2021.5.18 15:37

自然の見方・深め方

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数日前、道内の自然ガイド志望の若者がツアーに来てくれました。


昨年はまずは普通にツアーに参加してくれて、秋には個人的な講習会のご依頼で室内で一日ガイド講習をし、今回は野外で「自然の見方・深め方」をテーマにナチュラリスト講座的ツアー。
自然を読み解くための見方と、自分の目や気づきの深め方―みたいな感じでしょうか。


一見ムズカシそうな感じだけども、通常でご一緒させてもらっているお客様ひとりひとりにも、ツアー内でここの部分を少しずつ観察しながら・楽しみながら触れて歩いている部分です。
ツアーに参加したことある人は、それほどムズカシイ話しじゃないでしょ?(多分)


逆に、ガイドさん相手には講習会ですらそこいらのことを話したことはありません。
ガイド相手であれば普通、「これは〇〇」という知識を共有するだけですんで。


そんな、ガイド相手でも話さない「自然の見方・深め方・そもそも何で個々を観察するのか」みたいな、自然をみる本質的な部分を一日かけて系統立てて意識して実践するって、重いですね……(笑)
しかも正解なのかも分からない ”ヤブキ的持論” ですんで。
それでも頑張る若者たち。勉強熱心です。
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私も彼らくらいの年齢の時にこれくらいやっていれば、もっと自然が見られるようになったのでしょうかね。
まぁ、ワタシ的には紆余曲折・右往左往しながらやってきたのが楽しかった、というのもありますが。


「自然が好き」というだけではなく、「プロガイドとして」という目標に向かって頑張って・悩んで・学ぼうとしている人と触れることは、年齢・経験なんて関係なくこちらも刺激をもらえます。
特にここ2年ほどで、そんな人たちが周りに急に増えてくれてありがたい。
ホント、実はこちらが勉強させてもらっています。
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2021.5.16 10:52

もう終盤?

ここ数日の森の中は、葉の展開が進み、ブヨなどの虫も増えてきました。
この虫の量が鳥の子育てを支えているのだけど、人間にとっては不快感が増してきますね。


さらに葉が開いてくると鳥が見つけづらくなって、「声はすれども姿は見えず」になってきます。
これも鳥にとっては隠れやすくなるので、なおさら子育てを支えているのですが……。


今年は例年よりも早めに、森林内での鳥の最もいい時期が終わりを迎えてきている感じがします。
鳥観察のこれからは、色々な意味でシビアになってきますね。


ということで、ここ10日くらいの「鳥あれこれ」を。
写真の質は問わず、で。


アオジ
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ここ数日で見なくなった、マヒワ。
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クマゲラ
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コサメビタキ
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センダイムシクイ
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キビタキ
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オオルリ
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ツツドリ
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2021.5.13 19:45

雪を歩く

「冬から春…」とか「雪は最後かな?」とか何度も言っているけど、まだ雪の上を歩いてました。
だって天気がいいので、しようがない。


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夏は絶対に行けない(ヤブで行きたくない)湿原を見に。
まぁ、雪の季節に来てもただの雪原なんですが。
山と雪と青空がキレイでした。
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こんな場所に、家から車で30~40分、そこから歩いて30~40分で行けちゃう。当然のように誰もいない。
ニセコの良さですね。

2021.5.11 13:51

道端で

エゾエンゴサク。
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in 道端。
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東北地方には「ミチノクエンゴサク」という植物がいますが、これは「ミチバタエンゴサク」と名付けておきました。

2021.5. 8 17:07

エンレイソウ詣で

黄砂なのか花粉なのかどっちもなのか、最近猛烈に目が痒いです。
家に帰ったら洗眼薬で洗って目薬さしてもまだ痒いので、いっそのこと、目玉を高圧洗浄機で洗っちゃいたいくらいです。


さて、当初の予定にはなかったけども、散々歩き回ってハズレだったのでエンレイソウの様子見に方針変更。


やっぱりいい時期でした。
Theエンレイソウの群落。
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こちら↓は、”ウスイロエンレイソウ”。
※ちなみに今、ワタシが名付けました。正確にはただのエンレイソウ(の薄色タイプ)です。
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数百はあろうかというエンレイソウに混じって、トイシノエンレイソウが50株くらいはいるでしょうか。
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ミヤマエンレソウもいます。
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探せばヒダカエンレイソウも数株。
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こんなのがニセコから一時間程度の場所で、景勝地でもなんでもなく遊歩道もない場所に、人知れず咲いています。
3~4年くらい前に見つけた時には驚きました。


ニセコに帰る途中、ついでにオオバナノエンレイソウの様子見。
こちらはさすがに早かった。あと二週間程度はかかるでしょう。
なので、去年お客さんと歩いた時の写真をどうぞ。
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探せばシラオイエンレイソウもあります。
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”お客さんと歩いた” と言っても、長靴を履いてヤブを払いながら歩くようなただの林道脇の森の中なんで、やっぱり誰もいない。
今日も家を出て帰るまで誰にも会わずでした。


これだけのエンレイソウ(延齢草)を見たので、寿命が少し延びたかもしれません。

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