2020.2.18 16:33

カラ

「○○カラ」という名の鳥はよく見るけども、小さい上にちょこまかと動き続けるので写真を撮りにくい。
この日は ”カラ揃い踏み” でした。


ハシブトガラ。
本州にいるコガラにそっくりで、北海道固有種。コガラとの野外識別は……ほぼ無理です。
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シジュウカラは背中がキレイ。
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ゴジュウカラ
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ヤマガラはカラフルです。
昔、おみくじを引いていたのはこの鳥です。
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これでコガラが揃えば完璧だったのに。

2020.2.16 16:03

土の上

ニセコから1時間ほど走って、噴火湾沿いの雪の少ないエリアへ。
久しぶりに土の上を歩きながら、のんびりと鳥見です。


ここいらは道内でも暖かな地域ですが、さすがにここでも一時の暖かさから一転して真冬日。
雪が少ない分、氷混じりの道でした。
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ウソがいた。
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アカゲラとヒヨドリが喧嘩中。
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雪が溶けてしまうほどの気温ではありませんが、ニセコはもう少しガンガンと雪が降って欲しい。
春にはまだ早いっス。
今年は雪に追われるような除雪もしてないし、”三日三晩雪” なんてこともない。
それじゃニセコの冬らしくないですもんね。


明日の雪予報に期待です。

2020.2.14  9:14

「春?じゃない…はず」

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2月半ばというのに、昨日の最高気温はプラス9℃!


道路の雪は溶けてベチャベチャ路面。水たまりも多数。
昨日は出張仕事で札幌へ行っていたのですが、道路には雪はなくて快適ドライブ。
ホント、春みたいです。


こんなに雪が少ないと、一般的には
「フクジュソウやカタクリなどの春植物は早く咲くだろうし、いいね~」
なんてこともよく聞きます。
確かに雪解けが早く晴天率が上がってくれば花の開花も早まるのでしょうが、そんな単純な話しだけではないかもしれません。


雪は悪者イメージで語られることが多いのですが、実は雪の恩恵というものもあります。


数十年前に北海道で行われた実験で、常に除雪することでシーズンを通して積雪量を人為的に調整し、積雪量と土壌凍結の関係を調べた研究があります。


それによると―、
シーズンのあいだじゅう15センチに調整された積雪下では、1月中旬には土壌凍結が10センチほどの深さまで達したものの、それ以降の凍結は進まなかった。
さらに積雪量を30センチにすると、シーズン初期に地下数センチが凍結しただけであとは凍結は進まず、しかも2月末までには融解が始まったそうです。


では積雪が0センチの状態ではどうか、というと―、
12月初めから土壌凍結が始まって時間の経過とともに凍結は深くなり、3月上旬に凍結深度はピークを迎えてそれは50センチにも及んだ。
しかもそれが完全に融解するまでには、4月下旬近くまでかかったそうです。


まさに、雪の布団で土壌は守られているわけです。


ニセコみたいな場所では、少ないと言っても1mは常に超えているので土壌凍結という側面での影響はないかと思いますが、通常の積雪量が数十センチ程度の地域では今年はほぼゼロ。
だけども、それなりに寒気が流入する日はあります。


となれば、雪に守られていない土壌は、例年以上に凍結深度が増したり凍結・融解を繰り返していたり……。


こんな冬を生き延びた個体は、少ない残雪の中で暖かな日差しによって早い時期に開花するかもしれませんが、実は人間の気づかない所(地中)で死んでいる埋土種子や越冬個体がいつも以上にたくさんいて、群落としての個体数は減る、なんて可能性はないのかな?
と、個人的に興味深く思っています。


さらには、「雪代(ゆきしろ)」と呼ばれる雪解け水は、数ヶ月の時間をかけて山から山麓へ水を供給し、川の水量を増やして川を洗うとともに、田畑を潤し、農業を支えています。
数日の間で水量が増減するような降雨による増水とは、水の動きが違います。
となれば、農業や河川環境への影響が6月以降に出たりしないのかな?とか…。


あくまでワタシが個人的に思っている想像の話しですが、前例が少ない分、「どういう影響があるのか?」という部分が、コトの善悪を語る以前に興味深いのです。


そして昨日の札幌では……、


そもそも、この「いつもと違う」ということに着目して自然のイレギュラーさを語るためには、過去を ”科学的な数値で” 語れないといけません。
つまり、同じ場所で同じように何年も見続けることで論拠となる知見を積み重ね、今年と比べる必要があります。


『そんな基礎データの蓄積って、ムズカシイよね~。10年・20年レベルじゃないと数字の信頼性も出ないし。しかも、超地味な活動だし(笑)』
『だけどこんなイレギュラーな年にこそ、そんな基礎データを持っているかいないか、の差が出るよね~。ナチュラリストたるもの、そうありたいよね~。でもやっぱり地味だよね~(笑)』
なんて話しで盛り上がってました。


経験則的・短絡的な ”良いとか悪いとかの話し” に終始するわけでなく、啓蒙的な ”こうすべきとか、こうあるべきとかの話し” をするわけでもなく、あくまでまずは自身がどう自然をみて、どう疑問を持ち、判断し、人が納得出来る材料を用意した上で伝える、という仲間との会話に、ある種の心地よさを覚えました。


さすがにこのまま春ってことはないだろうけど、どうなることやら。


(雪の少ない、今の倶知安駅)
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2020.2.11 15:56

雪がいいのに…

昨日まではなかなかの寒さで、マイナス20℃近くまで冷え込んだ朝もあり、久しぶりに厳冬期を感じさせる毎日でした。


滑りに行っても粉雪あり、景色よし、ゲレンデはピシッとしたコンディションで、これもよろし。
雪もようやく少し増えました。やっと、正月くらいの積雪量になったでしょうか。


そんななか歩いていたら、頭上からチリリーと小さな声。
探してみたら…いた。
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キレンジャク
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12月あたりから「今シーズンはレンジャクの当たり年かな?」なんて思っていたけど、鳥仲間からも「よく見るよね」という話しを聞くのできっとそうなんでしょう。
どこに行ってもよく見かけます。


他にも、「ウサギだらけだー」とか「星だー」とか言って、遊んでました。
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せっかくこんなに持ち直してきたのに、明日・明後日は最高気温がプラス8℃の予想!


なんだそりゃ……4月の気温ですよ。


困っちゃいます。

2020.2. 9  9:43

こんなの見た

昨日の投稿は思いつきすぎたので、連続投稿。


冬シーズンの今時期は一年分の写真を見直していて、そりゃ結構な枚数になります。
だけど私、写真を見直すのもひとつの趣味みたいなものになっていて、それはそれで楽しい。
過去を振り返るのが大好きな、内向的な人間なんです。


一方で、「シャッターを切っているのが楽しくて、撮った写真はひたすら溜め込む派。見直すことはしない」という人もいるわけで、楽しみ方は人それぞれで面白いものです。


だけど時間のあるときに見直してみると、ふと「あぁー、今年はこんなものを見ていたんだねー」なんて記憶が蘇ることもあったりして、それもまた勉強にもなります。


先日そんなことをしていたので、あまり深く考えずにたくさんあげときます。かつてここであげた写真も一部ありますが、気にしないで。


春一番のエゾリス
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なんかいい
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ニオイタチツボスミレ
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サカゲイノデ
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居間から羊蹄山
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コサメビタキ
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ナルコスゲ
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ミツバオウレン
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いい雰囲気
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スズムシソウ
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かなりいい
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ホザキシモツケ
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かなりかわいい
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