2015.9.29 19:54

赤い花の風景

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今日、羊蹄山が初冠雪しました。どおりで寒いと思った。
例年の羊蹄山初冠雪は10/2なので少し早いですが、去年は9/17に初冠雪。
数年おきに9/20前後に降ってますので、いつも通りといったところでしょうか。
もうそんな季節なんですね・・・。


ところで話しはまったく変わって―、
サンゴソウってご存知ですか?アッケシソウとも言います。
ひとつひとつの花は地味ですが、一面が真っ赤に染まった群生地では、とても美しい風景となります。
道東のオホーツク海沿い、サロマ湖周辺の群生地などが有名で、毎年8月下旬くらいから9月中下旬まで楽しめます。


サロマ湖のサンゴソウ(アッケシソウ)
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ひとつひとつは地味です(笑)
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だけど、町外れの畑にも赤い風景はあります。
その名も、ハタケサンゴ。
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こちらも、ひとつひとつの植物は地味です。
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この季節、道路脇も赤く染めるので、「ミチバタサンゴ」という別名もあります。
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※重要!
ちなみに「ハタケサンゴ」や「ミチバタサンゴ」は、ワタシがいつも一緒に歩いている人とワタシの、ふたりしか使っていない名前なので、誰にも通じません。
正しい植物名は、「イヌタデ」です。

2015.9.25 19:12

幾何学な畑

先日、道東の滝上(たきのうえ)町に行く仕事があり、町内を車で走っていると面白い風景に出会いました。


「幾何学模様=直線や曲線の繰り返しによって構成された規則的な模様」
まさにそれ。
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当初は、
畑脇にある刈り残した(?)植物を遠目で見て、エゴマかな?と思い、
「エゴマ油を取るために、天日干ししているの?」
と思いました。


以前、道端でフツーにエゴマが生えているのを見たことがあります。(↓野生化したエゴマ)
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しかし帰ってから、ふと手持ちの資料の中からこんな記事を見つけました(↓抜粋)。


かつての北海道内の山間部では、天然ハッカ栽培が盛んな頃がありました。
なかでも道東の北見市は一大ハッカ生産地で、1939年には世界のハッカ市場の7割が北見ハッカ工場産という興隆ぶり。
その後、外国産に押されて国内ハッカ産業は衰退し、現在、日本最大の天然和ハッカ生産地は、北見市のそばの滝上町。
国内の天然和ハッカの90%以上を生産し、国内の商業ハッカはほぼこの町で栽培されている。
国内最後ともいえる、商業用ハッカの生産地となっているのです。


となると、
「これはハッカだったのかー!」
と。
だけど実際、この写真のモノが何だったのか、正直ハッキリしません。
“多分”、ハッカでしょう。


この天日干し風景で、「間違いない!」と分かる方、教えてくださいー。


とにかく、フシギでキレイな光景でした。
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2015.9.22 17:03

奥地で

連休も残すところあと一日、皆さま楽しんできましたか?疲れは溜まっていませんか?


ワタシはというと・・・、
紅葉で混雑している大雪山層雲峡あたりを毎日走りつつも、そんな観光客を尻目に、だれも行かない山奥の奥地の奥地を歩いています。
いい感じで(?)、毎日お疲れですよー(笑)


一週間前はお客様と楽しく湿原散策したり、大雪山の紅葉登山をルンルン気分で楽しんでいたのに、今週は羊蹄山より遥かに急な斜面を、両手両足をフル活用しながらゼェーゼェー言って歩いています。
これはこれで、人の行けない(行かない)ところを歩けるのでいいのですが・・・。


目指すは遥か遠くの山、の、遥か下にある沢まで・・・当然登山道はなし!
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巨木にも出会い
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花を愛でる心の余裕を無理やり作って、自分を鼓舞します(笑)
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沢を下りきったということは、帰りは上りきらないとイケないわけで・・・
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週末は講義があるので、それまではこんな毎日しています。

2015.9.19 16:30

ニセコの紅葉はこれから

9/1の段階ではまだ紅葉というには気が早いし、10/1だとニセコの山の紅葉には少し出遅れるタイミングとなるので、今月は9月半ばでトップページ写真を紅葉モードに切り替えました。
写真は、3年前の10月半ばの鏡沼です。


さて、数日前のことですが、久しぶりに一日快晴の日があったのでイワオヌプリの偵察。
この山は砂礫の白い山肌と森のコントラストがキレイな、紅葉のいい山です。


イワオヌプリ外輪からニセコアンヌプリを望む。
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大沼方面と日本海を望む。
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この日(9/17)では、紅葉にはまだ早いようですね。
今月末までにはすっかり色づくはずです。まずは神仙沼や五色温泉などの山から。
イワオヌプリ登山道にはシラタマノキの実やらアカモノ、ツバメオモトなど色とりどりの実がなってますよ。
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・・・・・・と、実はこれはウチの奥サマに下見がてら撮ってきて貰った写真。
同じ日のワタシはというと・・・こんな道なき道を歩いてました(笑)
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所々で羊蹄山は良く見えていたのですが、何せササが生い茂り過ぎ。
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当然誰もいない森の中でした。
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2015.9.18 17:32

雨でもいい一日

今日は三世代家族のお客さまとツアーの日。だけど雨予報の一日。
となるとまたいつものように、お客さまとお会いしてから、
「どうしましょっかね~」
の会議からスタートです。


いつもの、ノープランガイドツアー(笑)
というか、せっかくプライベートでツアーをやっているんだから、ガッチガチにプランを固める必要がないのです。(と言い訳)


とりあえず、ご年配の方々と小さな女の子がいるので、あまり雨の中で無理することはありません。
だけどどうせなら奥深さを感じられる静かな森を歩きたいな、と。
しかも、せっかく雨具も用意してくれているので―、


雨の中でも“そこそこ”歩いて・・・
長く歩く間は出来るだけ雨雲を避けて・・・
そして休憩時は屋根の下で寒くならないように・・・
そんなふうにお客さまと一緒に考えながら、自然をみるための数ある場所からピックアップ。


それらを上手く組み合わせて時間を使えば何とかなるものです。
(何とかならない時も多々ありますので、ワタシの技術力ではありません。“運”みたいなものですが)


結果的にほとんど雨に当たることなく、一日歩けました。
奇跡!


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森の中では、足元のぬかるみでズボンやら靴やらドロドロにさせながらも、最後まで元気に歩きつつ、
「これな~に~?」
と質問する女の子。


子供の目線は大人の見えていない世界を見ているようで、面白いものですね。
おかげでそこから大人たちは山菜話しに発展して盛り上がったり―。


動植物の名前を知ることも大事ですが、ただその時に見て・楽しんで・気持ちよく歩ければ、それはそれで何でもいいんです。
雨でもそんな、いい一日になりました。
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2015.9.16 16:45

山も

またまた遠征してます。


まずはサケの遡上の様子を見に。
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たくさんいました。
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そして旬な花探し。
こちらもたくさん、アケボノソウ。
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さらには大雪山系富良野岳(1912m)へ。
花の山で有名な山なのですが、なぜか今まで行く機会がなかったので、花の季節ではありませんが様子見に。


秋晴れ!
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紅葉も。
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何とか残っていたイワギキョウ。
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チングルマは真っ赤。花の時期はこの花の大群落が見られます。
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ウラシマツツジも真っ赤っか。
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山頂ではこんないい天気でしたが、山では最近の不安定な天気が油断なりません。
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だんだんとガスが広がり・・・
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あちゃー!これは・・・
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みぞれ(あられ)が降ってきました!
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なんだか冬景色が始まってます。
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この時期に北海道の高標高の山に出かける方は、くれぐれも天気や装備にお気をつけ下さい。
北海道の9月の山は2000mに満たないとはいえ、秋と初冬が紙一重ですので。
ちなみに、登山口での朝の気温が6℃だったことを思えば、稜線上は雪でもおかしくありませんね。
防寒具は万全に!


帰り道は、最近すっかり有名になっている「青の池」へ。
定番の観光地となりつつありますが、それだけあってキレイな景観でした。
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と相変わらず走り回ってます。

2015.9.13 15:22

いつもの

今年から町の事業で、ニセコ羊蹄エリアの自然環境を調べる植生調査を行なっています。
ニセコの自然環境の「今」を記録する作業。


ということで、この日はニセコのガイド仲間とヤブの中。


探しものはなんですか~。
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次の日は、別仕事でまた地元のヤブの中へ(笑)。強烈な道のりでした。
あまりにヒドい道のりになると、それをお伝えできるような写真を撮っていないものです。そんな余裕がないので。
沢を歩いてホッとひと息ついた所で、ダイモンジソウ。
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2015.9.11 17:02

いつもの写真たち

昨日、一週間の出張から帰ってきました。
道東の釧路へ行って、その足でそのまま札幌→道北へ。


今回も特に高い山に登るわけでもなく、里の動植物を見て歩いてました。
色々な地域で自然を見ることでその地域の特徴が見えてきて、そこから改めて地元の自然を見直すことが出来ます。
ただ、そうするためには少々細かく見る必要もあるわけで、ワタシ自身が「なるほどね~そうなワケね~」と思った識別点や特徴を、今後の“参考写真”として撮りためています。
それらの写真が一回の出張で数百枚。帰ってから写真を整理してみると、まぁ分かりにくいこと(笑)


今日はそんな、ワケ分からん・見ても面白くも何ともないであろう写真を、あえてご紹介。


空を撮ったわけでもなく、森を撮ったわけでもありません。正直、自分でも何を撮りたかったのか・・・。
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林道の砂利の隙間の芽生え。ヤナギタデ。
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ただの草むらですね~(笑)植物の “生え方” を撮ったのですが・・・。
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これもただの笹ヤブの脇。似た植物の混生具合を撮っているのですが・・・。
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ただの沼というか、水溜りというか・・・。
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水が干上がってしまった泥地。
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挙句の果てには、こんなアップ写真。意図が分からないと、ちっとも意味が分からん写真。
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写真をまとめて見ていると、相変わらず、こんな分かりにくい写真ばかりです。
一応ワタシ的には、撮影目的がキチンとある参考写真なのですが。


とはいえたまには、こんな “花の写真っぽい” 写真もありますよ。
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ただこれも、花姿を撮りたかったのではなく、花柄にある腺毛を狙った参考写真でした(エゾミズタマソウ)。


トップページを飾るような写真も撮らないと!

2015.9. 8 17:31

ご用心

晩夏の季節になると、これ。
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スズメバチ。
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道内を含めて全国には何種類かのスズメバチがいますが、どの種類であろうがまずは気をつけましょう!(って、雑な説明でスミマセン)
特にお盆過ぎあたりからは巣の拡張期なので、攻撃性も上がります。


まずは、野外では黒い服や強い匂い(香水など)はハチを誘引しますので避けましょう。


スズメバチの羽音は大型のアブとは違って概ね重低音ですので、そんな羽音がしたら要注意です。
羽音が周囲で聞こえたら、大きな声や大きなアクションはハチをさらに刺激するので、じっとしつつも静かに後ずさり。
たとえ顔の周りなどを付きまとわれてもこちらが何もしなければ、急に刺してくることはまずありません。
騒がない、騒がない。


とはいえ、ワタシもオオスズメバチに顔の周りを1~2分の間付きまとわれつつもじっとし続けるなんぞ、かなりの精神修行のようでしたが(笑)


もしも、あまりにしつこく付きまとってきたり、近くでアゴをカチカチ鳴らすような行動をされたら、それは威嚇行動かもしれません。
近くに巣がある可能性が高いので、早急に立ち去りましょう。
ここでも冷静な行動と観察力が試されます。まずは周囲をキチンと見ながら歩くことから。


万が一刺された時には・・・即病院!なのですが、とりあえず激痛に苦しむことになるでしょう。
ワタシもかつて3〜4回ほど刺されていますが、唸るほどの痛みと強烈な腫れに襲われました。


また、心拍数が上がってきたり、血の気が引いてくる感覚、呼吸困難はさらに危険。
ショック症状(アナフィラキシーショック)で命を落とす人もいます(アナフィラキシーショックについては、またの機会に)。
ちなみに、自分がアナフィラキシーショックを起こす可能性がどれだけあるか、ハチ毒に対しての自分の免疫を検査することが出来ます。
ワタシも2~3年に一度くらい検査していますが、今のところ陰性です。


ということで、ここ数日はいかにもハチがいますよぉー!的なこんな環境でヤブの中を歩き続けています。仕事なのでしようがない。
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一応、ハチスプレーも装備。
殺虫剤ではありませんが、ハチが怯んだ隙に逃げるための道具です。
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生息環境と生息数を考えると、ある意味ヒグマよりも怖い存在です。
この季節、独り歩きの際には十分お気をつけ下さい。

2015.9. 4 18:12

秋突入

ここ数日は出張もなく、ずっとニセコでの仕事です。
最近のニセコはすっかり涼しくなり、暑い暑いと騒ぎながら虫と格闘していたのが過去の話しとなってきました。
秋の花が咲きつつ、実の季節です。


透明感のあるアケボノシュスランの花。
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小さなヒメナミキの花。
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イシミカワ
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ナンバンハコベ
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オオツリバナ
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ヤマシャクヤク
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ボケちゃいましたが、サワフタギ
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今日も雨でした。ヒロハテンナンショウ
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天に祈る人。
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そんな秋はヒグマとの遭遇に注意な季節です。
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2015.9. 2 17:35

やる気

鳥や昆虫などは、あまりにひどい雨や風の日には極端に活動が鈍ります。
となると当然、それらを見るための現場仕事は中止になります。


しかし植物は、どんなに雨が降ろうが風が吹こうが “そこに” います。
となれば、天気が悪いからといって仕事が中止になることはなく、こちらの「やる気」の問題となります。


今日は朝から一日、大雨。
ツアーであれば中止になるような降りっぷりですが、お客さまと一緒の仕事ではないし、危険のない場所なので、「やる気」をふり絞って一日歩きまわってました。


ヘラオモダカの花を撮ろうかと思ったら、どこにピントが合っているのか分からずに水溜りの写真になりました。
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当然、全身ずぶ濡れ。カバンには水が溜まって重くなっているくらい。
こんなふうに濡れると風呂が恋しい季節になってきましたね。特に今日は。

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