2012.7.31 17:19

光と影

全国的に暑い日が続いています。
ニセコでも、「らしくない」ほど暑くなっています。


攻撃的な日差しですが、そんな日差しが作る影はとっても柔らかくキレイ。
シダの細かい姿を写します。
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暗い森の中では、一日のウチに少しだけ降り注ぐスポットライトのような光もキチンと有効活用。
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2012.7.29 21:46

種種雑多

今日はテーマなし!
突発的に撮った写真を雑多にアップしますよぉ~。


只今、ウチの居間の前の畑では、麦がキレイ。
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いつだったか、夕焼けが不思議な色でキレイでした。
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小さな小さなウスベニツメクサ。
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子育て中。イワツバメ。
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こちらは狩りの最中。ミサゴ。
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「ダイアモンド富士」ならぬ、「ダイアモンド羊蹄山」。
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2012.7.28 18:02

長々と失礼、でした

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長期の出張より戻りました!
今回はブナの広がる道南の森で植物調査のお手伝い。


ニセコの山々とはまったく違う環境の―、
北海道だけども本州らしい自然環境の広がる場所での歩きは、とってもよかった~。


ブナの広がる森も北海道では新鮮。
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これだけ長くいると、雨の日にも当然あたるのですが、そんな日もそれなりにいい雰囲気なのです。
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道内でも有数のクマ危険地域なので、ハンターさんまで同行してくれました。
東北の “またぎ” のような、地域の山を知り尽くした方のお話は楽しく、勉強にもなります。
植物ネタだけでなく、こちらでもかなり盛り上がりました(笑)
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分からないもの、初めて見るものも多数で、これから調べるのがタイヘン・・・。

2012.7.18 22:48

カヌーガイドな日

この二日間は、再びカヌーガイドの日。
支笏湖でカヌーツアーを実施している
支笏ガイドハウス「かのあ」
のお手伝い。


コンディションは二日間とも、「これぞベストコンディション!」といった感じ。
天気は晴れ!水面はベタ凪!山も空も美しい!
のです。


水の上の気持ちよさを体感中。
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空のキレイさを体感中。
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魚釣りを体験中?・・・ではなくて・・・
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木の棒の先に、防水デジカメをつけて撮影中。何を撮っていたかというと・・・
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ウグイが産卵のために、たくさん岸に近づいていました。
人の行けない陸へ行けるカヌーならでは、なのです。
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後日、ワタシも水中撮影にチャレンジしたら、こんなでした(笑)
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支笏湖の水は相変わらずのキレイさで・・・
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支笏湖らしさを味わい・・・
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空いた時間はガイド同士でフィールドワーク。
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こんなフィールドでのカヌーツアー、この夏にいかが?
「かのあ」HP


※明日からは、しばらく出張に出ています。
メールなどの返信は出来るだけ早くに対応するよう努力しますが、少々遅れることもあるかもしれません。
夏休み時期に大変申し訳ありませんが、ご了承下さい。

2012.7.15 19:59

子どもたちⅡ

今日は、地元向けの小さな観察会で鳥や足元の花々をじっくり見てました。
この時期になっても鳥だけで20種以上、観察した植物は数知れず。
しかも、森の中ではなく町中の畑脇など、開けた場所での鳥観察なので見やすいこと!


民家周辺でもこれだけの鳥が日常的に見られる、っていいことですね。


そして午後は、後日のツアーの下見がてらプラプラ。
天気がいいと暑い!
鳥のチビたちも水浴び中でした。


足先を水につけて遊んでいるようで・・・
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巣立ち直後のシジュウカラは兄弟(?)で水浴び中。
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そこに、メジロのチビも「おじゃま~」
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見上げると、コサメビタキのチビがポケーッと。
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ほへっ?
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2012.7.14 20:52

残念!

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二日間ほど連休にして、ウチの奥サマと山歩き・・・に行く予定でした。


が、この大雨。
二日間とも山は断念・・・。


札幌だの小樽だのを歩き回って買い物しまくりの、休日。なのでした。

2012.7.11 17:40

「宵待草」

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夏の花のひとつ、メマツヨイグサが咲き出しました。


マツヨイグサ(待宵草)って、植物的には仲間がたくさんいて、
話をしだすととってもウンチクくさくなるので、今回はそこのところは置いといて・・・。
(・・・・・それでも知りたい方は、こちらにムズカシイ解説あり→ウィキペディア


マツヨイグサ(待宵草)は黄色い花。
同じマツヨイグサでも、白花をつける仲間を「月見草」
紅花をつける仲間を「夕化粧」などといって、詩などに好まれました。


このマツヨイグサ(待宵草)、「宵待草(よいまちぐさ)」というとピンと来る方もいらっしゃるかと。
大正浪漫を代表する竹久夢二の詩歌のタイトルです。


(原詩) 
  『遣る瀬ない釣り鐘草の夕の歌が あれあれ風に吹かれて来る
  待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草の心もとなき
  想ふまいとは思へども 我としもなきため涙 今宵は月も出ぬさうな 』


なんの風情もなく言うと、
「自らの失恋を悟り、待ってももう会うことのない女性を思い、悲しむ―」
というような気持ちをうたった詩。


マツヨイグサの仲間は一日花で、夕刻に花を咲かせ、翌朝にはしぼんでしまう花が多く、
そんな儚さから、こんな詩が詠まれたのですね。


そしてその後、この詩に曲がつけられ、一世を風靡しました。
まぁこれも、たいそう情緒溢れる大正浪漫的な曲。


(歌詞)
  『待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ 今宵は月も 出ぬそうな』


年配のお客様と、メマツヨイグサを前にこんなハナシをしながら、この歌を口づさんだら、
「あなた一体いくつなの~?」
と笑われてしまいました。


また、このマツヨイグサは、植物としての繁殖戦略もなかなか面白いものを持っているのですが、
今回は浪漫調にまとめたので、またの機会に。


ちなみに、このマツヨイグサの仲間たちはれっきとした外来種。
植物的には、ここかしこに咲いているのはいかがなモノか、なのですが・・・。

2012.7.10 21:08

子どもたち

今時期は、そこかしこに巣立ち直前・直後の子どもたちがあふれています。


ノビタキ・チビ
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スズメ・チビ
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イワツバメ・チビ
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ショウドウツバメはまだ子育て中
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なんだか分からん・チビ(アカハラかな?)
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探してみて下さいね。かわいいですよー。

2012.7. 9 18:45

「続・鳥見の会」

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ワタシが代表をつとめさせていただいている、「ニセコネイチャーガイドネット」では、
各ガイド会員が、一般会員の方やニセコ近郊の方向けに、
「歳時記ごよみ」という名の小さな観察会(ツアー)を企画しています。


今月はワタシの担当。
春に開催していた「鳥見の会」の続編です。


鳥の観察会というと、森の中の鳥や水鳥などを見ることがほとんどなのですが、
今回はあえて町中の鳥がテーマ。
スズメやカラスやセキレイから、
畑などで見られる鳥、電線に止まっている鳥、家の上空に飛んでいる鳥など・・・。


こんな鳥たちの方が、日常生活で見る機会が多く、鳥と最も接する部分なのではないでしょうか?
じゃ、改めて見てみましょうよー。
とガイド的に勝手に思い込んだ、観察会の企画なのです。


ご近所で、お時間のある方はお気軽にどうぞ。
(ニセコネイチャーガイドネットの会員でない方でも、「非会員」価格で参加可能です)


クリックで拡大

続・鳥見の会

2012.7. 7 20:57

一家でハイキング

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馴染みのお客様ご一家と自然ツアーです。
お父さんの誕生日のお祝い旅行のひとつで来て頂きました。
いやぁ~、親孝行ですな~。頭が下がります・・・。


そのお父さんは足が少々悪く、杖を使用しながらの歩行なので、企画した息子さんは、
コースやコンディションを心配されていましたが、そこはなんのなんの。

プラベートでのツアーだし、楽しめる場所を歩けるペースで、
さらには山岳用サポーターなどもお貸しして痛みを予防しながら、無理なく一日ゆっくり楽しみました。


午後の神仙沼では、晴天の中、涼しい風もあり、なかなかの爽快感。
最年少のお客様、1歳の男の子はすやすや・・・。
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3歳のお姉ちゃんはポカポカに暖まったベンチが気持ちよさそうにポケーッと。
こちらのお父さんは、鳥の声を真剣に聞きながら一心にボーっとしてます(笑)
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帰り道は子どもたちにソフトクリームのご褒美と、甘いもの好きのお父さんにワタシからもささやかに誕生祝い。
ワタシのほうが心暖まるツアーなのでした。

2012.7. 5 22:02

「朴の花」

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葉っぱの展開がすっかり進んだこの時期は、葉を透過する陽光がキレイ。
個人的には特に、ホオノキの透過具合がお好み。
飛騨高山などの郷土料理で有名な、あの「朴葉味噌」の葉っぱです。


モクレン科の樹木で、葉っぱをはじめ、花も実も、普通よりかずいぶん大きい上、
森の中のギャップのような明るい場所を好むので、なかなか目立ち、一種の存在感を示します。


そんなホオノキ、花をキチンと見てみると、ちょっと不思議なコトが・・・花の姿が微妙に違うのです。
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花の中心に円錐状に出ているものは雌しべ。
花は、雌花として機能します。
花が咲いて一日目には、この形で咲きます。
他の花から花粉をつけてやってくる虫を受け入れ、受粉するためのカタチ。


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同じ花を次の日に見てみると、根元の部分が開いてきます。これは雄しべ。
花の機能は、雄花に変化します。
他の花へ花粉を運んでもらうためのカタチ。
二日目~五日目くらいまではこのカタチで咲き、その花は寿命となります。


なんのために、こんな面倒なことを?と思って調べてみると、
ひとつの花の中で、雄しべと雌しべを同時に機能させないことで、
同一の花での受粉(自家受粉)を避けているようです。


同一個体での受粉は正常な種子ができにくく、遺伝子異常が起きやすい。
ウイルスなどに対する抵抗力も下がります。
できれば避けたい。


こんな花の仕組みは、「遺伝子の多様性を維持する」ための、ひとつの戦略なのです。
遺伝子の多様性を維持することは、生物にとって永く繁栄するためにとても大事なこと。
人間も “個性” がたくさんあった方が、健全なのです。




ちなみにこのホオノキ、
一億年ほど前に、広葉樹が地球に出現した初期の姿をとどめている、などと言われます。
これは、
・雄しべや雌しべの一つ一つが、“松かさ” のようにらせん状に並び、葉の形を残していること
・蜜を作らずに、香りで虫を誘うこと
などからも、原始的な広葉樹の特徴がうかがえます。


太古の昔から受け継がれ、一億年を生き延びている繁殖戦略は、当たり前のように今年も行われていました。

2012.7. 4 17:43

季節は進み

今日は半日ツアーで神仙沼へ。
カエデの木は種を作り始め、湿原内にたくさん咲いてたチングルマは終わり綿毛の状態。
その代わり、エゾカンゾウやヒオウギアヤメといった夏の湿原を代表する花が咲きだしています。
季節の移ろいを感じる風景。
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夕方、自宅でPCに向かいながら内業をしていると、外から騒がしい子供の声が・・・。
子供の声といっても、ノビタキの子どもの声。
巣立ちをしたばかりで、まだ飛ぶのもままならず、母さんにおねだりの声でした。
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お父さんはしっかりと周囲を監視。
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鳥の季節も、しっかりと移ろっています。

2012.7. 3 17:19

天気を読んで

一日ネイチャートレッキングをご予約の、山ガール的お二人。
しかし予報では、曇~雨の上、大風。
町では曇り空なのですが、山には低い雲がかかっていて、微妙な雰囲気・・・。


「雨でもOKです!」
と心強いコトを言ってもらえていたので、こちらとしても安心だったのですが、
待ち合わせ前に登山口に立ち寄って下見をしてみると、案の定、
霧で真っ白・視界ナシ!
風が横殴りで、雨も横から!
おかげで気温は12℃ほど。寒い!


ということで、午前・午後に分けて、雲のかからなそうな場所で軽いトレッキング。
自然をじっくり見ながら、会話を楽しみながら、笑いながらのツアーでした。
天気予報がこんなだった分、登る人も少なく、静かなトレッキング。展望もバッチリ。
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お昼をのんびり食べながら、
「どうしましょっかね~」
などと話し合い、午後の部へ。
鏡沼湿原に決定!


神仙沼ほど観光地ではないので、まぁ静か静か。
独り占めなのです。
その上、ワタスゲ満開!絶好調!
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夕方近くには、天気は徐々に回復。
ホテルへお送りするコースを大きく変更し、行けなかった山方面経由で。


登山口から山を眺め、ニセコパノラマラインからの展望を楽しみながらの送迎なのでした。


稜線を歩きながら山頂を目指す!というトレッキングではありませんでしたが、
こんな天気の日はムリをせず、楽しめる場所でゆっくりと、
という柔軟さもアリなんです。

2012.7. 2 21:18

漕ぐ・漕ぐ!

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出張より戻って来ました。
今回は、自然ガイド的な講習会と、カヌーガイド的な講習会。


参加者の方々はプロガイドではありませんが、通常小さな体験活動を提供している方なので、
かなりしっかり目に講習会を実施!
操船技術のバリエーションや、レスキュー技術までみっちり。


きっと皆さん強烈な筋肉痛に襲われているでしょうが、自分たちの技術を向上させ、
より安全に体験を提供できるといいですね。


そんな皆さんの効率良いスキルアップのお手伝い、なのでした。
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