2018.3.13 15:17

知の探求

自然ツアーでは色々なタイプのお客様が来てくれます。


純粋に自然の情景や美しさ、空気感を感じながら身を置くのが好きな方―。
自然の中でアクティブに体を動かすのが好きな方―。
写真で表現することに一所懸命な方―。
個々の識別・分類が出来るようになることを目指している方―。
さらには、花好き・鳥好き・樹木好き・虫好き・地形好きなどなど……様々です。


自然の楽しみ方には正解・不正解がない、というのが良い所なので、ワタシ自身が様々な見方をし、それぞれの楽しみ方の良さを認識し、お客様が楽しいと感じている部分を ”くすぐりながら” ツアーが出来ればいいな、と常々思っています。
ガイドとしては、そこが難しくもあり楽しくて、腕が試されるトコロなのです。


そしてそんなツアーのためには、今のツアースタイルでしか実現出来ないと思っています。


この日は、超×2・知的好奇心旺盛な方とマンツーマンでのツアー。
疑問に感じる着眼点はガイド講習などで扱う話題以上のことばかりで、昔の自分だったらきっとツアーが出来ないな、と思うほどでした。
今なら、分からないことは「ワタシも分からないっすー」と言えるようになったので、イケますが (^_^;)


ちなみに、話題のひとつを学校の講義ふうに言えば、
『植物の繁殖戦略とその仕組み、それに伴う形態の進化について』
といった所。
自然ツアーで扱うネタではありませんね~(笑)


あまりに難しい話しになるので私も情報量を出来るだけ削って質問に答えると、キチンとその削った部分に気付いて新たな質問を……スゴいっす。自然ガイドでもなかなかいませんよ。


観察しながら話しは深~い部分に及んで、考えてまた観察し、それをキッカケにさらなる深みへとハマる……。
ひとつの自然の楽しみ方であることには、変わりありませんね。となれば、ひとつの自然ツアーのカタチであることに間違いありません。


やっぱりワタシ、ツアースタイルを変えるつもりはありません。
だってワタシも楽しいですから。


あまりに深く見て・考えて・話しているもんだから、すっかり写真を撮るのを忘れました (^_^;)
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