2013.4.29 17:12

今冬最後(?)

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今日は、おなじみさんがお知り合いとともに急きょツアーに申し込んでくれました。


ニセコの森の中は、まだ雪が1mほど残っているのですが、雪は締まっていて、
スノーシューがなくても長靴で十分歩けます。
ここ数日は、例年よりは少々肌寒い毎日ですが、やっぱり春は春。
少し歩けばいろんな鳥が見れて、リスも目の前を走り回り、周囲の木々の冬芽はすっかり膨らんでいます。
そんな自然のひとつひとつをじっくり見ながら歩いても、さほど寒すぎるわけでもありません。
相変わらず、車から降りて数百mしか歩いてないのにもう数十分経っちゃってる、的な歩き方でした。


おなじみさんのお友達は、京都の方。
男性はもともとカナダの方。まぁ関心するほど日本語堪能です。
ワタシのつたない日本語でもしっかり通じちゃいます。日本人でも通じないときがあるのに(笑)、驚きです!
しかも自然に対する興味の深さもすばらしい!頭が下がります。
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京都の自然とカナダの自然と、目の前に広がる北海道の自然と、比べながら・観察しながら、みて・感じて、ワタシからも聞いたり・質問したり―、私自身も楽しませていただきました。


ニセコの森の中で花を楽しめる時期には少し早いので、帰り道にミズバショウの群生を見にちょっと遠回り。
予想どおり、鳥の声に溢れ、花に溢れていました。
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あと数日して今以上雪が少なくなっちゃうと、夏道がない森の中では雪を踏み抜いちゃって歩きにくくてたまりません。
冬のツアーとしては、今シーズンの締めになりそうです。


5月は、鳥などの観察目的のツアーや1dayフリーツアーなど、ご相談の上でのツアーがメインとなります。
ニセコでの山歩きや神仙沼などの自然ツアーは、6月前後から出来るようになります。


2013.4.28 16:58

「鳥見の会 2013」

今年も鳥見の会が始まりました。
春爛漫のなか鳥を見ながら―のイメージでしたが、なんのなんの。今日もうすら寒い一日。
羊蹄山では雪も新たに積もっちゃうくらい。
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今年は、前日夜に「バードリスニング講座」と題して、予習作戦。
ちょっとした基本的な鳥の知識と小話、観察できるであろう鳥の名前と声、
出会えた時に見るべき・聞くべきポイントを前日に予習してからの鳥見の会です。


大きく広報している観察会でもないのに、遠方からこのためにわざわざ来ていただいたり、
地元でガイドとして活躍している方々、地元近郊の鳥好きな方々が来てくれています。
ありがたいことです。
ありがとうございます!!!


今日の観察では、北風が強い中、ダウンを着て手袋はめて歩くくらいの気温。
いや~、寒い寒い。もうすぐ5月とは思えません。


しかし、キチンとアンテナ張って、みんなで見ていると、いるものはいるんです。
しかも、ルリビタキやシロハラ、トラツグミなどなど、
「半日の観察会ではそうそう出会えない」
という鳥たちまでが、全員がじっくり見られるくらいの大サービスで見られました。
昨日の予習ではふれなかった鳥たち。嬉しい誤算です。


観察しているフィールドは、野趣あふれる森林というよりか、町から5分程度のただの砂利道なのですが、
2時間半程度の観察で30種弱の鳥たちに出会えます。
やっぱり「気づくかどうか」が勝負なんです。


こんなことを機会に、皆さん自身がちょっとでも楽しく図鑑を見ることができて、
フィールドを楽しく歩くきっかけになればと思っています。

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2013.4.25 16:05

ニセコらしさ

厳冬期のパウダーもいいのですが、4月もある意味でニセコらしい時期です。
(って、一年中そんなこと言っているような気がしますが・・・)


ニセコの山ではいまだ4mを超える残雪で、麓でも1m弱の残雪量。
雪質も良い日が多く―、
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山でも気持ちのいい日和が多いうえ―、
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この時期のゲレンデはお客さんも少ないので、滑りに行けば地元の仲間たちばかり。
「仕事してんのかいー?」って感じ。お互い様ですが。
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ワタシ自身、冬のツアーはほぼ終了の時期なので、プライベートで麓の森を歩き回ったりしてます。
スノーランブラーがとっても気持ちのいい季節。
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ガンガン滑るのもいいし、自然をみながら気ままに楽しみながら歩くのもいい。そんなふうに自由にできる時期。
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植物が青々するのはもうちょっと先ですが、鳥は日に日に増えていってます。
このコの名前はカヤクグリ。
夏は羊蹄山頂部のハイマツ帯に住んでます。だけど、姿も声も地味なので、存在に気付く人は少なめ。
じっくり見たことある、って方はかなりのアンテナをお持ちです。
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こちらのカラフルなコはルリビタキ。
やっぱり夏に山登りをしないと出会えません。
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こんな鳥たちが、いまの時期だけは町からすぐそばの麓の森にいます。
山が背後に控えているニセコの森ならでは、です。


しっかりと意識しながら・気づきながら遊べば、さらなるニセコらしさが味わえる時期です。

2013.4.22 22:48

田舎道

ここ数日、寒い日が続いたり、雪まで降ったり、ぐずぐずな感じの日が続きましたが、
今日あたりからはこのまま暖かくなりそうです。


道路脇はまだ雪なので、アスファルト上が一番暖かいのでしょう。
田舎道では、車よりも猫が優先です。

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2013.4.20 16:42

ちょっと早めの更新

まだ5月まで10日ありますが、もうトップ写真を更新しました。
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いや~、この時期のホームページは、笑っちゃうくらい鳥写真ばかりですいません。
ニセコでのスキーは、山も含めるとまだまだ一か月は楽しめますが(山はまだ積雪4mを超えてます!)、
麓の森の積雪は1mくらい。
まずは、来週から恒例の「鳥見の会」が始まるので、それにあわせて季節感を冬から春へ。


ちなみに写真の鳥は、ノビタキ。
森ではなく、畑や河川敷などの開けた場所にいる鳥です。


飛び方はのんきな感じ(?)で、声もゆったりとしたきれいな声。
比較的見やすい・聞きやすい・覚えやすい鳥なので、郊外に住んでいる方は気にしてみてくださいね。

2013.4.17 18:08

「鳥見の会 2013のご案内」

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鳥の渡りも進み、毎日鳥を見かける機会が増えていっています。
庭にも、町にも、森にも、海にも、鳥はどこに行ってもいるもんで、そんな時に目の前の見えた鳥が分かると、楽しさもまた増えるものです。


ということで、毎年恒例の「鳥見の会」のご案内。


毎年5月にこの観察会を開くのですが、観察を半日もすると、20~30種くらいはいっちゃうもの。
慣れてない方は、日常的に見易い鳥やよく見られる鳥がどの鳥なのか分からないので、見れたものを全部覚えようとしちゃって、さぁタイヘン。


ワタシがきちんと説明できればいいのですが、どんどん目の前に出てこられちゃうと、説明もゆっくりできず・・・、なんてこともよくあること。


なので、今年は予習作戦。
先に室内で、この時期・この環境で見られそうな鳥の声と姿と名前を予習。
そのあとで野外を歩いてみれば出会えた時の嬉しさ倍増なのです。記憶にも刻まれやすい、と。


また、鳥だけでなく、それを取り巻く環境全体や植物などもキチンと見ますよ。


つづけて参加しなければならない、ってわけではありませんので、一回だけでもお気軽にどうぞ。

============================
◆バードリスニング講座(室内)・・・第一回 4/27(土) 19:00~21:00
                      第二回 5/11(土) 19:00~21:00

◆鳥見の会(野外)・・・第一回 4/28(日)9:00~11:30
                第二回 5/12(日)9:00~11:30
                第三回 5/19(日)5:00~7:30
============================

詳しくは、こちらへ。
→夏ツアー一覧ページ

2013.4.14 15:42

この頃の写真

最近はツアーも落ち着いてきているので、午前中に滑りに行って、午後はフィールドワーク、というパターン。
毎日毎日、写真をたくさん撮っているので、今日はそれらをご紹介。


まずは、仲間たちと春のニセコを楽しんでから・・・
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道路脇にはまだ雪壁が残ってますが、そんな雪壁のきわにはヒバリがたむろ中。
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ニセコでは、まだ畑が出てくるほど雪解けが進んでいませんが、雪の少ない周辺のエリアには白鳥が渡ってきています。
コハクチョウ。
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マガンとオオヒシクイも。
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ハクセキレイは至る所で歩き回ってます。
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何が何だか・・・という写真ですが、チョウゲンボウです。ワタシ的にはこんな雰囲気の写真も好きなんですが。
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カラスといえど、この時期は珍しいカラスも。コクマルガラス。
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鳥を探してブラブラしていると、キツネもブラブラしてました。
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ちょっと足を延ばして海まで行ったら、波しぶきがなかなかよい。
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風が寒いので漁港に避難したら、、、ハジロカイツブリ。
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さらなる北帰行へ向け、待機中。
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こんな毎日です。

2013.4.10 21:10

名残り雪

いまだ雪が降るニセコです
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2013.4. 7 20:54

「予習もおススメ」

雪に包まれた冬の季節も終わり、緑の季節が近づいています。
そうなると、鳥を見たり、植物を見たり、行ったことのないフィールドに出向いてみたり、
自然の中を歩くにはいい季節になります。


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そんなときにおススメなのは、ちょっとした予習。
予習がおススメ、というと、優等生のようですね~。
しかしワタクシ、小さい時はしょっちゅう、
「予習・復習をしなさい!」
などとよく言われながらも、ちっともしなかったタイプです。


しかし、この年になって、予習も大事だな~と思うことが多々あります。


特にそう感じるのは、行ったことのない場所を歩く時やあるものの理解を深めたい時。


「そこのフィールドでは、どんな環境が特徴で、どんな植物がいつ見頃を迎え、どんなルートを歩けるのか―。」
そんなことを知ってから歩くと、ただ漫然と歩くだけでは目につかなかったものが見えてきます。
また、なかなか行くことの出来ないような遠い場所ならなお、限られた時間で効率的にその場所を楽しめます。
このご時世、インターネットという情報源があるので、下調べするのも容易です。


ちょっと下調べをしてからの散策は、“目” を拡げてくれる側面があるんです。


ただ一方で、気をつけないと “目” を狭めてしまう側面もあります。
目的を持って・効率的に歩くことは、本来の自然を深くみたり、細かく目を配ったりする妨げになることもあります。


自然の中での「出会い」は一期一会のもの。
そんな突発的な素晴らしい出会いを自ら探しだすアンテナ感度が下がってしまい、事前に調べたもの“しか”見ない、
ということにもなりかねません。


なかには、事前に入念に調べるのはいいんだけど、何だか行く前から事細かに知っているので、
実際に歩いている時には純粋な気持ちでみなくなる・・・、という人もいます。
そうなっちゃうとツマラナイですね。


事前に知っているからこそ、「みえる」ことがあり、
知りすぎたために、「みえなくなる」ことがあるんです。


だから、自然を楽しむのに、
「予習がおススメ」ではなくて、「予習もおススメ」なのです。


ここいらのバランス感覚にちょっと気をつけて、一期一会の出会いを楽しみつつ、
今年もいろんなところを歩いて楽しんでみましょー!

2013.4. 4 16:43

ニセコの季節感

今日は、毎月恒例で申し込んで頂いているお客様とご一緒。
ニセコの自然の、一ヶ月ごとの移り変わりを肌で感じている方。


一ヶ月前は森の木々も雪だらけ。たまの晴れ間で春の日差しを感じる程度でした。
(↓一ヶ月前)
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最近はやっとのどかになり、こんな雰囲気↓。
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鳥を探しながら、声を聞きながら、のんびりゆっくりなツアーなのでした。


ところで、3月半ばくらいから、仕事の空いた時間はニセコ鳥調査をちょっとずつ始めてます。
まずは、毎日車で50kmほどの道のりをゆっくりゆっくり走りながら、渡りの状況の確認。


カワラヒラやヒバリ、ホオジロなどなど、残雪量にほとんど影響なく、例年通りの日付でやってきています。
こんな小さな鳥たちが、大きな旅をして渡ってくるんですよ。改めて考えてみると、スゴイことです。
2日前にはホオジロがやって来ました。
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川を眺めれば冬鳥が整列。
キンクロハジロにホシハジロ。
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季節感溢れる時期です。

2013.4. 1 15:02

4月更新

4月になりましたね。


なんだか今年の3月は吹雪くことも多く、ここにきても未だ雪が降る日もあります。
しかし、いーかげんもう、雪が積もる、なんてことは町ではなさそうです。


ところで、4月の更新作業。
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いやいや悩みました。何せ4月イメージにピッタリの写真がない!
鳥ばかりもなんだし、花にはさすがに早すぎるし、スキー写真ってのもねぇ・・・。


4月はふつう、ウインターシーズンはもう終わり、という感覚かもしれませんが、これからの残雪期のニセコはとっても気持ちのいい季節。


4月のニセコでは、まだまだ1~2m以上の残雪に覆われた季節なのです。
スキー場だってG.W.明けまで滑れるし(しかもたいそう気持ちがいい)、
麓の森だって4月下旬までは残雪の上を歩く状態(こちらもたいそう気持ちがいい)。
ニセコの山々に関しては、6月下旬近くまで雪が残ります。


春の暖かい日差しの中で、スノーランブラーでゆっくり森散策。なんぞ、最高なんですよ。
ということで、去年の春に、羊蹄山麓をぶらぶら~っとスノーランブラーで歩いていた時に撮った写真が4月のトップ写真に決定。


人と道具が写ってないので、まるで「普通のスキーのシュプール」のようですが、スノーランブラーで山麓を散策中なのでした。
まだまだ雪を楽しむことができますよー。

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