ力とねじれ剛性がとても良く、安全に歩けます。山麓森林内の散策から登山レベルまで―新雪から氷雪まで、どこでも安心して使えます。
スノーボードなどでハイクアップしたい人にはぴったりでしょう。


でも私のような使い方には、イマイチで……。


山に登るときはテレマークを履いているし、歩きでそのグリップ力が必要な場合はアイゼンの方がいい。スノーシューで稜線を目指すような登山はしません。
そもそも、散策のつもりでスノーシューで歩いていて、そのグリップ力が問題になるような斜面にさしかかったら引き返した方がいいかもしれませんね。


さらに、歯が縁に付いていることで歩き方によっては歯がパンツの裾をこすり、それを繰り返すことで裾がボロボロになることも。


また、グリップ力が強いせいで下りがつまらない。グリップ力って多少弱いくらいの方が、軽く滑っていけて楽しいもんです。別に転んだら滑落するようなフィールドではないし。
森の中での自然散策なんだから、そんなふうに雪と戯れる方がいいと思ってます。


そして冬の調査仕事では森の中の小さな沢を渡る時などもあり、石混じりの場所で金属製のスノーシューは傷だらけになってサビの原因になります。まぁ、そのたびにキチンと脱げばいいのですが…そんなことイチイチやってられないタチでして…。


何より値段が高い……。


なんだかマイナス点ばかりあげちゃいましたが、要は「自分はどこでどう使うのか」が問題なだけで、とてもいいスノーシューであることには間違いありません。見た目もカッコいいし。


こんな様々なバランスを考えた結果、散策プラスアルファ程度なら、エボ(EVO)シリーズがおすすめなのです。
MSRのホームページには、「入門者用のEVOシリーズ…」と書いてありますが、別にガンガン歩く人でも長く使えます。何年もやっている人も、「自分はもう入門者じゃない!」なんて変なプライドは必要ありませんよ。


さらに個人的には、ブーツへの固定はバックル(ビンディング)タイプの簡便さよりも、昔ながらのベルトタイプの方がトラブルに強くて好きです。
散策レベルなんで、脱ぎ履きの早さは追求していません。
また、ふにゃふにゃの長靴なんかでも固定しやすいように、面倒でもベルトは3本締めがいい。


でも、ヒールサポート(=テレベーター)くらいは欲しい。
森の中の急斜面ではあるとないとで大違いだし、付いていることのデメリットは特にないし。


これらのビンディングの作りで、「アッセントシリーズ・エクスプローラーシリーズ」に分かれています。
てなわけで、『EVOアッセント』に行き着きました。


ちなみに厳冬期のニセコの深雪用に、『EVOテイル』も使っています。
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22インチ(56cm)のスノーシューだと埋まって辛いような積雪量の時に、10cmほど長さをアップ出来ます。
スノーシュー自体は小さい方が取り回しが楽ですが、ニセコの雪のラッセルには25インチ(65cm)くらいあった方いい場合もよくあります。
ツアーでは、常に先頭を歩くガイド(ワタシ)は25インチ、お客さんは取り回しが楽で軽い22インチ、でやっています。


このテイルが意外と高価なので、新しいスノーシューにも使い回しが出来るかな、と思ったけど、さすがに20年前のスノーシューには付かなかった……(笑)

2020.1. 6 13:49

ニセコらしさ

この日は、めまぐるしく変わる天気の日。


夜中は-17℃まで冷え込んで吹けば飛ぶような雪が積もり、出発時もシンシンと静かな雪。
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次第になかなかの吹雪模様に。それでも笑顔がスバラシイ!
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そんなあとには、青空も。
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当然笑顔。
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休憩中に次第に曇ってきて……横殴りの雪。笑っちゃう。
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退散、退散。


粉雪ダッシュ。
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ニセコらしい天気と、ニセコらしい新雪粉雪、静かでキレイな森で自然をゆっくり眺めて―いい一日。
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2020.1. 4 17:52

映え

写真好きな馴染みのお客様だったので、フォトジェニック狙い。いわゆる「写真映え」を狙って、歩いてました。


行こうと思っていたフォトジェニックな場所は猛烈地吹雪のために勇気ある撤退をし、結局いつもの「どうしましょっかね~」的ツアーでした。


ガイドが一日の行程をきっちりと管理しているわけでないので「はい、時間なんで、次に行きますよー」とならないし、現地でもガイドがずっと解説しっぱなしでもないので、現地に着けば基本放置。各自、写真撮影大会となります。(それでいいのか!?)
自然のコトを聞かれれば2倍返しでも3倍返しでもしますが、特にこちらから解説し続ける、というプログラムはありません。


なのでワタシも、スローシャッターなんぞで遊ぶ余裕があります(笑)
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森がたいそうキレイでした。
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まさに「フォトジェニック」。
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スノーシューツアーなのに、スノーシューを履いていません(笑)
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スノーシューツアー in 道端
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2020.1. 2 17:47

ニセコらしい元旦

明けましておめでとうございます。
今年もお客様がより楽しめるよう、私自身スキルアップしつつ、皆さまと一緒に歩けることを楽しみにしています。


さて、年末年始はニセコらしい吹雪。
この2~3日で50cmは増えました。
年明け一番の仕事は除雪から。


そんな中、元旦からお客様と歩いてました。


「雪があったほうがいいわ~」
という方なので、あえて雪・雪・雪の森へ。
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あえて ”遭難しているふう” で撮ってみました(笑)
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スノーシューを履いて歩いても埋まりまくる雪の中、美しいダケカンバ林を見る。
やっぱり、白一色でキレイでした。
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今年もワタクシ、大きなツアーをバリバリやるつもりはありません。
小さくとも、お客さんひとりひとりの顔が見れるツアーをやっていきたく思っています。


よろしくお願いします。

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