2012.2.27 14:34

「春の声」

最近少しずつ晴天率もあがり、春が徐々に近づいている感のあるニセコです。
今日も穏やかな天気。
ハシブトガラが遠くを見つめながら思いにふけっておりました。
110327%20005.jpg


突然ですが、鳥の声には、とっても大雑把に分けると「さえずり」と「地鳴き」というものがあります。
さえずりは、繁殖期に出す声で、主に求愛やなわばりの主張のための声。
原則的に、オスのみがさえずります。


地鳴きは、繁殖期以外にもだす声。いわゆる通常時の声、なので、オスもメスも出します。


まぁ、女性をお誘いするとき用の声と、雑談用の声を使い分けてるようなモノですね。


ご存知、ウグイスのさえずりは「ホーホケキョ」。つまりこれオス。
だけども、繁殖期以外のオスや、メスはずっと「ジェジェッ」と鳴きます。これが地鳴き。
(ウグイスの地鳴きは、特別に“笹鳴き”といいますが)


森の中では、こんな「さえずり」が、ここ二週間ほどで多く聞かれるようになってきてます。
今年は冬が厳しい年ですが、例年よりも早く聞かれだしているくらい。
まさに、繁殖のための“お誘い”合戦と、オス同士のなわばり争いが勃発中。
さえずりのヌシは、
ハシブトガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、キバシリあたり。

決して珍しい鳥ではありませんが、いつもの鳥たちがいつものようにさえずりだして、季節が進んでおります。
こんなことを感じられることが、意外とウレシイもので。

●コメント一覧
●コメントを投稿

投稿ボタンを押してから、投稿完了までしばらく時間がかかります。
投稿完了後、管理者が承認するまではコメントは表示されません。






自然のおはなし
「新ツアー」
「管理と維持の実状とこれからのひとつのカタチ」
「クズあれこれ」
「キビタキのディスプレイ」
「器用なカケス」
「春?じゃない…はず」
「ゲジゲジシダ顛末記」
「さっぽろ野鳥観察手帖」
「遊歩道のあり方を考える」
「エゾエンゴサク」
「植物から学ぶ」
「“ハマる” 難しさ」
「バイケイソウあれこれ」
「登れない山」
「いつまでたっても」
「巨鳥」
「スギラン」
「ハルニレ林」
「オカダモ」
「キオンとヒトツバハンゴンソウ」
「比べるシリーズ」
「ヒルナンデス」
「嬉しい出来事」
「盛りだくさん」
「ヤブキ用語」
「アライグマ」
「フクジュソウとシャク」
「クマゲラ」
「サクラソウ色々」
「図鑑ネットサービス」
「クマにご注意」
「蚊と色の関係」
「キバナコウリンタンポポ」
「マキノスミレ in北海道」
「水恋鳥」
「カタクリ~実生」
「古道をゆく」
「雪の中の紫外線にご注意!」
「コクマルガラス~声など」
「コクマルガラス」
「カワガラス」
「図鑑のための図鑑」
「ハクチョウとキツネ」
「ニセコのオジロワシ」
「しだまとめ」
「はなまとめ~2」
「はなまとめ~1」
「とりまとめ」
「顔パスで」
「シダ見」
「耳かき草」
「早春の鳥見」
「古道」
「Ftre掲示板開設」
「コガラとハシブトガラ その2」
「コガラとハシブトガラ」
「今年を振り返る~植物編」
「今年を振り返る~動物編」
「黄釣舟」
「サイシンあれこれ」
「黄から紫へ」
「夏の自由研究?」
「予習もおススメ」
「続・ ? 」
「雪の降る夜は・・・」
「虎落笛」
「秋の声」
「ハズカシながら・・・」
「宵待草」
「朴の花」
「魑魅魍魎(ちみもうりょう)の森」
「鳥・撮り」
「道標(みちしるべ)」
「雁風呂」
「雪虫」
「シジュウカラとゴジュウカラ」
「春の声」
「かくありたい」
「写真集2(失敗編)」
「そらとくも」
バックナンバー
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年