2012.4.30 18:32

春のチカラ

鳥の調査のため、毎朝、日の出を見る生活。
夕方にもなると、すっかり眠くなります・・・。


今日も朝陽の中歩いていると、足元の植物たちは・・・
春の光の暖かさに誘われ、去年の落ち葉を突き破って芽を出してます。
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自然のチカラを感じる、春の光の暖かさです。

2012.4.27 18:40

いよいよ

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今年で9年目となる、ニセコの鳥調査が始まります。
まずは、それに向けての予備調査。


予備調査といっても、積雪量を確認しに、仲間たちとぷらぷら歩きながらの鳥見です。
天気もよく、鳥もいっぱい、アタマも鳥モードで、バッチリ!


やたらと早起きになる時期が始まります。

2012.4.25 16:03

でかい!

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先日、ニセコエリアにある古木を訪ねました。


十数年前に行ったことがある、という人の話を聞いて、記憶を頼りに歩きまわる宝探し。


その古木はカツラの木だそうですが、そもそもニセコエリアにはカツラの木は少なめ。
「カツラの大木なんてニセコにあるんだ~」
と、ワタシも興味津々。


広大な森の中から一本のカツラの木を探すわけではなく、まずは大きく地形を見て、
カツラの木が生えそうな「環境」を探す。
“くさい” 環境があったら、その環境でのそれぞれの木を判別。
なければまた、「カツラ環境」を探す。
まさに宝探しゲームのよう(ちょっとマニアックですが)。


2時間近く歩きまわり・さまよい続け、見つけました。


こりゃ、確かに立派!確かにカツラでした。
他地域でもそうそう見るサイズではありません。


↓右下の人と比べると、ホントにデカイ!!
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開拓以前からここに生え、ずっと伐採をまぬがれている古木でした。
こんな木が末永く残され、寿命を全うできるといいですね~。

2012.4.24 18:05

乗馬

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ガイド仲間のK2ステーブルの手老くんのところで、馬に乗って来ました。


「地域のガイド同士、お互いのツアーを知っておいた方がいいよね~」
なんてことをお互い言っていたら、
「明日来ない~?」
のお誘い。
お言葉に甘えて、生まれて初めての乗馬。


まずは馬場で、乗り方から始まり自分の思うように馬が動いてくれるよう練習。
しかし相手は生き物― “思うように” なんぞ、そうそう上手くはいくわけがなく・・・、
イメージは「暴れん坊将軍」なんだけど、そんなふうに乗ることなんぞできるわけがない。
早足しただけで、「うおぉっ!うおぉっ!」って、情けない始末・・・。
そこが楽しい。


体験後半は、周辺の車道に出て、ニセコの山々や羊蹄山を眺めながらの散歩。(“散歩” というのかな?)


田舎道なので車なんかほとんど通らない静かな道を、少し高い視線と、一定の心地いい揺れ。
その上、パッカパッカと気持ちのいい蹄の音。
たまに馬が振り返ってくるので、「お前の操作イマイチね~」と言われている感じでしたが、
そんな馬とのコミュニケーションも含めて、快適快適。


今回は1時間の体験でしたが、十分楽しめます。
G.W.にいかが?
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(K2ステーブルブログより転用)

2012.4.23 17:30

春山

数日前ですが、春山を滑りに行って来ました。


目指す山を眺めながら出発。
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えっちらおっちら・・・
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ヒーコラヒーコラ・・・
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山頂に近づくにつれ風がだんだん強くなり、山頂まであと10分ほどというところで、強烈な風。
これ以上の風は危ないし、何度も来ているトコロだし、どうせここから滑っても一緒だし・・・撤退・・・。
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下りはあっという間。
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快適快適。
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ニセコの春はいいんですよ~。

2012.4.22 21:04

鳥見の会

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今日から鳥見の会スタートです。
ニセコ地域周辺にお住まいの方々が参加して下さいました。


鳥見の会スタート、とはいっても、まだまだ森の中は雪。
夏鳥も揃ってきている、とはいっても、まだまだこれからもっと揃います。


なので、今日は室内講座。
これからのシーズンで楽しんでいくための、道具選びから観察するポイントなどのお話・予習です。


5/6(日)からは、本格的に野外での観察会となります。
お時間のある方はぜひどうぞ。


(というか、最近のアップする写真は、鳥ばかりですいませんね~)

2012.4.20 16:44

分岐点

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(ノビタキ♀)


10日ほど前から、ワタシのブログも含め、ニセコ周辺のホームページやブログなどでは、
「春です!」
的なネタが増えてます。


そ~なんです。確かに春です。これはもう「冬」ではありません。
晴れの日が多くスキーをしててもポカポカ陽気となり、
鳥を見かけることが多くなり、
ストーブをつけない日もでてきて、
農家さんも忙しそうに動き出す・・・。
こりゃ、春ですな。



だけど、ワタシにとってはまだ!(でした)
冬→春の分岐点は毎年4月20日前後(あくまで “ワタシにとって” です)。


こんな分岐点の日には・・・、
ウグイスがさえずりを始め、
他の夏鳥たちの種類がドドっと増え、
一足早くやってきた夏鳥たちは、さえずりが盛んになり、
雪に埋もれたたササが本格的に立ち上がりだす・・・のです。




そんな分岐点の日。今年は、4月17日でした。


(今年初見のベニマシコ)
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(こちらも今年初見。しかも滅多に写真が撮れないヤブサメ)
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(キツネも闊歩してます)
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2012.4.18 17:49

水辺のフィールドワーク

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ガイドはツアーの実施フィールド・時期、関係なく、フィールドワークが大事。
しかも、信頼するガイド同士のつながりの中で、情報共有や知識共有が大事。


ということで、今日は支笏湖でカヌーツアーをやっている、
支笏ガイドハウス「かのあ」の松澤氏とフィールドワーク。


カヌーでしか行けない場所にある木を見に行きました。


霧の幻想的な風景の中、話しながら・写真を撮りながら・風景に見入りながら、静かに静かに漕ぐ。
ワタシも元はカヌーガイドをやっていた頃もあるので、それなりに漕げるつもりですが、
ガイド仲間の安部くんと一緒に乗って、漕ぐのは彼におまかせ・・・、
ワタシはほとんど漕がずに “お姫様状態” 。失礼しました。
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岸に着いてからは、スノーシューを持参して、歩く。
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目的はこのでっかいカツラの木。
人知れず何百年も鎮座しております。
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(「かのあ」ブログより転用)


間違いなく誰も来ない(来れない)場所にある、立派な木―いい風景です。


季節を変えて、また見てみたいものです。

2012.4.14 16:16

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もう何度、「春がやってきました」的なお話をしたことでしょう・・・。


でも先日の雪を最後に、ホントに春です!


抜けるほどの青空。
鳥もうるさいほど騒がしく。
スキーを滑ってもシャバシャバの気持ちのいい春雪。
木々の冬芽も開いてるし。
眠くもなる。


森の中も春爛漫。
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2012.4.13 15:00

早春のスノーランブラー

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最近は朝方でも氷点下の気温になることもほとんどなく、日中も5℃~10℃くらい。
こうなると、雪は春モードのザラメ雪。


とっても気持ちのいい、滑りやすい雪です。
なので、ゲレンデや冬山を滑るのがとっても楽しい時期なんですが、スキーをしない人には、
「いい加減、雪がなくなればのんびり散歩できるのに~」
って感じかもしれません。


いやいや、今はスノーランブラーには最適な時期!
今日も、「スキーはほとんどやったことない」という方がスノーランブラーにチャレンジ!


春の明るいハルニレ林の中、木々をみて、鳥の声を感じ、写真をとったりしているウチに、
スキー(スノーランブラー)に慣れちゃいます。


だけども、スキーをやったことない人には、森の中の小さな下りでも、
ちょっとした “チャレンジ!”
そんな感覚も楽しさには大事です。


いざ滑りだすと、ゲレンデのように、
「どんどんスピードが増していっちゃって・・・・・・、おぉぉーーー !」
なんてことはありません。
これだけザラメ雪になれば、快適に下りられます。
なんてったって、安全に楽しく・誰でも雪の森を散策できるように、
出来るだけゆっくりと滑っていけることをモットーに作ったスキーですから。
鳥の声を邪魔することなく、静かにゆっくりと滑っていきます。
まぁ、たとえ転んだとしても、楽しいくらい。


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モノクロの森の中の木々や、小さな小さなコケやシダなどの「美」に見入っていたかと思うと、
スキーという「遊び」も楽しみながら、冬の散策でした。


まだ山麓でも1m半ほどの積雪。山では3mオーバー。
4月いっぱいまでは十分楽しめます。(というか、スノーランブラーには最高の時期です!)

2012.4.12 17:11

探せ!

ニセコから離れて海辺の町でフィールドワーク。
ここは雪も少なく、もうササが出ているほど。


そんな地面近くのササで何やら動くものが・・・。
動いている場所を適当に狙って、とりあえずおおまかに・・・、何枚も・・・、適当に・・・撮る!
撮る!
撮る!


すると、そのうちの一枚にヒット。
やっぱりいた。
いるの分かります?↓
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・・・
・・・
・・・
北海道では見る機会の少ない、ジョウビタキのメスでした。
拡大画像↓
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気づくことさえできれば、この時期は、普段見ることが出来ないちょっと変わった鳥に出会えます。

2012.4.10 22:37

裏側

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3月末から鳥の調査のため、ほぼ毎日のようにニセコ界隈を車で流しています。

すると、前方に馬!
刺激しないようにゆっくり走っていくと、友人でした。
ガイド仲間、K2ステーブルの手老くん。
そりゃ、普通に車道を馬で歩いて(?)るのは彼くらいでしょう。


天気がいいのでのんびりお散歩、かと思いきや、そんな悠長なモノではないようで・・・、


道路にある小さな水たまりや、雪の中から出てきたガードレールなど、馬が怖がりまくる要素がたくさん、
らしい。
そんな “外の世界” に慣れさせるための調教中。


お客様に安心・安全に楽しんでもらうために、裏でガイドさんはがんばってます。


K2ステーブル・手老健二氏と圭ちゃん
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2012.4.10 18:27

まだまだ

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テレビでは桜景色をよく見る季節となりましたが、もうお花見しました?
本州では春なんですね~。


ニセコの山の上部では、まだ4m以上の雪がありますが、やっと今日になって春めいた気温になっています。
日中はなんと7℃。ポカポカ陽気で、リフトに乗っていても眠くなるほど。


陽気は春ですが、まだまだスキーの季節!
滑っていると汗をかいてしまうくらいの陽気の中、
滑りやすい春雪が堪能できます。
春の、コーンスノーやフィルムクラストと言われる、とっても気持ちのいい、滑りやすい雪もこの時期!
日や斜面によっては、とってもムズカシイ雪に変貌し、そんな楽しさも味わえます(?)


ニセコはパウダーのイメージが強く、春になると急に人が減るんですが、
ニセコの春山は最高に気持ちがいいんです!
森の中歩くだけでもとっても気持ちがいい!


午前中にスキーを滑って、午後には鳥でも見に森歩き―なんてもいいし、
雪の森をゆっくり歩いてから、海に釣りしにでかけて―なんてもいいですね。
というか、そんな毎日です。


ニセコヒラフのスキー場は、GWまでの営業です。
春山を楽しむならもっと長く楽しめます。
まだまだ!なのです。

2012.4. 7 15:32

「野帳」

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4月だというのに、今日も雪が降ってます。
しかし、春目前!
鳥を見たり、花見たり、樹見たり、こりゃなんだろな?、と思ってみたり、楽しい季節です。


ただ漠然と自然の中を歩きながら、みて・感じるのもよし、
ひたすらカメラに納めて、自己表現を追求するのもよし、
・・・なのですが、そんなふうにしていると、「知的探究心」が芽生えてくるのも当然の流れ。


「もうちょっと突っ込んで、しっかりと覚えたい!」
なんぞ思ってしまい、さらなる楽しさ・ムズカシさへの泥沼地獄にハマっていくのであります。


そこで大事なのは、記録をとること。
記録というとおカタイですが、ただ「書く(メモする)」という行為だけで、記憶に刻まれます。
自然のコトを覚えていきたい!という方は、ぜひメモするクセをつけるといいですよ。


フィールドで使うメモ帳を、この業界、「野帳」などといいます。
(鳥の「野鳥」と音が一緒なので、混乱しちゃいますが)


どんな野帳がいいの?というと、そりゃ人それぞれなのですが、
そんなこと言っちゃー、身も蓋もないもないので、ワタクシ的意見。


・サイズは小さすぎず、大きすぎず。上着のポケットに入るくらい。
・裏写りしない紙質。
・罫線はダメ。
~罫線だと「字はここに書け!」と言われているようで、自由に書きにくい。
スケッチをするときもあるので、方眼がイチバン。
・リングはダメ。
~見開きの両ページにまたいで書きたい時(フィールドの地図など)に使えません。
・表紙や裏表紙にハリがあるもの
~立ったまま書くことがほとんどなので、フニャ っとするとイライラする。


ということで、コレ↓を使っていた頃もあります。
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「コクヨ・文庫本ノート」
その名の通り、文庫本サイズのノート。
紙質も良く、裏写りもしない。
装丁もよくて、ガバッと開いても、ページが外れちゃうようなこともなし!
罫線・方眼・白紙、バリエーション多数。
しかも文庫本サイズなので、過去に使い終わったノートを保管するにも、本棚に並べられる。
いろんな場面で、使いやすいです。


↓こんなふうに開ききっても、まったく問題なし!
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今年はコチラ↓。
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「測量野帳」
コレ、往年の定番野帳なんです。
測量の人や調査員の人、野外でメモする様々な人に長年愛用されています。
サイズ・厚さは、やっぱり丁度いい。
表紙・裏表紙は、とってもハリのある厚紙なので、立ったままでも書きやすい。
大抵の文房具店で扱っており、安い(200円以下)!
シンプル・イズ・ベスト!なのです。


長年いろいろなメモ帳を野帳として使ってみて、この二つに行き着きました。
メモ帳なんて別になんでもいいじゃん・・・、とお思いでしょうが、意外と(かなり)大事。
書くのにストレスがある→面倒になる→メモを取らなくなる→いつまでたっても覚えられない→イヤになる
の連鎖になります。



ストレスというと、書きモノも大事。
鉛筆派という人もいますが、ワタシはシャーペン。


まずは、
・ペン先の作りがいいモノ。
~作りの悪いモノは、立ちながら書くと、芯がボッキボキ折れます。
・出来るだけ大きな消しゴム付き。
~消さないでグジャグジャと線引いて消す、というテもあるのですが、野外でキチンと書かなきゃいけないときは、消しゴムが必要なときもあります。
しかも、キャップの消しゴムはダメ!
間違いなく、キャップがなくなり→消しゴムがなくなる、となります。
グリグリと回して、消しゴムがしおらしく出てくること!
また消えが悪い消しゴムなんぞ、本末転倒!!

・芯は2B以上。
~これは芯を買って、入れれば済むか。


そして、野外で落としても発見できるように、ピンクテープ(標識テープ)を装着!
今まで何本なくしたことか・・・。


で、このシャーペンがイチバン!
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「コクヨ・フィットカーブ」
一年に一度、大人買いしてます。



最後に、どうでもいい用メモ帳。
これは、ほんとにほんとの殴り書き用。
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その名も、「コメモ」。
ちょうど手のひらくらいの小さな小さなメモ帳です。
自分でも解読不能なメモがたくさんあります・・・。



「たかが文房具にどれだけ語るのよ。」
と思ったアナタ。
あなどるなかれ。
見たものや、??と思ったものをちょっとメモしておくだけで、楽しさの世界も広がるのです。

2012.4. 6  3:40

「雁風呂」

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先日しっとりとしたツアーをやったばかりなので、今回はしっとりとした投稿で。



雁(ガン)という鳥をご存知ですか?
日本人にとって、渡り鳥の代表とも言うべき鳥のひとつ。


正確にはマガンという鳥で、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の北極圏で繁殖し、
冬は両大陸南部に渡って越冬します。
日本にも冬の間、中部地方北部や関東地方北部、東北地方、北海道に多く飛来し、
宮城県伊豆沼には数万羽が飛来、一大越冬地となっています。
今時期は越冬したガンたちが、きたる繁殖に向けて北国へ帰る “北帰行” の時期なのです。


「帰る雁」 は春の季語ともなっていて、悲哀をさそう雁の鳴き声からも、古来からこの鳥にまつわる
民話や伝説、詩歌が数多く詠まれてきました。


江戸時代の採薬使(山野の薬草をとる役人)の書物 『採薬使記』 の、蝦夷地(当時の北海道)に
赴いた際の記録に、「雁風呂」という話が書かれています。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
青森津軽の浜では毎年秋になると、北からやってきた雁たちが羽を休めていた。
その雁たちは、木の枝をくわえて津軽海峡を渡ってくる。
木の枝は、海上を渡る時にその木を浮かべて休むための“浮き木”。
しばし休んだ雁たちは、くわえてきた木の枝をその地に残し、さらに南の地へと渡っていく―。


そして次の春、雁の北帰行が始まる。
雁は、秋と同じように津軽の浜で休んだのち、秋に自分たちが残していった木の枝を再びくわえて
北の海へ飛び立っていく。
しかし、浜には必ず多くの木の枝が残されるのだった・・・。
残された木の枝の数は、冬の間に日本で死んだ雁の数を意味する。


土地の人は、その情景を悲しく思い、残された木の枝を拾い集め、風呂を焚き、人々に施した。
そうすることが、北に帰れなかった雁への供養なのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というお話。
江戸・上方両方の落語でも似たような噺(はなし)が語られ、つい数年前には某CMにも取り上げられました。


まことに日本的な、「もののあはれ」的な自然観ですね。




どうやら実態は、青森の地に伝わる伝説・民話、というよりか、江戸や上方の人々が雁の悲哀を
津軽の土地と人柄に重ねて伝えた話のようです。
(落語での噺の舞台は函館になっているくらいですし・・・)


また 本来の鳥の行動としては、渡りの際に木の枝をくわえて飛び、
海上で浮き木にして羽を休めながら渡る―、
なんてこともありません。


だけども、そういうツッコミはナンセンス。




江戸時代には、生き物の殺生を戒め、他人に湯を施すことが徳になる、という仏教思想が強くありました。
そこに、毎年決まってやってくる 「雁の渡り」 という自然情景と、人の優しさや功徳を積む大切さ、
などが組み合わさり、ひとつの話として伝えられました。


身近な自然と、生活や思想が密接につながりあっていた時代です。
現代の私達には、こんなふうに自然を感じ取るのはムズカシイですね。




そろそろニセコにも、マガンがやって来て羽を休め、さらなる北帰行に向かいます。
こんなかつての日本人の感覚に想いを馳せて、自然を眺めてみるのもいいかもしれません。

2012.4. 4 10:17

春の猛吹雪

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いや~、ツアーが昨日で良かった・・・。


本州では昨日が大風だったようですが、ニセコでは今日がピーク。
ウチの周りはいつもの地吹雪、雪景色。


こんな日は内業、内業。
どうしても車の運転をする方は、くれぐれも気をつけて。

2012.4. 3 20:42

ご婦人と

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今日も歩いてました。
札幌から一人で年間何度もニセコに来て頂いて、その度に連絡を下さるお客様。
もう何度目でしょうか、いつもご一緒させてもらっています。


古希を迎えるお客様ですが、自然の風景や動植物の生き方に自身の人生を重ねて、
いつもじっくりと静かに自然に感動なさってます。


ワタシもそんなお客様に合わせて、じっくり、しっとりとしたツアー。
2時間かけて歩いた距離は数百メートルほど。
20代の頃なら絶対に気にも止めない・気付きもしない、という、ちょっとしたことにも、
しみじみと見ながら・感じ入りながら、自然のお話のエッセンスを少しだけ追加。
誰もいない雪の森の中で、静かなしっとりとしたツアーでした。


こんな雰囲気のツアーをするには、ワタシ自身まだまだ若輩ですが、
年齢と体力に合わせた、とても素敵な自然との付き合い方をなさるお客様でした。

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