
(白樺山から見た目国内岳)
ニセコ連峰の西寄りに、白樺山という隠れた花の名山があります。
森を見ながら歩いてもよし、花見もよし、展望よし、だけど歩き自体はゆっくり歩いても片道1時間半かからず、といった低山ながらもピリリと魅力的な山。
前回までの神仙沼、鏡沼に続き、今度はこちらの今をお届けします。
珍しいわけではないけど、道内どこの山でも見るような花でもなく……ニセコではたくさん見られるアカモノの花。ニセコがひとつのホットスポットだと思っています。個人的に。

ハクサンチドリがたくさん咲いているので、「タクサンチドリだぁー」なんて誰も聞いてくれないオヤジギャグを言いながら歩いてました。
淡いツートンカラーのハクサンチドリ。

もう何十回と登っているのに、イワツツジがあることに気づいていなかった……節穴だらけの目がお恥ずかしい。

白樺山の稜線はハクサンボウフウとゼンテイカのパレード。
ゼンテイカはこれからもっと増えそう。

白樺山でやたらと目につくセリ科植物には、ガイドになったばかりの頃に見分けるのに苦労した思い出があります。
当時、お客さんに「これ、なんですかー?」なんて聞かれると、『それはですねー…、アレですねー…、それがですねー…難しくてよく分からんですよ……』とオドオドしてました(笑)

よくあるハクサンボウフウの、葉がキレキレタイプは ”キレハノハクサンボウフウ” なんて言われるタイプで、さらに混乱させられます。
キチンと見分けたい人は、総苞片と小総苞片を見て花の形や葉を検討し…と、難しい話しになるので割愛!さすがに今は、分からないからじゃありませんよ。
ツアーへどうぞ(笑)今ならお話しできますんで。

もっと葉がキレッキレになると、”エゾノハクサンボウフウ” なんて言われますが、他にもイブキゼリモドキやアマニュウ、シラネニンジンなんかもたくさんあり…ほんとにセリ科は混乱しやすいですね。
美を愛でるだけにして、名前はスルーでいいです。
エゾシオガマ。

おなじみ、コケモモ。

チシマフウロも咲いてます。

カラマツソウはニセコでは少なめな花。

この山は雪がなくなって一番に花見で登ることが多く、今までたいてい6月10~15日あたりに歩いてました。
だけど個人的には、6月下旬の方がシダも展葉しだしていて、花のバリエーションも多く、タケノコ採りの人も少なくなって、花見にいい時期だと再認識。
早い時期に咲くミヤマアズマギクもギリギリ咲いているし…

ミヤマオダマキも残ってました。

マイヅルソウの群落にオクヤマシダがこんなにあるなんて、今まで気づいていなかったし。
オクヤマシダは、ワタシ的な ”美しさ大好きシダ” です。
他にも、個人的な大発見があったけど、フツーはどうでもいい発見なのでまたの機会に。

相変わらず、花見散策・低山歩きにいいお山です。

ニセコの花見散策・三部作でした。