2021.5.30 20:21
写真の整理が追いつかない季節になっているので、ここ数日の花をおひとつ。
コフタバラン。
とても小さい花で目立たず生育地的にもそれなりに珍しいランなのですが、ここ数日で普通の10年分以上見たでしょうか。
ランの花なので ”三姉妹” と言った方がいいのだろうけど、どうしても「トン吉・チン平・カン太」の三兄弟を思い出してしまう、私の想像力の乏しさが悲しい。
2021.5.30 20:21
写真の整理が追いつかない季節になっているので、ここ数日の花をおひとつ。
コフタバラン。
とても小さい花で目立たず生育地的にもそれなりに珍しいランなのですが、ここ数日で普通の10年分以上見たでしょうか。
ランの花なので ”三姉妹” と言った方がいいのだろうけど、どうしても「トン吉・チン平・カン太」の三兄弟を思い出してしまう、私の想像力の乏しさが悲しい。
2021.5.28 19:52
もう10日くらい前ですが……
相変わらず誰もいない。(というか、誰もいないであろう場所に行っているのですが)
せっかくなんで、イスまで出してお昼タイム。
タイミングはバッチリでした。
山に登らずとも、車から10歩で見られるシラネアオイを見に。
この時はちょっと早かったけど、ひっそり感がいい。
2021.5.26 16:49
クルマバソウが満開でした。
こういうテイストの写真って好んで撮らないけど、たまには。
2021.5.24 17:34
歩いていたら、ちょうど行きたい方向に矢印があった。
(ヨブスマソウ)
色が目立つ。
(ルイヨウショウマ)
透過光好きなんで
くるくる
(ヤマドリゼンマイ)
2021.5.22 13:50
この日は地元・ガイド仲間と、地元・羊蹄山麓半月湖周辺の植物調査の日。
鳥の調査は私自身の趣味みたいな感じでずっとやっているけど、山麓の遊歩道の植物がキチンとリストアップされたものは町にはありません。あっても多くが50年近く前の記録ばかり。
そんな部分を少しでも補うべく、昨年夏と秋に ”ニセコ羊蹄山岳会” の有志が集まって植物調査を行ったので、今回はその春季調査分です。
色々な植物が楽しめるのは6月からくらいだけど、春のこの時期だからこそ見られる、というモノもたくさんあるのでそんな植物狙いです。
地元のガイドを始めとする団体(ニセコ羊蹄山岳会)が遊歩道の草刈りなどの管理をしつつ、その道を使って今の自然をキチンと記録する―。
一大観光リゾートとして発展するニセコだからこそ、個人レベルではこんな小さく地道なことをやりたいですね。
(過去ブログ→2020.10.30「管理と維持の実状とこれからのひとつのカタチ」)
調査なので、当然花が咲いているものだけでなく葉っぱだけだろうが樹木だろうが―、シダもイネもスゲも(いわゆる雑草)もすべて見分けて記録していきます。
ここの場所は私自身もツアーやフィールドワークで数え切れないほど歩いているけど、すべての植物を記録するぞ!というシビアな目では歩いていません。
そんなシビアなスイッチを入れて歩いてみるとやっぱり色々と気づくことがあるもので、「こんなのもあったんだね~」という発見があります。
半月湖遊歩道~羊蹄山登山口周辺で、現段階で330種を超える植物が確認出来ています。
あと一回調査があるので、もう少し増えるかな?
地味だけど、地元の今の自然を知る大事な活動です。
クジャクシダが伸びだしています。このタイミングもキレイ。
ヒトリシズカも。
シラネアオイだって。
サンカヨウもいい。
オオバショリマはこのタイミングがキレイ。
2021.5.20 18:02
ヒメオドリコソウの後ろにオドリコソウ。
「ひとつの画角の中にこの二種を入れるには、自分はどこに立てば撮れるだろう?」
なんてことを考えながら、あーだこーだやってました。
平和です。
2021.5.18 15:37
数日前、道内の自然ガイド志望の若者がツアーに来てくれました。
昨年はまずは普通にツアーに参加してくれて、秋には個人的な講習会のご依頼で室内で一日ガイド講習をし、今回は野外で「自然の見方・深め方」をテーマにナチュラリスト講座的ツアー。
自然を読み解くための見方と、自分の目や気づきの深め方―みたいな感じでしょうか。
一見ムズカシそうな感じだけども、通常でご一緒させてもらっているお客様ひとりひとりにも、ツアー内でここの部分を少しずつ観察しながら・楽しみながら触れて歩いている部分です。
ツアーに参加したことある人は、それほどムズカシイ話しじゃないでしょ?(多分)
逆に、ガイドさん相手には講習会ですらそこいらのことを話したことはありません。
ガイド相手であれば普通、「これは〇〇」という知識を共有するだけですんで。
そんな、ガイド相手でも話さない「自然の見方・深め方・そもそも何で個々を観察するのか」みたいな、自然をみる本質的な部分を一日かけて系統立てて意識して実践するって、重いですね……(笑)
しかも正解なのかも分からない ”ヤブキ的持論” ですんで。
それでも頑張る若者たち。勉強熱心です。
私も彼らくらいの年齢の時にこれくらいやっていれば、もっと自然が見られるようになったのでしょうかね。
まぁ、ワタシ的には紆余曲折・右往左往しながらやってきたのが楽しかった、というのもありますが。
「自然が好き」というだけではなく、「プロガイドとして」という目標に向かって頑張って・悩んで・学ぼうとしている人と触れることは、年齢・経験なんて関係なくこちらも刺激をもらえます。
特にここ2年ほどで、そんな人たちが周りに急に増えてくれてありがたい。
ホント、実はこちらが勉強させてもらっています。
2021.5.16 10:52
ここ数日の森の中は、葉の展開が進み、ブヨなどの虫も増えてきました。
この虫の量が鳥の子育てを支えているのだけど、人間にとっては不快感が増してきますね。
さらに葉が開いてくると鳥が見つけづらくなって、「声はすれども姿は見えず」になってきます。
これも鳥にとっては隠れやすくなるので、なおさら子育てを支えているのですが……。
今年は例年よりも早めに、森林内での鳥の最もいい時期が終わりを迎えてきている感じがします。
鳥観察のこれからは、色々な意味でシビアになってきますね。
ということで、ここ10日くらいの「鳥あれこれ」を。
写真の質は問わず、で。
アオジ
ここ数日で見なくなった、マヒワ。
クマゲラ
コサメビタキ
センダイムシクイ
キビタキ
オオルリ
ツツドリ
2021.5.13 19:45
「冬から春…」とか「雪は最後かな?」とか何度も言っているけど、まだ雪の上を歩いてました。
だって天気がいいので、しようがない。
夏は絶対に行けない(ヤブで行きたくない)湿原を見に。
まぁ、雪の季節に来てもただの雪原なんですが。
山と雪と青空がキレイでした。
こんな場所に、家から車で30~40分、そこから歩いて30~40分で行けちゃう。当然のように誰もいない。
ニセコの良さですね。
2021.5.11 13:51
エゾエンゴサク。
in 道端。
東北地方には「ミチノクエンゴサク」という植物がいますが、これは「ミチバタエンゴサク」と名付けておきました。
2021.5. 8 17:07
黄砂なのか花粉なのかどっちもなのか、最近猛烈に目が痒いです。
家に帰ったら洗眼薬で洗って目薬さしてもまだ痒いので、いっそのこと、目玉を高圧洗浄機で洗っちゃいたいくらいです。
さて、当初の予定にはなかったけども、散々歩き回ってハズレだったのでエンレイソウの様子見に方針変更。
やっぱりいい時期でした。
Theエンレイソウの群落。
こちら↓は、”ウスイロエンレイソウ”。
※ちなみに今、ワタシが名付けました。正確にはただのエンレイソウ(の薄色タイプ)です。
数百はあろうかというエンレイソウに混じって、トイシノエンレイソウが50株くらいはいるでしょうか。
ミヤマエンレソウもいます。
探せばヒダカエンレイソウも数株。
こんなのがニセコから一時間程度の場所で、景勝地でもなんでもなく遊歩道もない場所に、人知れず咲いています。
3~4年くらい前に見つけた時には驚きました。
ニセコに帰る途中、ついでにオオバナノエンレイソウの様子見。
こちらはさすがに早かった。あと二週間程度はかかるでしょう。
なので、去年お客さんと歩いた時の写真をどうぞ。
探せばシラオイエンレイソウもあります。
”お客さんと歩いた” と言っても、長靴を履いてヤブを払いながら歩くようなただの林道脇の森の中なんで、やっぱり誰もいない。
今日も家を出て帰るまで誰にも会わずでした。
これだけのエンレイソウ(延齢草)を見たので、寿命が少し延びたかもしれません。
2021.5. 6 16:55
GWも終わり、暖かくなりました。
本日、ワタシ的標本木のサクラも開花。(植栽された桜は数日前から咲いてますが)
こんな時期になると鳥も一気に揃う時期で、本日、キビタキ・オオルリ・エゾムシクイ・ツツドリなんかも初確認でした。
GW終了とともにニセコのスキー場も営業が終了し、身も心も夏モードになりました。
カタクリがいい感じです。蕾の状態のものもたくさんあるのでまだまだ楽しめます。
今はキクザキイチゲが盛り。
アカイタヤの花もきれい。
雪解け水でセンダイムシクイが水浴びしてた。
数年ぶりに、マミチャジナイ。
ワタシ的標本木のエゾヤマザクラ。
2021.5. 5 17:51
私は植物を見て歩いているのが好きですが、とりわけシダ好きです。
10年以上前、ひとつの植物としてのシダの美しさと森の中での存在の美しさに魅せられました。
その後、「じゃ、このシダの名前は何なの?」と違いを見られるようになりたいと思い始めたら、楽しい楽しい泥沼地獄への入り口です。
分かりやすい花は咲いてくれないし、どれを見ても同じに見えるし、調べようと思ってもシダの用語が分からずに図鑑が何を言っているのかすら分からない……。
何より当時の最難関は、”北海道にどんなシダがあるのか” という地域を網羅したような図鑑がなく、”日本のシダ” という日本全国のシダが載っている図鑑を1ページずつめくるしか名前を調べるテはありませんでした。
詳細な見方なんぞよく分からないから、”絵合わせ” で「これだっ!」と思ってよくよく見てみたら「西日本に分布」などと書いてあって、北海道には分布していないシダだと分かる…なんてことは毎度のこと。
数千ページの図鑑を1ページずつめくって見つけられなかったらまたイチからやり直し……もうこれしかないけど、これって結構気持ち悪くなります。
その後、北海道内のシダが網羅されている図鑑を手に入れた時には急に光が差したように分かりやすくアタマが整理され、名前を決めることも段々と出来るようになってきました。
と私の場合はショック療法的にシダを勉強しましたが、普通はおススメしません。
北海道では「北海道の植物」とか「北海道の鳥」など各種図鑑が整理されています。「北海道のシダ」という図鑑も数年前に刊行されました。
これって、とても勉強しやすい環境です。
これがさらに細かい地域に絞られればさらに目を向けやすいですね。
先日「奥入瀬渓流シダハンドブック」という地域的にかなりピンポイントのシダ図鑑が刊行され、自宅に送られてきました。
著者はネイチャーライターであり自然ガイドとしても活躍している河井大輔氏。
私が感動した東北の森に広がるシダの美しさが、多くの写真で堪能できます。
写真を見渡すだけでもいいんじゃないでしょうか。
この図鑑の文章(解説)部分は、識別点などの専門書的詳細は最低限で、奥入瀬渓流での生育環境やそのシダの生態、文化民俗的側面や現地での見た目などが言及されています。
『図鑑が何を言っているのか分からない』という、”植物図鑑あるある” な拒否反応が起きにくいかもしれませんね。
だけども奥入瀬で見られるほとんどのシダが網羅されていて、何度か当地を訪れている私が見ても、「これに載っていないシダはなんだろう?」と考えるくらい網羅されています。
識別のための図鑑ではないので、もっと深みにハマリたい人は専門的な植物図鑑に手を出せばいいでしょう。
そもそも写真が多いので、”絵合わせ” でたいてい何とかなるでしょう。これで分からなかったら、スルーすることも大事。
そんなふうに、ハードルを下げることも大事なんです。
まずは『ここではコレが見られますよ』という整理がなされ、それぞれについての少し細かな情報があるということは、図鑑の大きなの意義のひとつでもあるのです。
またワタシ的には、巻末の「奥入瀬渓流のシダについて」というページもおススメ。
一ページだけですが、シダから見た奥入瀬渓流の環境特性から環境別・エリア別で見られるシダが書かれています。
こういう視点ってとても大事かと思っています。
シダだけでなく、植物だろうが鳥だろうがキノコだろうが、”それ” が見分けられることは間違いなく楽しいことですが、”それだけ” しか見ずに名前決めに終始する―というのはいかがなものかと思います。
個々はあくまで森のイチ要素であり、美しさのイチ要素に過ぎません。
だけれども森全体を形作る個々のイチ要素が分からずに、森全体は見えてきません。
ここでもやっぱり私がいつもいう、 『個と全体をみることの行ったり来たり』 がポイントなんです。
そういう意味でも、奥入瀬渓流の美の大事な要素のひとつであるシダに目を向けてみる、ということは、改めて森全体の美しさに気づけることになるでしょう。
初夏~夏はシダのシーズン。
シダハンドブックを片手に奥入瀬渓流を歩いてみるのはいかがでしょう?
シダマニアガイドの私としては、ここでツアーをやりたいくらいです(笑)
↓こちらから購入出来ます。
NPO法人 奥入瀬自然観光資源研究会
2021.5. 3 6:36
ゴールデンウィークですね。
今年も旅行などは自粛の大型連休となり、寂しい感じですね。
天気も何だか肌寒い毎日が続いてます。
私はというと、数日前から出張仕事。
自車で動いて誰もいない場所を歩いているので感染の心配はほぼないけど、北海道でも心配です。
GW明けにニセコに戻るまではネットもない環境なのでブログ更新もままならず、スマホからとりあえず的な近況報告でした。