2018.11.28 10:23

12月以降のこと

せっかく雪が積もった数日間の後、一昨日・昨日とまた暖かくなってました。
ニセコでも道路から雪はなくなり、ニセコから少し離れれば森の中でも土の上を歩けるほどです。


エゾリスが冬布団の準備をしてました。
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さて、例年だと12月10日頃からスノーシューツアーを実施予定なんですが、まだ雪が足りません!
だけど豪雪地帯のニセコ。2~3日の降雪で実施可能なほど一気に増えることもあるのでまだ何とも言えませんが、少し実施開始時期が延びそうな気配もあります。


積雪量に伴うツアー開始時期に関してはここでお伝えしますので、12月上中旬にお申込み予定のお客様は、当ブログをチェックしつつご検討下さい。
ご予約にご面倒をおかけしますが、よろしくお願いします。
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2018.11.26 16:33

「バイケイソウあれこれ」

不定期開催、似たモノシリーズ。


ニセコにもたくさんある、タチギボウシ。
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コバギボウシの変種で葉が大きく、どちらかというと山よりの湿った草原などに生えます。
花色はほとんどが淡紫色などの紫系ですが、稀に白花もあります。
(タチギボウシ白花タイプ)
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葉は大きく、葉の基部は葉柄に流れます。
(タチギボウシ葉)
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こちらはオオバギボウシ。
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葉の基部は心形気味となって、側脈が多めな上、葉脈の彫りが深く見えます。
道内ではタチギボウシよりも平地(低標高)に多く、林道脇や沢の斜面などの崩壊気味な斜面に多いような気がします。しかもただ崩壊しているだけではNGで、ある程度の水分も必要なようです。


またワタシ的には、オオバギボウシはほとんどが白花で他の色はまだ見たことがありません。白花以外のオオバギボウシって道内にあるんだろうか?なんて思っていますが、どうでしょう?
北海道内なら、オオバギボウシとタチギボウシは生育環境と花の色でかなりアタリをつけられるかと思っています。


また、ギボウシの仲間は「うるい」と呼ばれて若芽を山菜として食されますが、よく問題になるのがバイケイソウとの誤食。バイケイソウは有毒ですので注意が必要です。
(バイケイソウ若芽)
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バイケイソウはギボウシの仲間と違って、葉柄がなく茎から直接葉が出ているのが大きな違いですが、これはある程度成長しないと分かりにくいことも多いです。
(バイケイソウ、ちょっと成長)
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若芽の間は葉が巻いているかどうか、というトコロを見るのがいいのですが、手持ちにいい写真がなかったのでこちらをどうぞ。↓
東京都薬用植物園


さらに、以前歩いている時にふと、バイケイソウの若芽とシュロソウの若芽が似ていることにも気づきました。
(シュロソウ若芽)
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(左:シュロソウ 右:バイケイソウ)
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シュロソウの方がシャープな感じで、葉の付き方が一方向に偏る感じがありますが、どっちかよく分からないものも多かったです。
(シュロソウ成長後)
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道内でのシュロソウの分布は道南~胆振・日高地方なので、ここいらを歩くときはアタマにこんな選択肢が上がっていると、分かる人には「やるなっ」と思ってもらえるかも、ですよ。


手持ちのシュロソウの花の写真は、ゴチャゴチャしたモノしかありませんでした…。
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シュロソウに似た黄緑色の花はアオヤギソウなんて言いますが、変種レベルだし、環境的住み分けをしているとも思っていないので、ワタシ的にはあまり気にしていません。
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これら、それぞれの識別点をキチンと覚えるのがイチバンなんですが、最初はそれぞれの識別点を覚えていなくてもいいんです。調べればいい。
そもそも “コレには似ているモノがあるから早合点は注意” ということを知っていることが大事です。植物も鳥もそう。
そこを知らないと、自分の知っているものに当て込んで決めつけてしまい、調べることもなく大きく見誤ります。


まずは「似ていて要注意」いうもの同士を知ることが、『違いの分かるオトコ(オンナ)』になる第一歩なんです。

2018.11.24 16:29

急加速

昨日の朝起きたら一気に冬が来てました。
ワイパーを立てておくのを忘れてた。
ちなみに今朝も、デジャヴかと思うくらい同じ風景。昨日よりも少しヒドかったくらい。


つい先日まで「雪がない!」なんて言っていたのに、昨日・今日で50cmほど積もりました。急過ぎます。
そんななので、今日(11月24日)、ニセコヒラフスキー場はオープンしましたよ。


初除雪。
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今日も3時間ほど運転していましたが、車の運転は急発進・急ブレーキ禁物です。

2018.11.22 16:00

雪化粧

昨日(21日)にはすっかり雪が積もり、町は冬の風景となりました。
これから嫌というほど味わうけども、せっかくのシーズン初なんで近所を散策。


倶知安駅近くの森林公園に行ってみたら、林内は10cmあるかどうかほどの積雪。
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思ったよりも雪が少なくて味気ないので、もうちょっと標高を上げて鏡沼へ。


考えてみたら、12ヶ月の中で11月と12月の鏡沼は行ったことがありません。というか、行く理由もないので誰も行かないでしょう。
隙間好きのワタシはそれだけで行っちゃいます。


ここならやっぱり20cmオーバー。足首が完全に埋まる程度です。
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先行者はキツネくらいで、超・超・静かです。
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湿原入り口に到着すると、
「考えてみたら……山も見えていない湿原に雪が少し積もって、枯れた植物のアタマだけが見えている風景って、畑脇の林縁を見ているのと風景的に大して変わらないかも…」
なんて、興冷めなことに気づいてしまいましたが、そこはグッと気づかないフリです。
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なんだか着いた途端にワッサワサと降り出してきましたが、そこも気づかないフリです。
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記憶を頼りに木道をたどって沼まで行くと、やっぱりキレイでした。
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それにしても、今年のNewカメラ=OM-D E-M5 MarkⅡのコンパクトさと防滴・防塵・耐低温性能はこんな天気でも便利です。余計な気を回さなくて良いのが、いい。
ワタシは、じっくり腰を据えて―よりも、スナップ的な写真の撮り方なので、カメラケースに入れずに丸出しで歩いていることが多いけれど、まったく問題なし。この日も結構ビショビショになりました(笑)
夏シーズンはかなりハードに使っていましたが、ノートラブルです。(とはいえ、ケアをしっかりして、防滴性能に過信は禁物です)


常緑のイソツツジが秋以降に傘を閉じたようになるのは、雪への適応なのかな?なんてことを実感。
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冬です。

2018.11.20 17:01

やってきた

昨晩~今日にかけて、町(平地)での初雪となりました。
朝9時を過ぎても0℃~1℃程度で、この時期のこの気温はずいぶんと寒く感じるので、逃げるように噴火湾方面へ。


こっちならば8℃程度まで気温が上がって晴れ!の予報だったので、油断しまくりの服装で行ったら意外と寒い…。
歩いている人なんて、当然いない。


それでもいつものように歩いて探して…特にコレといった収穫があったわけではありませんが、歩かないよりは歩いている方がいい。


サワシバ
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ナンテンハギ
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寒いといっても、写真を撮って遊んだりする余裕はあります。
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帰り道、羊蹄山麓に近づいた途端に雪!
数枚の雪の写真を撮っているだけで手が辛くて……さっさと車に退散です。
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やってきましたね。

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