2018.6.30 21:03
最近のニセコは、毎日どんより空で寒い!
なので、この日はニセコから逃げて近くの低山へいつもの宝探し。
こちらは読み通り晴れ!
ミツバオウレンって、花が終わるとこんな風になるんですね。
少しよじ登ったら…
イワヒゲも残ってた。
いい天気。
ヨツバシオガマ
見慣れぬ葉だな~と思って立ち止まり、しばし考え……ケヨノミでしょうかね。
お宝も見つけたのですが同定中につき、またいつか。
2018.6.30 21:03
最近のニセコは、毎日どんより空で寒い!
なので、この日はニセコから逃げて近くの低山へいつもの宝探し。
こちらは読み通り晴れ!
ミツバオウレンって、花が終わるとこんな風になるんですね。
少しよじ登ったら…
イワヒゲも残ってた。
いい天気。
ヨツバシオガマ
見慣れぬ葉だな~と思って立ち止まり、しばし考え……ケヨノミでしょうかね。
お宝も見つけたのですが同定中につき、またいつか。
2018.6.28 16:49
ニセコの登山道にはいくつかの沼があります。
そんな沼のほとりの道では、雪解け間もないこの時期には水没してしまうことが多く、今日はそんな道の偵察へ。
6月28日現在の状況です。
神仙沼~長沼まではハイキング気分で歩けます。
神仙沼ではチングルマは終盤、ミツバオウレン盛り、ミツガシワが咲き出しています。
(↓神仙沼)
長沼では水量が多くて湖畔に出られません。湖畔でのランチ休憩不可ですよ。
(↓長沼)
長沼からビーナスの丘へ続く縦走路は、例年いつも水没しますが…
長沼入り口を過ぎるとすぐにグチャグチャの道です。最低でもトレッキングシューズ推奨。
途中、何度か水が迫って来ている所がありますが、迂回出来るように笹刈りもされています。
こんな場所を2~3箇所過ぎて、最後の水没ポイントは…やっぱり。
「ホーイ、ホーイ」
と石づたいにジャンプする自信があれば渡れますが、足を踏み外すと膝以上の深さがある場所もありますんでちょっと危険。
静かに足を踏み外しても “靴全濡れ必至” なので、かなりブルーになります。
しかしここにも迂回路があります。
ただし無理やり感のある迂回路ですので、慎重にルートを選んで足を運びましょう。
ということで、“頑張れば” 長沼~ビーナスの丘・シャクナゲ岳方面には行けます。
ただし、(今回は見に行ってませんが)長沼がこの水量だと、シャクナゲ岳より先、新見峠(白樺山)へ向かう途中にあるシャクナゲ沼沿いの登山道はさらに水没しています。
藪こぎをして迂回するか、靴脱ぎジャブジャブ歩きをするか、の選択を迫られることでしょう。
ちなみに五色温泉~大谷地間にある大沼沿いの登山道も、例年水没することが多いのですが、今年はすでに歩けます。ただこちらも、湖畔でランチは今のところ不可です。
(↓大沼)
そんな状況を偵察しつつ、こんな花々を見てました。
サンカヨウ
エゾイチゲ
ベニバナイチゴ
クロツリバナ
フギレオオバキスミレ
オオバタチツボスミレ
コケシノブ
実は、コレを見に行くのが本当の目的だったりして……(笑)
全道的に珍しい、コシノサトメシダ。まだ葉が開ききっていませんでした。
2018.6.27 11:00
今日は雨。朝の早い時間はなかなかの本降りでした。
ツアーや調査仕事だったらこんな天気はとても気を揉むのですが、今日は休み。
しかもニセコ周辺のどこに行っても雨なので、フィールドワークの逃げ場もなし。
心置きなく家にいられます。
こんな日もたまには大歓迎です。
この時期って家にいる時間が極端に短いので、内業仕事をする時間がありません。
今日はパソコンの前でそんな内業仕事に専念してます。
2018.6.26 20:25
先日までずっと本州出張だったので、この日はニセコ周辺をうろちょろして花見。
ヒツジグサ
トキソウも
やっぱり咲いてた。オオフガクスズムシソウ。
セイタカスズムシソウも。
さすがにコケイランは終盤。
別場所ではギンランたくさん。
クゲヌマランもあった。
だけど、イケると思ってたサカネランは終わってた。残念。また来年か…。
2018.6.24 16:32
この日は町の観察会。
といっても、いつものガイドとしてではなく、イチ参加者として参加してました。
こんな写真を撮っている時点で、私の気楽さを物語ってます。
ダケカンバの新緑
さらにこんな写真まで。お気楽ですー(笑)
オオバショリマの芽吹き
解説はガイドさんがしてくれるので私もフンフンと聞きながら、目についた花を写真撮影。
ミヤマスミレ
コミヤマカタバミ
まだシラネアオイが咲いてた。
たくさんチドリ(ハクサンチドリ)
アップもいい
「新種だ!」と思ったら、マイヅルソウの葉の隙間からオクノカンスゲの花が出てました。
マイヅルカンスゲとしておきました。
ツバメオモトに…
アカモノ。
しかし!
尾根に出ると強風。ていうか暴風&突風。
ちょっとマズいほどの風なので、ミヤマアズマギクをちょっと見たらそそくさと下山。
シャッタースピードを上げまくって、やっと撮れた。
観察目的の歩きなので、山頂まで行かなくてもOKなのです。
さらに観察会後は「シダを知りたい」というご要望で、1~2時間ほど公園散策してました。
ここではガイド役?
ここ最近にしては、超のんびり・気楽な一日でした。
2018.6.22 17:22
昨日ニセコに帰ってきました。
出張後は早速、いつも通りのお仕事です。
仕事終わりに、これに会いに行くのも大事な目的のひとつ。
バッチリ咲いてた。エゾチャルメルソウ。
2018.6.20 18:10
相変わらず、こんな所を歩いています。
誰もいない山。
森林管理用の道だけはキチンとあるので(誰も通りませんが)、ヤブ歩きではないだけラッキーな道のり。休憩中です。
だけど調査地は極悪なヤブの中。これでも40度くらいの急斜面で、遅々たる歩みです。
それでも道すがらは、こんな写真ばかり撮っています。
何回この写真を撮っているのだろう…。
アカソとカメバヒキオコシ(タイリンヤマハッカ)が並んでいたので、また撮ってる。
何年か前、北海道で探してやっと花を見たモノ。オオイワカガミがたくさんあった。
これも北海道内では一回しか見たことありません。林道脇に普通にありました。
ヒヨクソウ。
仕事は順調に終わり、もうほぼおしまい。
明後日にはニセコに帰ります。
2018.6.18 17:05
沢を歩けばウワバミ畑が広がるのが本州っぽい風景。
ウワバミソウ。
山村のこんな風景も北海道では見られません。
棚田集落。
そういえば、昨日、宿に戻ったら足から血が。
痛くも何ともないけども、血が止まらず……。
ヒルに食われる、というのも本州っぽい。
去年もヒルの襲撃に会ってるので、すぐに分かりました。
→2017/6/8 Ftreブログ 「ヒルナンデス」
2018.6.16 19:42
カスミザクラは北海道では局所的で、あまり見るサクラではありません。
ここ新潟ではちょくちょくあります。
カスミザクラ。
葉の形が少し似ていますが、キチンと見れば、葉柄の長さや毛の量、鋸歯の感じが違う。
オクチョウジザクラ。
慣れれば違うモノだと気づきますが、条件によって・個体によっては迷うモノもあります。
北海道内にはない、こんな似たものをたくさん見ることも、”目”の訓練にぴったり。
2018.6.14 19:52
昨日は雨がザーザーと降り続く中での仕事だったので、ビショビショの一日。仕事の効率もモチベーションも下がります。
そんな天気が、今日から回復!
となれば、仕事も写真も快調!
だけどもこの時期の森の中は花が少なく、地味です。
そんな地味な写真をどうぞ(笑)
ソヨゴの花。
タムシバは実。
ホナガクマヤナギも地味…
トノサマガエルがいた
北海道ではほとんど見られないけど、本州では普通種です。ノキシノブ。
花の時期に出会いたかった。ナツエビネ。
葉がシックな渋い色なので ”シックイノデ” と勝手に呼んでいます。アイアスカイノデ。
お気に入りの、オオバノイノモトソウ。
仕事のついでにコレを見たかった。ホクリクムヨウラン。
葉をつけないランなので、花期以外では見つけようがありません。
でも、やっぱり地味です。。。
2018.6.12 21:29
一日雨模様でしたが、かっこいいシダに出会えました。
オオバノハチジョウシダ。
明日からは天気も少し回復しそうです。
もう少しキレイな写真などが撮れたらまた、ご紹介しますねー。
2018.6.10 20:47
ごく一部の人に好評な(?)、ワタシの分かりにくい写真。
「サイシン・サイシン」がいた。
(左:スミレサイシン 右:オクエゾサイシン)
「ゼンマイ・ゼンマイ」もいた。
(左奥:ゼンマイ 右手前:ヤマドリゼンマイ)
こんな所を見つけては、「おぉぉー、こりゃ面白い」と……平和です。
この10日間は日帰り調査に講習会・あとはずっとツアーだったので、こんな写真を撮る余裕があるくらい、心に余裕。
これから2週間は…
梅雨のない気持ちの良い陽気の北海道を離れ、梅雨真っ盛りの本州を歩き回ってきます。
2018.6. 8 17:15
雨予報の一日。
それでもワタシ、負けませんよぉー。
雨雲の動きを検討して隙間を探して、いつものように車内会議から始まる朝。
こんな天気だからなおさら誰もいないであろう場所へ行って、
「“美しい自然” を見ながら、歴史やいにしえの人の生活まで想像し、感じよう!」作戦のツアー。
一日歩いても誰にも会わず―、沢にはナルコスゲがたわわに実り、大量のリョウメンシダが美しく葉を広げ、森のなかには鳥の声が溢れ…あるべきモノがあるべき環境にあるべき姿である、美しい自然です。
そんな中、気の知れた4人での楽しい一日散策となりました。
結果的には雨に当たったのは最小限で済み、ニセコに帰れば案の定、本降りの雨でした。
2018.6. 6 16:02
ここ数日、色々な仕事に東奔西走してました。
調査仕事では、クマしか来ないようなこんなヤブの中でランチ。
次の日は他地域でのガイド技術講習会。
学校に講義に行けば一日中野外実習をして、学校近くの森林公園を学生たちと歩き回り―
夜はニセコ羊蹄山岳会の仲間と飲む。
そして今日は、他地域のプロガイドの方々が、研修ということでツアーに申し込んでくれました。
研修目的のツアーなので少し突っ込んだトコロにも触れ、専門用語もたまに飛び交い―、だけどもやっぱり、「自然をみて・知る楽しさ」を感じることが一番です。
そして、それをどう伝えようか、という自然ガイド的なトコロも考えてみたり…。
ガイドさん相手なので、ワタシもすっかりプライベート・フィールドワーク的な散策でした。
鏡沼湿原ではホロムイイチゴが満開でしたよ。
これから6/10までの数日間はツアーの毎日です。
そして来週10日以降は……新潟へ出張仕事となります。
二週間近くの長期出張となるのでツアー対応が出来なくなりますが、お問い合わせやお申込みの対応は可能ですので、ご遠慮なく。
2018.6. 4 17:03
以前「今年からカメラを買い替えた」という報告をつらつらとブログに書きましたが、実際に植物が揃ってきたこの時期、改めて…絶好調です。
学校の講義ではどこにでもあるような身近な植物の写真が必要となることが多く、シロツメクサやセイヨウタンポポなども改めてきちんと撮るようにしているのですが、ヤブニンジンはなかなか撮影難易度高め。
花が小さい上にあっちゃこっちゃを向いていて、茎は細くて背が高いので少しの風でユラユラ…。
「引きで撮って生育環境も写っている上で、その花の識別点を含めて写真を撮る」というのがムズカシイ。私のウデではコンデジで上手く撮れた試しがありません (^_^;)
新しいカメラなら色々とイジれるので思い通り。
ヤブニンジン
そして何より、スゲやイネといった超ゴチャゴチャな写真も撮れるのがウレシイ。
ヒラギシスゲ
今まで上手く撮れた試しがない。
ノミノフスマ
コウボウ
好調です。
2018.6. 1 16:33
半日だけ空き時間があったので、数年前にニセコで見つけた「フタバ・ガーデン」へ偵察。
やっぱり。
コフタバランがたくさん咲いてました。
オクヤマシダがキレイに展開してました。
ニセコの車道の冬期通行止めはすべて解除となって夏と同じように通行出来ますが、山歩きをするにはまだ、所により残雪量多めです。不明瞭な場所もありますので、ご注意を。