2019.5.28 14:18

6月からスタート

先週末は北海道でも各地で30℃を超え、真夏のような気温でした。
ニセコの雪も登山道の一部に残っているくらいで、ほぼなくなってきました。
(まだ一部の道ではぬかるみ多数のところもあります)


6月以降、夏のツアーメニューがスタートします。


ただ6月~6月半ば過ぎまでは、残雪の影響で沢・沼などの水量が多く、所々でぬかるみがひどかったり通過出来ない場所もあるため、お申込み時の状況や内容によって「要相談」での対応となる場合もあります。
お問い合わせ下さい。


さて、今回は鏡沼湿原の今をご紹介。


鏡沼入口。遊歩道から雪はなくなって、通常通り歩ける状態です。
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エゾイチゲが咲いてた。
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ミネザクラ(チシマザクラ)も咲いています。
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コマガタケスグリ
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渡渉部分では、通常は石づたいに渡れますが、今は残雪期の水量増のため足首が完全に埋まる程度まで水がきています。
長靴なら渡れますが、もう少し水が引くのを待つか、違うルートからのアプローチがいいかも。
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湿原内はホロムイイチゴが咲き出し―
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イソツツジも数輪程度が咲き出しています。
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“ホコリ” が付いているようなシダは、ヤマドリゼンマイ。
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駐車場付近や遊歩道沿いの森林内は、これからしばらく山菜採りで少々賑わってしまう時期でもあるので、静かさを取り戻して花と緑が増えてくる6月半ば以降がベストですね。
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2019.5.26 17:32

北海道産スギラン

前回、北海道産シノブの悲しい投稿をしましたが、こちらの着生シダは健在でした。
これも道内ではほぼ見ることが出来ない、北海道産スギラン。
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いつまでもひっそりと、居続けて欲しいものです。

2019.5.24 18:37

北海道産シノブ

道内ではほとんど見ることが出来ないシノブ。樹上の苔などに着生するシダです。
2年がかりで目ぼしい場所を歩きに歩いて、数年前に胆振地方でやっと見つけました。


山奥の大木に着生したシルエットは、独特の美しさがあります。


先日、そのシノブを3年ぶりに再訪。
「天気もいいし、写真を撮りに行こう!」
ということで、誰もいない山奥の林道をひとり歩くと……


シノブが着生していた大木が倒れていました!
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風にやられて倒れたのでしょうか。
倒れた幹を探してみると、乾燥に負けた残骸が…。
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ここにシノブが生育していることは、かつて2人にだけ教えたことがあります。
なので……
ここでシノブが生育していたことを知っている人間は、世の中に3人だけでしょう。
そのシノブが死んでしまったことを知っている人間は、私ひとりでしょう。


何だか寂しいですね。


数年前のスギランに続き(下記ブログ)、貴重な分布の植物がいなくなりました。
自然の営みなので、しようがない。そういうものです。
だけどやっぱり残念だ。


--2017.11.23--
スギランというシダがあります。常緑性で、深山の大木や岩上に着生し、生育適地の本州産スギランは30cm以上の……


在りし日のシノブ(2016年9月24日)
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2019.5.22 17:43

鳥見&花見

札幌からJRで来てくれて、ツアーが終わったらまたJRで帰る。という、私としては大変嬉しいツアー参加のお客様。もう何回一緒に歩いているでしょう。


春が遅いニセコでも、5月20日を過ぎれば木々の葉は開きだして視界を遮り、エゾハルゼミの大きな声が鳥の声を遮り…鳥を見るには終盤の時期になってきてます。


それでもいつものように、おしゃべりしながら誰もいない森を歩き、鳥を見つけては立ち止まり、花を見つけては立ち止まり、春の長閑な散策でした。


観光で行くような自然景勝地ではありませんが、この時期は、こんな春散策の雰囲気が好きです。

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葉が邪魔で鳥の写真がちっとも撮れずに悔しかったので、後日再訪して再チャレンジ。
これがやっと。
キビタキ
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コサメビタキ
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2019.5.20 15:56

今の神仙沼

神仙沼の様子を見に、行ってきました。


駐車場のトイレは、例年6月第一週のニセコ山開きまで使えません。
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入り口だけを見れば、余裕で行けそうな感じ。
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だけど、まだ木道の一部で雪がかぶっています。
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完全に道がなくなる所もあるので、皆さんここいらで引き返してました。
気軽に散策するにはまだかかります。
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しかも、今が一番中途半端な雪の量。
キチンと選ばずに迂闊に足を置くと、雪が抜けますよ。危険があるほどではないですが、少々イラッとくる。
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湿原内は雪はなくなっていますが、当然、木道の整備はまだ。
これも山開きに向けて整備されるかと思うので、もう少し待ちましょう。
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神仙沼
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自己責任で行ったトコロで、植物はまったく始まっていないし、つまらないかも。。。
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探せば、ミズバショウやエゾイチゲがぽつぽつとある程度。
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ということで、「神仙沼ネイチャーハイキング」は6月以降、木道の整備がおおむね済んでからの実施となります。

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