2018.12.30 16:20

今年もありがとうございました

今年も残すところあと一日。
年末年始にかけても、お客様とご一緒に歩かせてもらっています。
今年一年、ツアーに来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。


今年は色々とありました。


6月~7月は長雨に悩まされ―
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夏には、台風のせいでこんな森が…
(2016年冬)
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こんなに荒れちゃって、冬のツアーではもうここは歩けない…。”荒れた森” を見てみたい人はお連れしますが。
(2018年冬)
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9月には震災の影響で停電。
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そんな暗い話しばかりじゃなく、今年もたくさんのいい出会いがありました。


雪と山(5月ツアーにて)
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ヒメホテイラン(5月 檜山地方)
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花・花(5月ツアーにて)
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花・花・花(7月 後志地方)
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ヒメムヨウラン(7月 上川地方)
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エゾウスユキソウ(7月 釧路地方)
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大雪山(8月 上川地方)
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カリガネソウ(8月 空知地方)
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来たる年が皆様にとって、平穏で良い一年となりますように。
来年もお客様との・自然との、いい出会いを楽しみにしています。
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2018.12.28 16:37

樹姿観察

普通、冬の自然観察で樹木を見る時には、近づいていって「冬芽観察」をするのが一般的なのですが、冬芽って常に近くで(目線の高さで)見られるワケではないので、そうなると「樹皮観察」となるのが普通です。


でもフツーだけでは嫌なワタシは、木に近づく前にその木の全体像を見れば、それなりにアタリがつけられると思っています。これをヤブキ用語で「樹姿(きすがた)観察」といいます。


木の立ち姿って、枝のひとつひとつの分岐の繰り返しで成り立っているものなので、そこに着目すれば特徴が掴めてきます。
ワタシのパソコンには「枝先写真」なる、数々の分かりにくい写真があるくらい。


ダケカンバ
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ミズナラ
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シナノキ
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ハルニレ
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よく見てみれば、枝先を見るだけでこれだけ違いがあるものなんです。


樹木の分枝(ぶんし)の仕方(=枝分かれの仕方)というのにもそれぞれ専門用語があって、キチンとした意味もあり、そこが分かってくるとある程度のグループ分けが出来るのですが、ツアー中にここを詳しく話すと拷問のような解説になっちゃうので、あまり突っ込んで話さないようにしています。
だからいつも、「この木の枝先は、シュシュシューってしてません?」とバカっぽい説明になっちゃいます。


でもここが分かってくると、遥か数十m離れていても「アレは多分○○の木じゃないかな?」とアタリをつけてから近づいて、ゆっくり冬芽や樹皮観察をし、「はぁ~やっぱりね」となる。
この「やっぱりね」の感覚が意外と嬉しかったりもします。ハズレもよくありますが、それもまた楽し。


しかも ”自分にはそう見える・感覚的に分かる” という世界なんで、他人からはまるで悟りを開いているかのようで、一目置かれますよ。多分。


そんなトコロをひたすら見て歩いてました。

2018.12.26 16:07

いつも楽しく

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今回でもう何度目でしょうか。
雪が降るといつも遊びに来てくれます。


滑るのが好きで色々なスキー場にも足を運んでいるそうですが、ニセコでは少し趣向の違う”自然を見て感じる”時間をいつも作ってくれます。
ありがたいですね。


誰も目を向けないトコロをキチンと見て、「おぉぉ~、キレイっすね~。スゴイっすね~。」とお喋りしながら、ゆっくりと冬の森を歩いていました。


スキーや山をガンガン遊ぶのも楽し、キチンと自然を見ながらのゆっくり歩きも楽し、です。
ワタシも楽しかった。
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2018.12.24 16:11

プライベートツアーの良さ

ワタシのツアーでは、「半日でも・ひとりでもご予約が入れば、その後の同日予約は締め切る」というスタイルでずっとやっています。


体をガンガン動かすことが好きな人から、鳥が見たいとか植物が好きだとか、動物が好きだとか写真を撮りたい…などなど、自然の楽しみ方は人それぞれです。
さらには、動植物の名前を知りたいのであれば識別にこだわってみても楽しいし、ただ森の中の空気感を感じて静かに過ごしたいだけ、も良いものです。
プライベートのツアーなら、お客様自身誰に合わせることなく、好きなように時間を使えます。
何か好奇心をくすぐる分からないことがあれば、ガイドが少しお手伝いをする―そんな程度でも時には十分かと思っています。


この日は、穏やかな天気で人にも会わず、静かな森。
初めての北海道で―、初めてのスノーシューツアーで―、自分の好きな生き物観察をしながら……ゆっくりです。
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お茶している間も周囲に気を配っていたら…やっぱりリスが出てきた。
まるでワタシが仕込んだよう。
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こちらは少人数だし、他に歩いている人は誰もいないし、静かに鳥の声に耳を傾けたり動物を探したり…人間側が自然に合わせて”出会い”を探す―。


動植物の名前を覚えるだけの”記憶”ではなく、
『自然を知ろうとして気づこうとすれば、見えてくる情景がある』
という感覚の”記憶”を持ち帰って頂ければ、ワタシ的にはこの上ない喜びです。


帰りは遊びながら笑いながら。良い一日。
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2018.12.22 15:35

無題

今日は暖かい一日。森の中はいつも静か。
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