2020.4.30 12:31

新刊のご紹介

先日、自宅に二冊の本が届きました。


『奥入瀬渓流野草ハンドブック』
『奥入瀬diary』
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日本有数の自然景勝地である、青森県奥入瀬渓流の自然本です。
著者は、ネイチャーライター・フォトグラファーであり、当地で自然ガイドとしても活躍していた河井大輔氏。


『奥入瀬渓流野草ハンドブック』は先年刊行された "春~初夏の花" 編の続編で、"初夏~秋の花" を網羅するハンディ図鑑です。
初心者向けとはいえ、歩いていれば目につくであろう花はほぼ網羅されていて、写真もとてもキレイ。
写真との絵合わせだけでも、遊歩道脇に咲く花々の名前を調べることが出来るでしょう。
"春~初夏の花" 編を当ブログの過去投稿でも紹介しているので、そちらもご参考に。

--2019.4.11--
私の今までの経験では、たいていのお客さんとの自然に関する最初の質問は……


『奥入瀬diary』は少し変わった(?)本かもしれません。
奥入瀬の森の写真集のような印象。
しかし写真集といっても、プロカメラマンの撮った芸術作品的な自然写真ともどこか違います。


私自身、花や鳥を見た時に "記録的に" 綺麗な写真を撮ることはある程度のカメラ技術の習練で何とかなりますが、森そのものの美しさの"心象"を写真に表現することはとても難しいと思っています。


それだけに、個々の花々やガイドブック的な自然本はあまたありますが、森そのものの美しさを訴える本はそれほどありません。
そんな、”筆者(ナチュラリスト)の思う奥入瀬の森の美” が写真と文章で表現されています。
しかもそれが一年を通して―日付と時間まで―、付記されています。
「森のフェノロジー」的と言ってもいいでしょう(帯紙には『写真歳時記』と紹介されていました)。


フェノロジーとは…
植物の発芽・開花・落葉など、生物の活動周期と季節との関係を研究する学問。生物季節学。


一度奥入瀬渓流を歩いたことがある人も自宅で改めてこの本を眺め、森の美しさを再認識し、見てみたい森の美しさを求めて再訪問してみるのもいいかもしれません。


私もこの写真から季節感を再認識し、またいつ行こうか妄想しています。


「遊歩道をただ歩いて、大展望を見て、行ったという証拠写真を撮っておしまい」といった分かりやすくキャッチーな自然散策だけではなく、足元のひとつひとつの花を知り、森の美しさに目を向け、自身の感性を育てる―そんな自然散策に最良な本となっています。


なお、販売元の「おいけん」によると―
***
奥入瀬のエコツーリズム振興を図るため、おいけん公式サイトとamazonで5月1日から販売を開始する予定ですので、詳細についてはまた改めてご案内させていただきます。
『奥入瀬diary』2,750円(2,500円+税)
『奥入瀬渓流野草ハンドブック』1,540円(1,400円+税)
***
だそうです。


--5.1 追記--
下記サイトで販売が開始されたようです。
『NPO法人 奥入瀬自然観光資源研究会(おいけん)』ショップ

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