2016.6.23 19:50

歩いていれば

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今日は学校の講義の日。
緑が見れる季節は基本的にいつも野外実習です。


フィールドワークの方法から始まり、標本作成やら記録のとり方―来週はガイディング実習もあるので、今日は学生たちの下見も兼ねて、自由にフィールドワークをしてもらってました。
つまり・・・放置。
「分からないことがあれば、聞いてきなさい」的、実習です。


その間、私もヒマになるので、ひとりフィールドワーク。


時間があるのでじっくりと見ながらブラブラしていると、キクムグラがたくさんありました。
キクムグラって、そうしょっちゅう見るものではないのですが、この場所には多いのですね。再認識でした。
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輪生する葉が4~5枚で、葉腋から伸びる花柄に苞葉があるのが特徴です。
キチンと見ないと他のアカネ科と見間違うかも。


こちらはよく見る、オククルマムグラ。輪生する葉はたいてい6枚になります。
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さらに歩いていると・・・・・・ワニグチソウが咲いてました。
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ワニグチソウは、北海道では局所的にしか分布していないので
「ある所にはあるけど、それ以外では全然見ない」
となり、さらになかなか見かけません。


その上、葉の下に隠れるように花が咲くので、分布している地域で意識して見ていないと見つけられません。
そんなトコロが、さらに “見かけない” 理由のひとつ。


学校の実習で歩いているような所にあるなんて、歩いていれば出会いはあるものです。

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